当初行く予定じゃなかった天津は思いのほかステキな町でした。
リーユエカプセルホテル(留阅胶囊酒店)
旅之九日目。本来はこの日の夜は寝台車でだったのですが、当初予定した電車が取れなかったばかりでなく、
他に丁度よさそうな寝台車もなかったので、ここは目的地を変更して山海関には行かず😢天津に行くことにしました。
したがってホテルについても短時間しか過ごさないから安宿で問題ないなぁと思ってここを予約したのが大正解でした。
リーユエカプセルホテルは地下鉄3号線の津湾広場から徒歩3分の所にあります。空港から大体40分位で到着します。(天津の空港はあまり離れていないのですごく助かる)
この辺は殆ど古い建物がそのまま残っていて、例にもれずここも改装してカプセルホテルになっています。
カプセルホテルの方は1泊100元≒(1700円弱)と激安。今回は個室でも大体20元くらいだったので個室に泊まりました。
個室はこんな感じ。
アニメのテイスト?(笑)
部屋にある置物の数々(笑)スラムダンクとか
ワンピースとか
ガウン?はアニメのコスチュームとか(笑)
バスルーム。バスタブあります。ですがあんまりキレイそうじゃなかったのでシャワーで済ませました。多分誰も利用しないんだろうなぁ~
特筆すべきは、パブリックスペースの広さとモダンさと居心地の良さ!
ここ中国??って思う位おしゃれです。
有料ですがちゃんとした洗濯機もあり。
床が汚れるからここで靴を脱いで預けるシステム
共用のトイレ
共用部分の2Fから階下を見下ろす。
個人的なホテルの評価
場所=10点、どこへ行くにも地下鉄ですぐ。歩いてもすぐですが。私は今回利用しませんでしたが朝食ということになるとすぐ近くに美味しいお店があるとのこと(スタッフの情報)また、駅からここへ来る途中にコンビニもあります。
設備=10点 この位整っていれば問題ないでしょう。共用部分も広いので仮にお部屋が狭くても十分リラックスできます。
料金=10点 大都市としては安いと思います。
Wi-Fi=9点 というのも当初頂いたIDとパスワードだと殆ど接続不可だったので、スタッフ専用のを教えてもらいました。部屋によっては弱いのかなと思います。
スタッフ=10点 フツ―が英語が話せる人がいます。他の人も話せなくても大体は理解しているようだしみなとても親切です。
部屋=9点。広さもベッドの寝心地も問題ないのだけれど、唯一予約サイトでは“窓アリ”とのことだったのですが窓って全く開かないただの飾りだったので。
別に宣伝してくれと頼まれたわけではありませんが(笑)今回は本当に非の打ち所がない安宿だったと思います(^^♪
行先をいじって、結果オーライだった
さて夜遅くに着いて翌日午後の電車に乗るまでちょっと観光をします。
いやはや、租界の町として有名な町ではありますが、これほど往時の建物が残っているとは超驚き(⦿_⦿)
租界と言えば上海が有名ですが、多分それ以上に昔の建物がそのまんま。
通交している人と看板が無ければ本当にヨーロッパのようです!
電動式のmobike。私のみならず、人民も乗るべく試してみたのですがフツ―のアプリでは乗れないようでした。
中国ってこんな風に植え込みがすごくきれいに手入れされている気がする。
昔の銀行
大きなビルじゃなくてもこういったちょっとした建物も大切に修復されてそのまま利用されている。(たまに放置されている物件やそのままガラスが割れているのに使われているようなケースも散見されますが、、、、)
当初泊まろうと思っていたホテル。ここにしても大して料金は変わらなかったが。
その隣の漢庭飯店。これも古い建物。
中国瓷房子博物館。他の人のブログでも言及されていたが、なぜか中国人に大人気の場所。朝から入場する人の列ができている。陶器の博物館なのだそう。問題にならない程度に“ガウディ風”(-_-;)
営業時間:9:00-18:00
年中無休で入場料は50元とのこと(安くはないw)
張学良の故居
張学良とは張作霖(奉天軍閥の指導者。旧関東軍によって爆殺される)のご子息。
国家元首であった国民党の蒋介石を拉致監禁して、西安事変を起こす。
そのせいで、国民党はあと一歩で共産勢力を壊滅させることに失敗、共産軍との同盟、すなわち国共合作なり蒋介石は後に台湾へ逃れざるを得ませんでした。
つまりある意味現代の中国では英雄とも思われる人なのです。
もちろん中は見れませんが和平区机动车停车管理办公室という政府機関の建物。これなんかすごく保存状態が良い。
あれれ?な感じの洋品店。
こういった一般の住居にも風情あり。
向こうに見えるのは多分故意にこの町にマッチするようにデザインされた高層ビル
多分天津一の繁華街。まっすぐ行くとフランス租界。遠くに西开教堂 (St Joseph Catheral)が見えます。
本当にこの時代の建物が好きな人には堪らない。
今回サラっと歩いてみたけれど他にもイタリア租界や五大道というステキな地区もあるらしく、これはいつか再訪せねば!と思いました。