どこへでも行く

アラ還の一人旅のつれづれ、行き方や食べたものなど。それ以外に好きなスポーツのことなど。因みにこのアイコンはカンクンのセノーテで水中から上を見上げているところ。それと記事の背景の幾何学模様はインドの階段井戸、チャンドバオリです。

ドーハで一泊 One Night In Doha

2024年ワンワールドの世界一周中です。

ですが一度に世界を回るのではなくて、

西周りに途中で日本に帰ってはまた再開を4回繰り返します。

今はその二回目、つまり世界一周のチケットに関しては、いったん東京から始まった旅をニューデリーでストップしていったん帰国、その数か月後日本からデリーまで行ってそこから世界一周の続き。デリー~ドーハまで来てここで一泊します。

 

ドーハのラマダ Ramada by Wyndham Doha Old Town

この時私はドーハに一泊したのだが、当初の予定ではルールに精通してなくて、DEL-DOH DOH-AMMのトランジットを間抜けなことにたった2時間だけにしていた。しかしデリーからドーハで取っていたカタール航空の便の出発時間が遅くなったり、日本からデリーまで行ける曜日が限られていたり(これが逆オープンジョーのデメリットかと。)などの事情がありまして、では、とうことでドーハからアンマンは24時間以上ドーハに滞在する便に変更した。

 

私は一貫性がないようだが、時々立派なホテルに泊まるし、たま~にドミにも泊まる。

で、ここは自分としてはかなり立派な方。日本では知名度が低いですが、一応ちゃんとしたホテルチェーンだし四つ星。

ラマダは、ウィンダムホテルズ&リゾーツが所有するアメリカの大手多国籍ホテルチェーンです。2022年12月31日現在、ラマダブランドで63か国に851軒のホテル、120,344室を運営しています。  Wikipediaより引用

 

ドーハでカタール航空のトランジットなら無料でトランジットホテルが取れるのでは?と思われる方も多いと思いますが、カタール航空単体の予約ではないので対象にならないと思い(多分正しい)、あらかじめホテルを取りました。なんやかんやとトランジットでしか来たことないから観光してみたいというのもあり。

 

だけどなぜこのホテルを選んだのかというと、booking.comでなぜか異常に安い価格で探せたから。

それともちろん評価が良いこと、付帯施設が整っていること、空港からそんなに遠くないオールドタウンにあることなどなど。

一泊朝食付きで6500円位だった。信じられないくらい安い。通常価格の半額位。ファイナルセールで予約したとかじゃなくて結構早い段階で予約している。

 

まぁフツーに客室は広い、天井も高い。

 

ちゃんと浴槽もある。

 

こういうワードローブも、例えば安ホテルだとセーフティボックスが壊れていたりとか

細部が雑な造りだったりとかするけれど、さすがにちゃんとしたホテルはちゃんとしている。バスローブすらある。自分が普段泊まるのは変な部屋とか汚い部屋や小さい部屋が圧倒的に多いので、本当に感動する。

 

チェックインの際このようなドリンククーポンも貰った。

ホテルの1階の一角がスタバになっている。

 

付帯施設についてですが、

大きくはないがプールあり

そしてちゃんとしたジムがあり。

残念なことに、この日の気温は日中30℃こえているのだが曇天で、このブールに関しては高い建物の陰で日中そもそも日があたることはないせいか水温が冷たすぎて泳ぐどころの話でなかった、残念。

その分ジムを大いに活用した。

 

慣れ親しんだ味のレストランを発見!

夜は外で食べたのだが、ホテルの近くに何度も行ってなじみのある味のフィリピン料理の店を発見したのでそこで食べた。

この日のホテルもそうだが、カタールは今のところUAEまでは物価が高くない印象だがもちろんこの店はカタール人をターゲットにしているわけでなくて、フィリピンからの出稼ぎ労働者向けと思う。ドーハはまだドバイのように、安いものを食べたければ労働者の多い地域に行かなくても普通にリーズナブルなお店が旧市街にあるので助かる。進化中だし街の規模が大きくないので階層ごとのすみ分けがまだないのかな?

Boracay Restaurant

ボラカイはフィリピン中部にあるリゾートアイランド。おそらくオーナーはそこの出身か。

 

嬉しいことにビュッフェ。

 

シニガン(ちょっと酸味があるスープ)もあり。行った時間が遅かったせいか、セブで食べたのと違って具があんまり入っていなかったけれど確かにセブで食べたあの味。

 

価格も日によって35〜37カタールリヤル(1400〜1500円)と、破格。

なんなら日本で食べるビュッフェよりも安いという(笑)

 

夜のドーハをほっつき歩く

ちょっとレンズが汚かったんですが、、、オードシティの夜の様子。

 

これは何?と思いきや、Abdullah Bin Zaid Al Mahmoud Islamic Cultural Center

というカルチャーセンター的な建物らしい。

 

イスラム美術館の前からの夜景。

 


www.youtube.com

 

ホテルのプールは水が冷たくて入れなかったけれど、この時気温は夜でも30度くらい。しかも蒸し暑い。因みに治安という面では、夜間女一人で出歩くのはまったく安全(しかし現地の人には、そもそも女が一人で出歩く習慣がないので時々奇異の目で見られる)。おそらくこういった発展したイスラム教の国は旅行者は感じないだけだけれど相当刑罰も厳しいのでスリとかのような犯罪に遭うのは少ないと思う。

それと、まぁ当たり前のことだが、イスラムの教義では未婚の女性はそもそも家族以外の男性と一緒にいてはいけないので、出歩いてるのは家族連れか男同士だけなので、それもそれですごく不思議な感じ。この宗教上徹底しているかどうかが国によってまちまちでそれもそれで面白い。

 

 

イスラムの国はやたら猫が多い。だけどこの猫体の割に頭部が小さすぎる。

なんかバランスが悪い。

 

ホテルの外観。

 

砂漠の町の発展の光と影

窓から外を見るとこんな感じ。

2年前のワールドカップ開催の前からここカタールは建設ラッシュで今も新しい建物や道路が絶え間なく建設中。

当時もそのスタジアムの突貫工事のせいで外国人労働者が建設現場の事故で命を落としたというようなニュースをみたけれど、その話を思いだしました。

ドーハも、その後8月に行ったサウジもそんな感じなんだけれど、外国人労働者が多くて(男性はガテン系、女性はお手伝いさん的な仕事)現地人で実際の工事に携わっている人はまずいなくて、ほとんどがインドやパキやバングラや東南アジアからの出稼ぎ労働者の手による。そして、労働者はおそらくこのような掘立小屋(失礼)で寝起きしている。

今、日本でも単純労働や肉体労働に従事する日本人は減少傾向で、そのため海外からの安価な労働力に頼らざるを得ない。

もちろん日本のほうが明らかに福利厚生面や人権への配慮など良いと思うが、やってることは同じ。今回旅に出てプラスだったこともいっぱいあるけれど、(一口にそれがマイナスとは言えないけれど)この世の不条理とか矛盾とか、国ガチャとか宗教のこととか、すごく意識する旅でもあった。