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インドの洗礼、それも強烈なやつ

2024年、ワンワールド世界一周のアジア編です。

旅の16日目、インドにいます。

インド南西部のグジャラート州を回って階段井戸巡りをしています。

www.anywhereigo.net

グジャラート州のパタンを後にして、電車でアフマダーバードへ。

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インドの洗礼という言葉をご存知でしょうか?

それは、別に何か宗教儀式や宗教的な行事に関するものではなくて、

単にインドで何かを食べて食あたりしておなかを壊すことです。

なにしろ気候が違うし衛生環境がよくないので、おなかを壊す人が多いのですよね。

私は今回通算三度目にインドに滞在しているんですが、

1回目はごく短期なので何もなく、2回目は帰国後ちょっとおなかを壊したという歴史がある。

で、今回はというと、昔に比べて腸の働きが老化傾向にあり、活動が弱まっていましてむしろ出ない方に変わっているので、おなか壊す程度はそれほど深刻じゃないよね~という考えが根底にあって、

平気で生野菜のサラダをオーダーしたり、ストリートフード(しかもジュースとか)には手を出すし、ありえないのはデリーのバドの会場で、洗っていないリンゴを皮ごと食べるとか(でもこれは日数経っているので今回の健康被害の原因ではなさそう)まぁここがインドだということを食生活の点においてはあたかも忘れたようなふるまいをしてしまっている。

と、パタンからアフマダーバードへの電車に乗ったころから体調に異変を感じています。

高熱ではないが明らかに発熱があって、ひどい倦怠感と腹痛、悪心があります。こりゃあ突然風邪ひいたのかしらと思うのもつかの間、電車の中で突然激しい嘔気を感じそのままトイレ直行

もどしてしまいました(>_<)

そしてアフマダーバード駅。絶不調にて早くホテルへ行って横になりたいと思っているところ。

電車を降りた瞬間、この駅はかなりの乗降客がいて混沌しているのだが、私が今しがた降りたホームから駅舎というか外に出るには跨線橋を通っていかねばならず、健康な普段の自分ならこのぶっ壊れて重いカバンをどうにか持って持てなくもないのだが、

よっぽど具合悪いのが顔に出ていたのだろう😓、顔に"誰か荷物もってくれませんか?"と書いてあったのだろう😔、いきなり赤いシャツを着た男が現れて、私の手から荷物を取ってスイスイと人をかき分け進んでいく(頼んでもいないのに)。

あ~、たしかインドの駅にはポーターがいて赤い服を着ていると何かで読んだことあるよな、と思いつつ重い荷物を持たなくていいことに安堵しています。と同時に手回しの良さになんとなく不信感を抱いています。(なのでこうやって写真を撮っていた)

そして跨線橋をわたり駅舎を出てuber経由でリクシャーを探そうとすると代金をよこせと。まぁタダでとは言わないがそれほど高くないだろうと思って"いくらですか?"と聞くと、500INR(1000円弱)であると。はぁ?ってなりました、せいぜい50ルピーくらいと思っていたので。

ちなみに500ルピーあればカレーが5−6杯食べれます。リクシャーなら余裕で10キロくらい走ってくれます。

なので、なんでそんなに高いのかあらかじめ料金が分かっていたらお願いしなかったのに、などなど苦情を述べます。

いや、1000円が惜しい気持ちもあるけれど、それ以前にどう考えてもそれが適正価格ではないのでその金額では払いたくないという気分。

そしてこちらがカッカしていると、最後にはそのポーターの仲間の赤いシャツ来た人やリクシャの運転手が集まって、そのポーターに加担してさんざ私に支払わせようとしています。

もう最後には根負けして、面倒くさいから1000ルピー払いましたが。

 このポーターの詐欺、インド界隈では割と有名らしいので気を付けましょう。まあ諦めきれる金額なので赦します😔

で、インドの洗礼ですが。

這々の体でホテルへ到着。

時間はもう9時過ぎで、全く食欲はないのですが、水分は、摂りたい気分。例えば、ポカリスエットとかOS1があれば最高なのに、、、

で、なんとか歩いていける大通りまで行って、水を買うとともにちゃんとした店構えのジュースバーを発見したのでジュースを店頭で飲んで、もう一つ持ち帰りしました。

だけど熱は上がってくるし、何度も何度もトイレへ行くし、さっき飲んだジュースもまたもどすし、、、

ジュースを飲んでカリウム摂って少しは電解質補正したいんだけど、もう電解質が滅茶苦茶。日本国内でも未だかつてかかったこともない脱水状態です。唇までパサパサだし。

これはおなかを壊すなんて生易しいものじゃなくて

ガチの食中毒にかかっていると思います。

 

ホテルの部屋。

ここはバスルーム共用なんだけど、1フロア(4室くらい)に1つのバスルームで、且つたまたま自分しか宿泊客がいなかったしトイレから近い部屋だったからよかったようなものの、もう少しこの悲惨な状態が続いたらトイレ付きの部屋に変えてもらいたいと横になりながら考えていました。

 

あくる日の朝食。

体調悪くてスイカのジュースとスープ(優しい味だった)とチャイ2杯しか食べれず。

トースト一枚すら食べれない。

朝食を食べてまた横になります。

一応ここアフマダーバードには3泊します。

電車や飛行機の予約をすべて終えた段階で、ここに無駄に3泊する必要ないかな?と

ちょっと後悔したのですが、こうやって丸一日寝込むことを考えたら

やはり3泊で良かったらしい。

 

日中ひたすら寝て体力がやや回復、ちょっと食欲がわいてきました。

しかし、、、どう考えてもカレーは食べたくなくて(>_<)

食べるならやはり日本料理、なかったら中韓、あるいは食べなれた東南アジアのもの。

しかし、このアフマダーバードという町はとても広くて(人口は同国7位、面積も七位505 km2)、日本料理店をググってみたもののホテルから優に一時間かかりそうで💦

あきらめて探しに探してアジア料理の店、Lollo Rosso

地図で20分くらいとのことだが結局30分くらいかかって到着。

googleの評価で4.4 一応高級な部類らしい。

 

高級な水(笑)ちゃんとガラスボトルに入っている。

125INR(220円位)とかインドとしては高い。

 

フォーがあったのでオーダーしました。

八角とシナモンが入っているのはちょっと違う気がするけど、染みる。トッピングはセロリ、にんじん、パクチー玉ねぎ、なにかしら長ネギみたいの。

 

翌朝の朝食。やっとフツーに食べれるようになりました。

しかし結局のところ症状から感染した時間を類推して、

結局感染源が何であったかよくわかりませんでした。動物には一切触っていないし、蚊に刺されていないので、人畜感染症や蚊を媒介した感染症ではなさそうです。

おそらく食べ物が原因とは思えるのですが。

不衛生な食べ物のみならず、疲労がたまって免疫力が低下していたのも感染症にり患した理由かな?とも思えます。

 因みにニューデリーで会った日本からの旅行者は、食あたりを見越してかかりつけから薬を処方してもらったと言っていました。そのような予防も有効だと思います。

まぁ、今更ですが、その後食べ物に慎重になったのはやむを得ないと思います。