ワンワールドのビジネスクラスで世界一周の旅行記です。
ですが、一度に世界を回るのではなくて、西周りに途中で日本に帰ってはまた再開を4回繰り返します。今回はその2回目の中東アフリカ篇です。
一人で世界遺産ワディラムに行きたい!
人のブログを読んでも、さっぱりその辺のナゾが解けなくてすごく悩んだ件。なので、同じ問題で悩んでいる人がここを見つけてくれれば、、、と願っています。
ワディラムへの行き方ですが、
個人旅行だとアンマンから鬼高いツアーに乗っかるか、バスで行くか車で行くのが一般的。
場所で言うとこんなかんじ。アンマンからペトラ遺跡を通り越してさらに南下する感じ。
前の記事で書いた通り、個人だとJETT BUSを使う感じになるんですが、
アンマン~ワディラムは一日一本しかない。
しかし、アンマン~アカバ(地図上一番下の赤い丸で囲んだところ。紅海に面したヨルダンでただ一つ海に面した町。ヨルダン軍の重要な拠点であり、ウォータースポーツなどの観光地としても有名)のバスは毎日数本あるので(7:00 , 9:30 , 14:00 , 18:00 , 21:00)、一度そこに行ってしまってから、ワディラムへ行くという行き方もあるらしいのだが、今回アカバへは行かないことになったのでそのルートは却下。
ところでワディラムに何があるのか?ですが、ここは"ワディラム保護地区"として世界遺産に登録されていて、砂漠の中に砂岩と花崗岩でできた岩山が点在し、ひときわすぐれた自然美及び美的な景観を見ることができる。私は“世界中でそこにしかない景色”が見たい方なので、ここは外せない。個人的にペトラ遺跡よりも期待値は高い。
また、その雄大で荒涼とした独特の景観から多くの映画のロケ地になっている。
有名どころではアラビアのロレンス、それ以外だとスターウォーズやオデッセイなど。
名画アラビアのロレンスはともかく、近年は仮想地球外惑星というところでしょうか。
現地ツアーはとにかく高い
海外のどこへ行っても感じるのですが、
人のブログを見て参考にしようと思っても、現地のホテルや食べ物や交通機関、特に観光に関わる入場料の金額については、まったくコロナ以前の情報は役に立たないということ。
それと円安のダブルパンチで、2024年一年間の感じでは価格がすべて2倍、場所によっては3倍はする印象。
もちろん中東とはいえオイルマネー金満国家よりも比較的物価が安いヨルダンでも同様。
ツアー会社に丸投げすれば、首都アンマンから簡単に行ける。
たとえば、Get Your Guideで探してみると、
3泊4日でアンマン近郊、死海、ペトラ、ワディラム宿泊料込みで
¥ 158,825 ただし入場料など別(ペトラ遺跡の入場料だけで約一万円)なので、全部込にすると軽く20万は超えそう。
1泊2日で全部網羅されているツアーだと
一人で7万円強だけど、二人で76000円とか(笑)一人参加はとにかく不経済💧
もちろんこれに入場料など払うと最低でも10万円はするのかな、、、
しかし、アンマンからだと一人でツアーに乗っかるのはかなり高額だし(ツアー自体2人以上催行が多いというのが現状)、死海はまだしも他の2箇所はどこにどのくらい時間を割けばよいのか全く見当つかなくて、こういった最短時間で回るプランが最適解とはとても思えないので却下。ほんとにこのへんが一人旅のつらいところ😢
まあ、金額が高くてもいいのなら、探せばいくらでもあるということ。
今度は視点を変えて、ワディラムまでバスで行ってそこからツアーに参加する方法を考える。
この場合ほとんど朝からツアーが始まる。あるいは夕方(サンセットツアー)がある。夕方からの方ですが、こちらは大自然の落日を眺める感じで、岩山をみたり歩き回るよりロマンチックな雰囲気を楽しむのがメイン。JETTバスで到着してちょうどよい時間のツアーは皆無。あるとすればプライベートツアー。となると、せっかく安価でワディラムまで来た意味がない。
なので、JETTバスを利用する(せざるを得ない)という時点で、お金の節約にはなるけれど時間をかなり浪費してしまいます。
しかも、バスでワディラムまで行って、その先のワディラム保護地区のどの宿泊施設がいいのかが皆目見当がつかない。というか、
色々調べていくうちにわかったこと。
宿とツアーは大体同じところでやっている。
宿とツアーそれぞれ単体でなら簡単に探せる。
このような場合、一体みんなどうしているんだろう??
結局どうしたか?
本当に、一人で行ってきた人のブログを見ても、‘どこそこに泊まってどこのツアーに参加した’というように、そこを予約した経緯が書いてあるのが全くヒットしなくて、Facebookの旅好きグループなどに質問を投げてもいまいち自分の知りたいことに対する明快な答えが得られなかったのです。
Get Your GuideやViatorでツアーを探しても、ワディラムからスタートするツアーのお迎えは大体はビジターセンター(バスが発着する場所)か、ワディラムビレッジに来るようです。しかし、ビジターセンターの近くにホテルはないという、、、、
そもそもそこがどんなところか行ったことがないから見当がつかないのだが、仮に別々に予約するとして、地図を見てもビジターセンターの近くに(徒歩圏内)ホテルはないというこの事実。(すごくややこしいことに、こういった住所のはっきりしない地域だとホテル予約サイトによっては、サイトの地図で検索するとなぜか同じ位置に表示されて一瞬ぬか喜びするのだが、改めてGoogleマップで探すと実は違うところに所在するということが分ある💦)
すごく悩んだのですが、結局まずツアーありきで考えました。
このツアー料金もピンキリで、トリップアドバイザー経由のViatorで探したんですが、
一人で参加できてなるべく安いところにしました。また、その際ツアーを催行しているエージェントの所在地を確認して、その住所で宿がヒットするかどうか。もちろん宿はラグジュアリーな感じじゃなくてよくてよい。どちらも手ごろな、という括りで探すと大体3~4軒に絞ることができました。その中でなるべく評価の高いところということで
Wadi rum quiet village camp というところにしました。
HP見る限りラグジュアリーっぽいですが、大丈夫です、庶民的です(笑)
私が泊まった時は1泊二食付きで2100円でした。今予約サイトを見るともっと高いんですが、なぜかホステルワールド経由で予約すると大体同じくらいで泊まれそうです。予約サイトへはHPを下までスクロールすると飛びますが、一番安い価格で泊まりたいなら直接ホステルワールド経由で予約すればいいでしょう。
他は行ってないからわかりませんが、ツアーで回ってみて、ほかのベドウィンキャンプの外観も似た感じだし、厨房設備も地域特性上すごくハイクラスな料理を出すところもないと思うので、ワディラムでホテルを探す時点で、値段が高かろうとお安かろうと大差ないと思います。
いやー控えめに言って、4.5/5★。このベドゥインキャンプが快適でよかったです。
アンマンからワディラムへ
という流れで、07:30発のバスに乗るべくアンマン市内は7boys hotel に宿泊しました。
前日朝食のとき、朝食食べれない代わりにお願いしておいたお弁当。このホテルはバスターミナルからすぐなので、おそらくバスに乗る乗客が多数泊まると思われるので、このようなリクエストも受け付けてもらえました!
ところでアンマンからワディラムへの所要時間ですが、
JETTバスが出発して、到着するのは13:30でした。
これは12Goになります。
ここにこんな情報があるけど、これはウソ。世界はというか地球は広いのでいくら情報社会とはいえ、このようなあいまいな情報がまかり通っています(笑)
朝のバスターミナル。人でごった返していますが前日のうちにチケットを買っていたので焦る必要はありません。
ちなみにこのバスはワディラム行きではありません。字が読めないし💦朝の07:30発バスというのが複数ありますが、スタッフに聞けば行き先の名前を言うだけで、違うよ~と教えてくれるので、時
~間内に来て待っていれば問題ありません。
ところでアンマン市内からペトラへ行くバスもここから出るのですが、毎日06:30発(出発が早すぎるので選択肢から除外した)の一本だけになります。おそらくアンマンからの日帰り観光向けかと思います。
7th Circleのバス停で。
ワディラムへ行くのは大きなバスではなくミニバスでした。行く途中この7th〜で停車して乗客が乗ってきます。前の記事にも書いたけれど、アブダリと7th Circleの双方からそれぞれバスがでているのではなく、アブダリと市内ハズレの7th Circleで乗客が乗って、ワディラムへゴー!となります。
アブダリでは半分強しか乗っていなかったのだが、ここから乗ってくる人で席は9割方埋まる。なので、アンマン〜ワディラムは予約必須と思われます。
このバスで日本の若い子に会った。ベトナム系欧州人(つまり移民)と2人で旅していた。
彼女たちはワディラムからアカバへ抜けてそこから船でエジプトへ行くとのこと。
意外とペトラ遺跡でも日本人に会ったし、第5次中東戦争といえる状況下で隣国が大変なことになっているのに旅行している人は自分も含め旅行しているらしい。
ワディラムへ向かうバス。荒涼とした風景が続く。
個人的にアルアルなのだが旅行何日目かに必ず時差にやられる日があって、たぶんそれが昨日で、具合悪いせいもあったが、1日中眠くて眠くてなにをするのも億劫だった。天気も悪かったし。しかしここから先はずっと砂漠なので、朝から良い天気でようやくそのどんよりした状態から抜けつつある。
道路の舗装状態もよいので結構飛ばす。どこまでも真っすぐで視界良好。自分はペーパードライバーで海外で運転とか絶対ムリだけど、もし運転しろと言われたらこんな私でも余裕で運転できそうな位、運転しやすそうです。
一面の砂漠から徐々に岩山が点在する風景へと変わる。日本に住んでいるとこのようなスケールが大きな景色って珍しいからほんとに目を瞠るよう
ビジターセンターへ到着。だいたいのJETTバスで来た人はここで宿泊するベドウィンキャンプの人に迎えに来てもらう。通信手段はAiraloを使っているのですが、ここはめちゃくちゃ電波が悪い(砂漠なので当たり前)。宿の人に迎えに来てもらうことになっているが、なかなか連絡が取れなくてかなり焦る。
しばらく待って宿のスタッフが4WDで迎えに来てくれます。
宿というかベドウィンキャンプのリビングルーム。部屋以外ここでくつろいでももちろんオッケー。
何が控えめに言っても4.5/5★かというと、こんな砂漠のど真ん中なのにめちゃくちゃWi-Fiがいいのです!
結局この日の午後は無駄といえば無駄と思っていましたが、Wi-Fiサクサクなので調べものが捗ります。全然無駄な時間ではありませんでした。
確かお湯は出なかったけれど、ウォーターサーバーもあります。
お部屋の様子。
深夜は停電しますが、電源があります!!
それと、最高なことに、部屋が共用部分(リビングやシャワー)から近かったので、弱いながらも部屋にいながらでもWi-Fiが拾えた( இωஇ )
それと虫ですが、窓を開け放ってもそもそも蚊は生息していないし
部屋で真夜中にLINEなどのやり取りくらいは余裕
晩御飯。ビュッフェです。
チキン、野菜数種類、豆、オリーブなどなど。ピタパンかフツーのパンかお米。果物は少なかったけれどコメが普通に食べれて味も良かった。
もちろん食べ放題です(笑)
スイーツもあります。おいしかったです!
これで1泊二食付きで2100円とか。信じられない。
自分のスマホだと再現ができなくてとても残念なんですが、何しろ星空が美しい。空気はきれいだし天気はいいし、久しぶりにこんな満天の星空を見た気がする。