だいたい定刻通りクチャへ到着しました。
庫車飯店と、タクシーチャーターについて
クチャ駅は一応チェックゲートはあるにはありますが、あんまりうるさくなくパッと提示するだけで外に出ることが出来ました。
一応歩き方情報だと駅からバスで市内への路線バスがあるらしいのですが、それ以前にバス停の場所が全く見当たらず。駅前は小規模なんですがごちゃごちゃで、遠距離へ行くバスやら迎えのマイクロバスやら自家用車やらで、タクシーの運転手らしき人に“バス乗り場はどこ?”と聞いても要領を得ません。だからめんどくさくなって、タクシーに乗ろうとするも、なぜか悉く乗車拒否されました。意味が分かりません。
“あれ?アンウェルカムな感じ?”かとも思いましたが、それは多分トルファンほど外国人が多くないせいかと思いました。(なにしろbooking.comのサイトでもこの町のホテルは一軒もありません)
それでもどうにか(他のお客さんとの相乗りで)一台乗せてってくれるというタクシーがあったので、頼み込んで乗せてもらいました。こういういい加減なのも中国のいいところ(笑)※ところでバス乗り場は駅前から大通りに出てすぐのところにありました。しかしながらこういう田舎のバスってせいぜい20時位までしか運行していないから乗れなかった可能性大ですが。
クチャでの宿、庫車飯店。Trip.comで予約。建物の中に旅行会社があり、且つ市内唯一ここだと屋内プールがあるとのことなので予約しました(ネットでは記載がありませんでしたが、実際現地で確認したところ夏季のみ営業、残念)どう?立派でしょ(笑)というのもこれはホテルの中でも一番グレードの高い棟。一応五つ星の扱いだそう。日中電車で一緒だった団体様もこちらに投宿。私はというと、この裏の三星楼へ宿泊。
こちらが三星楼
このホテルは敷地がすごく広くてこの三星楼の脇がミニ遊園地みたいになってて、更にこの建物の裏が多分マンションかコンドミニアムみたいになっている様子。
このホテルですが、市街地からはちょっと離れています。だから不便(タクシーを使うしかない等交通費がかさむ?)なのかな?と思いきや、ホテルの前のバス停(“庫車飯店”とホテルの名前を冠したバス停)からクチャ王府やクチャ大寺などの観光地へはバス一本で行けるんで、全然不便なんてことはありませんでした。
フロントの脇にこういった宣伝があるのがお約束。人民だとレンタカーも借りれるんですね。
歩き方情報だと、ここに旅行会社があるらしい(クチャでは個人でタクシーチャーターするか或いは安い中国人向けツアーに潜り込みたい為)。ですが到着したのが20時近くなのでもう閉店しているだろうと思いつつも一応フロントで聞いてみた。すると、ここで開業している旅行会社かどうかわからないけど、誰かに電話をかけていた。相手は日本語が話せるガイドさんか何かでした。この時点でタクシーチャーターの一択ですが、時間を、無駄にしたくないので金額交渉次第ではやむを得ずかなと。
フロントの前で、しかも服務員の携帯で話すのもなんだから、自分の番号を告げて折り返し部屋から電話する旨話して一旦切断。
その後部屋へ行って具体的な行く先と、料金を交渉しました。
結果、一日貸し切り、スバシ故城、キジル千年仏、クズルガハ烽火台、塩水渓谷 クチャ大寺 以上を巡って500元≒8250円(入場料除く)。まぁ入場料含めると1万円ちょっと超える程度。
部屋はこんな感じです。一泊2200円位(朝食込み)コスパ良過ぎ。
古いですが、広いしお掃除もきちんとしています。
一応ドライヤーもあり。アメニティも品質は??ですがちゃんとそろっています。
一応浴槽付き。シャワーの水圧は弱いですが。
一号楼は全室Wi-Fiですが、三星楼は有線接続とのことで、一応ポータブルルーターなど持参してきたのですが、実はフツ―に部屋の中でもWi-Fiフリーです。
ウェルカムフルーツの葡萄。他ミネラルウォーターも毎日もらえます。
ブドウまみれのラグマンまみれ
さて、晩御飯を食べに出かけます。このホテルの周りは繁華街ではないんですが、宿泊客を当て込んでホテルの周りに多数の食べ物屋さんや便利店があります。その中で私のアンテナに引っかかったのはもちろんウイグル料理のお店。
伊孜哈尔拉面抓饭王、イザールラーメンポロ(ウイグル風の炊き込みご飯)のお店、とでも訳すのかな?ホテルを出て左に曲がって通り沿いにあります。
昨日に引き続きラグマンです。セロリ、ピーマンが多いです。私はセロリはむしろ式な方ですが、全く強い風味が抜けているのでフツ―に嫌いな人でも食べれそうです。
お茶。本当にカバンに余裕があったならこういったテーブルクロスとかポット類買って帰れるのに😞
一応メニュー。超有難いことに全て写真付きなので外国人でも躊躇しません。
お店の外。シシカバブを焼いています。
中国で湿布を買った
ところで、トルファンに着いてすぐに膝を痛めたため、持参の湿布を貼っていたのですが、数枚しか持ってこなかったので使い果たしてしまい、薬局があったので湿布を買うことにしました。
薬局。日本のドラッグストアほどいろんなものは売っていないが、処方調剤などもあるようです。もちろん中国語が話せないので、“膝が痛い!”というジェスチャーで購入。
値段は10枚で29元≒480円。安くないです(笑)色はベージュでかなり粘着力があります。効果はまぁまぁ。ただ匂いがちょっとヘン。成分はサンザシ、当帰、ニッキなど。メントール成分は入っていないもよう。
街中でもこういったシシカワブのお店が。炭焼きなので風下に立つと目が激しく(>_<)
果物の産地なのでこういった荷台いっぱいに果物を積んだ車が散見される。
うざいくらいに仕事熱心な服務員、李香麗さん
trip.comの口コミでも書いたんですが、チェックイン当日、何か食べに行こうかと部屋を出たところ、暗がりから女性が出てきて何やら話しかけれました。どうやらここの服務員のようです。
彼女、一生懸命自分のスマホの画面を指しながら何かを訴えているのですが、中国語なので言葉がわからず、“sorry!”とか言っても構わず、とにかく何かを言ってくるで、“あー、きっとこの人は服務員じゃなくてホテルに勝手に出入りしてなにがしかのサービスを売り込もうとしているのかな?”等と思い、余計にかかわりあいたくないので無視しました。
そして食事を食べて戻ってきたタイミングで、恰も待ち構えていたかのように、暗がりからまた現れたのでちょっと面食らったのですが、彼女はまたしてもなにやら話しかけてくるのです。しかもこっちが外人だってわかっても翻訳ソフト使うこともなく、中国語で、、、、、、随分ヘンな人だなぁと思いつつ、しつこそうなのでちゃんと話に耳を傾け何が言いたいのか推察したところ、どうやら部屋に毎日葡萄を届けてもいいか?ということらしい。なので、いいですよと言ったら喜んで去って行った。
それから毎日葡萄とミネラルウォーターは無くなると必ず補充してくれるのですが、
後日trip.comの中国人からの口コミを見てみたところ、この服務員さんについて言及してある口コミが散見されました。やはり、とても親切だとか丁寧だとか良コメントが。
あーなるほど、私に一生懸命見せていたスマホの画面は自分に対する口コミなのね~とようやく合点がいきました。このホテル、所謂“支配人への手紙”みたいなのが無かったので、できれば私にも良コメント残してほしいという趣旨なのかと。多分“名物服務員”みたいな感じなのかな(笑)まぁ今となってはそれも良い思い出です。