どこへでも行く

一人旅のつれづれ、行き方や食べたものなど。それ以外に好きなスポーツのことなど

クチャ(庫車)でタクシーをチャーターした①

タクシーを贅沢にも貸し切って、王道のツアーへと向かいます。

 クチャの朝は遅い

 というか、北京から直線で西に3400キロ、北海道から九州までが≒1900キロだという事実と比較するとどれだけ遠いのか想像してただけると思いますが、そんな広大な国で同じ標準時(一般的に北京時間という呼び方をする)しかないなんてちょっと無理ありすぎ。

 これで8時半。まだ暗いです。ちなみにタクシーは9時半に約束しました。“9時でどうですか?”と言ったら早すぎると断られるという(笑)

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朝ごはんは7時半から食べれます。

いかにも中国の朝食会場

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円卓を囲んで食べます。もちろん相席。というか仮に誰かが先にテーブルを囲んで座っていても、他に空いてる席があったら断りも入れず座って食べる。それが普通。

所謂場バイキング形式です。種類は豊富。これは冷菜の類い。

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炒め物の類いも常時10品くらいあるかな。

 個人的に最近ブロッコリーは輸入の安いのが出回ってて食べる回数多いけどカリフラワーがすっかりご無沙汰なので、嬉しかった(笑)

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他にナン(ウイグルのパン)等もあり。

飲み物は豆乳とミルクティ。両方ともかなり薄い。この辺まで田舎に来るとデフォルトでコーヒーが無い。

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私の取り分けたのはこんな感じ。

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そしてこんな感じ。この辺は例によって麺があります。

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麺コーナー。たまたま服務員しかいませんが、実は人気です(笑)

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 も~!家から持ってきたスティックタイプのコーヒー飲みつくしたので便利店でコーヒーを買う。ネスカフェのこのタイプか缶コーヒーの二択、それ以外コーヒーはない。

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なんなのか最後までわからなかったけど、斬新な建物

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こうやって至る所国旗だらけで。結構この辺砂交じりの風が良く吹くのに煤けないのかな?

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スバシ故城へ

 ずっと天気が良かったのにこの日は曇天。しかも寒い。地理的なものか、だいぶトルファンとは気候が違う感じ。

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なかなかの絶景です。スマホの写真だとあんまり良く見えないし、天気悪いから色彩が暗いですが、本当に雄大な景色。

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玄奘三蔵が記した大唐西域記に登場する寺だと考えられている遺跡。唐の時代には亀茲国(昔このへんはそういう名前の王国だった)最大の寺院だったらしい。

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周辺の丹霞地形が素晴らしい。

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この日は平日であるせいかあんまり観光客もいません。やはり中国は連休を外して旅するのが正しいし、さすがにこの辺はコアな観光地と言えるでしょう。

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車は塩水渓谷を通って、次の目的地キジル千仏洞へ向かいます。このルートもとても素晴らしい丹霞地形が続きます。

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タクシー貸し切りなので、助手席からだとエンドレスで絶景が見渡せます。これほど素晴らしい景色が続くとは思っても見ませんでした。私はあんまり言えませんでしたが、止まれる場所なら止めてもらって写真を撮るのがいいでしょう。

途中のトイレ(笑)とてもシンプルなアレです、ニーハオです(笑)

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走るたびにクルクルとマニ車のように回るカーアクセサリー。

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ラクダの放牧(笑)に出くわす。

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キジル千仏洞

スバシ故城から走ること1時間半弱。キジル千仏洞へ到着。

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駐車場で運転手さんに待っててもらって、並木道をひたすら千仏洞へと歩きます。

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チケットが絵葉書になります。

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  仲良くポーズを取る人民。

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千仏洞への並木道でちゃっかり商売しているおばさん

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1973年に発見された第一号窟を含めると合計237窟あるらしい。うち70余りは比較的保存状態がいいが、塑像は第一号窟を除いてほとんど破壊されたか持ち去られたとのこと。

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階段をずっと上がって待っている間に周りをパノラマで撮りました。奇観が拡がります。 

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 洞窟の中。たしか34窟。保存状態が素晴らしい。

 あの~一応撮影禁止と聞いてきたんですが、、、、フラッシュは焚かないけれどみんなフツ―に写真撮っているしガイドさんも別に怒るでもない。偶々出くわした日本人ツアーの添乗員さんなどもフツ―に撮っている。

 その辺は敦煌とえらい違いがあります汗

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 全体に本当にコンパクトで、写真撮れるとはいえ、パッと見てサッと出ていかねばならないそんな感じ。

ライトを当ててますが、鮮やかですねー

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まぁ入場料も莫高窟と比べると全然安いから、良しとしよう。

天気さえよかったらなぁ(´;ω;`)

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入場門の脇にこんなのが。というかどこへ行っても不測の事態に備えてこんな盾があります。

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 またまたラグマン

見終わったらもう時間は2時過ぎで。途中でなにか食べましょうということになり、“安くて地のもの”と言ったらこの店に連れてこられた。

 というか、ガイドさんは割と彫りの深い顔立ちだったので“ウイグルの人ですか?”と聞いたら“まさか”とのこと。あんまり嬉しくないニュアンスで。

 にも関わらずここでの地のものとなるとやはりウイグル料理なんですね(笑)f:id:dokoedemoiku:20181201233850j:plain

お店の奥で一生懸命麺を打っています。

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ここのラグマンもなかなか美味しかった。ここは麺と具と予め別々に出てくるタイプ

具は白菜(珍しい!)、ピーマン、トマト、玉ねぎ

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 食べていたらさっきキジル千仏洞で会った日本人ツアーもここに来たし、他欧米人の個人客も運転手さんとともにきました。多分ここは何某かキックバックがあるんだろう。

 イラっとすることに、会計になって金額聞いたらたしか40元とかそんな感じ。相場がわからないと思ってだか言葉が通じないと思ってだか、私の運転手さんったらちゃっかり自分の食べた分も上乗せしてやがる(# ゚Д゚)