どこへでも行く

一人旅のつれづれ、行き方や食べたものなど。それ以外に好きなスポーツのことなど

シルクロード2か国13泊14日一人旅 旅の費用と総括など①

この旅の最後の記事。実際かかった費用や、反省及び行った後になって今思っていることなど。

 予算と実績を公開します

 まずは物理的な意味での総括。

 若いころ経理事務をやっていたことがあって、そのせいか根はずぼらなんですが、お金のことを考えるのは楽しくて(笑)

  毎回こうやって予算を立てつつ旅先でまめに記帳すれば、帰国後に簡単に振り返れるというだけの話ですが。

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 で、今後この地へ行かれる方のために、今回の旅の総括をしたいと思います。

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※※ 振り返り ※※

・飛行機代は現地での片道フライト クチャ~ウルムチ、アルマトイ~ウルムチの2区間。前者は大して痛くない(7000円弱)が、後者は往復なら妥当だが片道だと高い(20000円弱)。

・特典航空券のサーチャージはどうしても航空券がタダでも、距離に比例して高くなるのでこの位はしょうがないかな?という感じ。(今は2019年1月) 2月はさらにサーチャージが上がるらしく、この記事ご覧になっている方、どこか飛行機で行くの予定があるなら買うなら今でしょ、今!

 ダイレクトに東京~ウルムチだと安い航空会社で6万切るし、私と同様のルートでもそう高くはない。しかし三ヶ月を切っての購入だと10万ちょっと超えるくらいまで値が上がる。また特典(だったり激安)だとムダに空港泊とかすること考えると、お金に余裕のある人は正規で買った方いいのかも。

・飛行機以外の交通費が全体の15%。とはいえ一泊電車で移動しているということを加味し、切迫してタクシー使ったとかしてないので、まぁまぁ満足。

・ホテルは場所によって(特に北京空港内とかウルムチ空港傍とか)よく考えると安くはないんだが、自分としてはベストだったと思います。

・観光はもしタムガリへ行ったなら予算をかるくオーバーしていた。この辺については

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 上記記事の通り、なかなか一人で繁忙期以外だとお得に好きな場所を見るのは難しいようです。ここが一人旅の難しいところですね。

・食費については最後にウルムチ空港で食べたまずい麺料理以外は全く文句はないです。店の構えとか気にしなければその辺の安いお店でも、適当に食べても普段なじみがある中華料理はハズレがないし、ウイグルの料理に至ってはありえない位に美味しいです。現在自分の中では最強かもしれない(笑)

レストランというか外食の値段と、スーパーで売っている食料品の値段ですが、両国大差ないと思いました、特別手に入りにくいものを食べなければ。

・お土産は約半額がチョコレート。高くないと思って空港で買いまくったら結構な金額になっていた(笑)残りはホステルに買っていったのやらカザフで買ったちょっとした食器やら。カザフの食器ですが、可愛いのたくさんあるんですが、セット売りが基本なので敢無く断念でした。バラで売っているお店をどうしても探すことが出来ませんでした😢

・保険は、やはり日数及びカザフ、中国の二か国ということでこの位。私はいつも三井住友海上を利用しています。

・通信費、、、SIMカード代と現地で中国のSIMカードにチャージした金額の合計。今回買ったSIMカードが本当に国跨ぎで使えるので、この上なく役立った。

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現在アマゾンで買えるようなので品切れになる前に是非(笑)

アマゾンで“環球通”で検索すると良いです。

 自分の結論、、、トータルでこの日数でこの金額に収められたので満足。やはり我慢するところは我慢、諦めるところは諦める、それが肝要かと。

 この旅で行ってきたところについての感想

・ハミ

そもそも入境で時間を喰ってしまい、また一発目なのでかなりダメージが大きかった。

また寝不足状態なので予定した6時間位を有効に使うことが出来なかった。ただ効率よく回れるとしたらやはり半日で充分かなと。回王府はまぁ一見の価値あり。回王墓が見れなかったのは残念。

・トルファン

 本当に行く前は憧れの町。行った後でもよかったと思える町。郊外ツアーは、やはりなかなか一人だと乗っかるのが難しいから、行く気ならホステル泊が良い。或いは他の人のブログで見ましたが(詳細失念)、街中のどこかで中国人向けの現地ツアーの手配をしている所があるのだと。お金に余裕があるならタクシーチャーターでもいいけど、思い出になるからやはり他の人とツアーで行くのがいいと思った。

 中でも良かったのは、やはり行ってみたかった火焔山と、そんなところがあるなんて全く知らなかった吐峪溝。吐峪溝は、国家級の文化遺産らしいので、現存する形を保護される形で存続すると思いますがそこで生活を営む人がそのままいるのかどうかはわからないが。

・クチャ

 町についても、郊外についても丁度コンパクトに回りやすくて良かった。ホテル(庫車飯店)も縁あって日本語が話せる現地の方にお世話になり、とても助かった。天山神秘大峡谷は予想を遥かに超えて素晴らしい、そこへ行く途中の塩水溝の眺望がまたハンパなく素晴らしい。ここのウイグル人が暮らすエリアも大改造中なので、なんだかとっても複雑な気分になりました。

・コルガス(ホルゴス)

時間があればもっと自由貿易特区を見てみたかった。ここは一帯一路のために作られて急速に発展した町で、ウイグル色もあまり感じられない、フツ―に中国の地方都市にデカい免税店があるという雰囲気。あと陸路国境越えは基本乗り物に乗らないと不可だし半日でも無理、一日がかりを想定しないと難しい

・アルマトイ

 返す返すももうちょっと事前にリサーチすべきだった。街歩きは公共の交通費が激安なので、2GISがあればどこへ行くのも楽勝、しかし郊外はたいへん観光しづらい。この辺は今後の経済発展に期待したい。

・ウルムチ

 ユーラシア大陸の到達不能極(海への距離が遠い)にほど近い大都会。ここもウイグルカラーはクチャやトルファンより薄い。町中の下町エリアをちょろっと歩いただけなのでよくわからなかった。

持って行って良かったもの

 今回約二週間の旅なので、数日間の旅と違い“○○が無いけど我慢しよう”という状況に陥らないように、持って行くものは自分なりに工夫しました。その中でも絶対あってよかったものについてです。

・小ぶりのステンレスマグ

中国ってあらゆるところに給湯器があるのですごく役立った。もちろん飛行機でもカラにしていけば持ち込み可能だし、当たり前の話ですが日本と違い(僻地は)清涼飲料水の自販があるわけでもないので、寒い時期はほんとにあると便利です。

・貼るカイロ

説明不要。これを考えた日本人ってすごい

・湿布とか薬

私は医療従事者なので、考えうる薬はなんでも持って行っています。まぁ大体飲む薬って決まっているんですが、今回湿布無しではちょっと辛かったです。現地で買ったのはなんだか心許なかったので(笑)

・スティックタイプのコーヒー

飲み物あんまりこだわらない人は必要ないけど、この辺の地域はコーヒーを飲む習慣がないので、コーヒー好きは絶対持って行った方がいい。

 

中国国鉄について

 正式な名称は中華人民共和国国鉄部。昔は、というか今ほどネットが普及していない頃は現地で人民に混じって並んで買うのが大変だったんですが、今はtrip.com(中国のホテルサイト)でネットで買えるので外国人にとっては本当に助かります。

 新幹線に相当する和諧号も乗り心地いいですし車内も清潔です。なにより服務員に助けられたので自分の中では悪口の言いようがありません笑

 普通の電車についても軟臥(上下二段ベッドが向かい合うコンパートメント型)は本当に快適でした。上段だとそこそこプライバシーが保てるというか我関せずで、だらだら寝そべってデバイスを見るのとか最高です。硬臥だと(高さ的に)身動き取れずですが、ちょっとお金を足せば軟臥が選べるので絶対おススメです。トイレも服務員がマメに掃除してくれるので昔ほどひどくない気がしました。

 日本だと長距離列車に乗るなんて全く機会がないんですが、こうやって旅行先だと喜んで乗るので不思議です。

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