クチャの町へ戻る途中、珍しい経験をしました。
天山神秘大渓谷から市内へ
この帰り道もとても珍しい景色が車窓から見えます。しかし、なんだか寒い上に、どんよりと暗くなってきました。

と、突然運転手さんが路肩で車を止めました。塩水渓谷(盐水沟)のあたりでした。
別に止めてくれとリクエストもしていないのに???と思いましたが、車のダッシュボードを指さしてなんとかかんとか言っています。???ですが、しばらくして謎が解けました。

そうです、砂嵐が来たのです。だから車を止めざるを得なかったのです。

すんごい勢いです。こんな中運転したら超危険です。

走っている車もあるにはありますが超徐行です。

この地方特有の珍しい気候です。張掖丹霞に行ったときも砂嵐に見舞われたことありますが、本当にじっとやり過ごさざるをえません。
まったくこんなのが来るのが日常茶飯事らしく、嵐が過ぎ去ったあとはそのあたり一面枯葉やら砂やらどこからともなく清掃局っぽい人が現れて、掃除しています。この辺の人にしてみればごく当たり前のことのようです。
クチャ王府へバスで行く
ホテルで運転手さんに丁重にお礼を言っておろしてもらい、あとはまだ見ていない昔ながらのウイグル人の住むエリアをふらつきに行きます。ここは、トルファンで一緒だったノエミが“可愛くていいよ~”と勧めてくれたエリア。昨日訪問したクチャ大寺の付近のエリアです。
まずは8系統のバスに乗ります。時刻表はないけれど、日中だと大体20分に一本位 来る気がする。
車中。ほぼほぼウイグル族の人が乗っています。

これは、車中から偶然撮ったんですが、多分アレです💦学習です(-_-;)5時になったら一斉に出てきました。所謂職業訓練センター以外にもこういった服装自由の緩い学習施設もあるらしいです。正直衝撃でした。

さて、バスを降りましたが、天候のせいか人もまばら。
たまたまウイグルのお子さんがいたので写真撮っていい?と聞いたら良いと。

多分家畜のえさか何か作っているお店。

これがクチャ王府、そして亀茲博物館。1759年に清時代の乾隆皇帝が地元のウイグル族責任者を激励するため、漢族の工事人たちを派遣して王府を作らせた。時代の変遷とともに20世紀初めには一部しか残っていなかったため、2004年に政府が約1300万元を拠出し、関係する人たちの王府建造物の記憶により、元の場所にクチャ王府を再建したものとのこと。王府の敷地内に博物館があるといったところ。
入場料は55元。天山神秘大峡谷が45元だったことを考えるとちょっと高い気もしますが行ってみます。

入っていすぐ左手に折れると亀茲博物館がありますが、その園庭。10月中旬ですがグラジオラスが咲き乱れています。

亀茲博物館内。アクスのクムトラ石窟やクチャのキジルガハ千仏洞の壁画のレプリカ。

これもレプリカ。この辺までくるとインドやパキスタンへの影響が大きくて、お顔立ちが西洋っぽい。髪の毛もクルクルだったり。陜西省とか炳霊寺あたりののへっとした感じとは全然違う。思うにこの辺のガンダーラ美術の仏像が一番美しい気がする。

復元された王府モスク。クチャ大寺と雰囲気が似ている。

天井の部分。このへん一帯はなんだかとってもラブリーな色遣い。

昔のストーブの設備。砂漠って夏は暑いし冬は寒いしということか。

多分、布団とかあるからお客様が泊る施設

ここから先は王族が使っていた文物の陳列館

なんか、暗くてアレですが、ここは昔のこの地を治めていた王族の住まい、歴代の王様の肖像画など有ります。

てか、実際照明も暗っぽいんです💦経費かかっていない感じというか。

これは昔の王妃様で、何が書いてあるかわからないけれど隣に下のようなエピソードイラスト集があるところからすると、著名な方のようです(笑)


この庫車王国の最後の王様は買合蘇提という名前で、2014年と割と最近お亡くなりになったとのこと。この方の名前をエゴサーチすると、【大陸最後一位王爺 新疆「庫車王」逝世】とのこと。まぁ確かに現在この国は中国共産党が統治しているわけですが、その前にこの庫車王国を属国として君臨していた清国も既になく、そういった意味で中国という国に一番最後まで存在なさっていた王様、つまり正真正銘のラストエンペラーなのかなと。
しかし、シーズンオフとはいえ、、、、、、、この荒れ果てよう。オンシーズンでも多分手入れはしてなさそう(-_-;)

遠目にはあんまりわかりませんが、、、、、、

なんか砂埃にまみれていて、、、、、
多分クチャ大寺同様に、修復の予算とかあるんだかないんだか、、、、、
文物の中では、これが一番保存状態がいいかなぁ

文机。逆光でなんだかわかりませんが、結構きれいな彫刻が施されていた。

もう閉館間際。さっきの砂嵐で落ちた葉を集める服務員

帰り際入ったトイレの手洗い場。ザ・中国の図案。悪くないけど(笑)

昔ながらのウイグルの町を歩く
ホントにおかしな天気なせいか、ちょうど下校の子供たちくらいしか歩いている人はいない。

王府のすぐ脇の雑貨屋さん

これは食堂。ウイグルの住宅は本当に扉が印象的。

これは金物屋さん。独特のフォルムの製品を作っています。

ちょっと横丁はいってもこんな風に監視されています。

中国の百均的な。3元なので≒50円弱

日本の百均と同様の品ぞろえ。

ナン(ウイグル風)パン屋さん

丁度下校途中、写真撮っていい?と聞いたら三人のうち一人は遠く離れてこっちを見ている。世界どこへ行っても子供は無邪気でかわいい。


まだ日が高いので、もうちょっと歩こうと、バス通り沿いに団結新橋に差し掛かろうとしたところ、、、、
またしても砂嵐!

視界がまったく利きません

目を開いているのも辛いくらい

途中からバスに乗ってホテルへ戻る。今日もウイグル料理屋でごはん。今日はポロ、、、ウイグル風の炊き込みご飯です。
