どこへでも行く

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ニューデリーの路線バスは女性はタダで乗れます。

世界一周の四か国目、インドにいます。

 

www.anywhereigo.net

 

 乗るまで知らなかったのですが、タイトル通り、ニューデリーの路線バスは女性なら無料で乗れます。2019年からそういうことになったらしいです。現在ではデリーに限らず、いろいろなインドの地方都市でも女性客が無料になってきているらしいです。

ideasforgood.jp

 

とはいえ、地下鉄がタダなら一般の旅行者にとってもありがたいニュースだと思うのですが、よほど物事が気にならない人やお金のない人やリピーターでもなければ積極的に路線バスに乗ることもないからあんまり役に立たないかもしれませんが、乗ってみたらまったく問題なかったのでその話など。

 

そもそも、交通渋滞著しいインドの都市部においては、リクシャーが安いし、デリーなど大都市だと地下鉄あるいは電車がかなり運賃が安いので、普段はバスに乗ろうなどという発想がないのですが、

この時私はパハールガンディに宿泊していて、そこからデリー滞在の目的地であるバドミントンの大会の会場(インディラガンジーアリーナ)までは、メトロでは行きづらく

かといってガチで混むエリアなので、距離にして6キロ弱なのですが、リクシャーだとぼったくられそうでやだなぁと思ってgooglemapを見てみると、なんと公共交通機関、すなわちバスでの経路が出ているではありませんか!!!

しかも金額もね!(10ルピー≒20円しないくらい)

結局リクシャーで行こうとバスで行こうと同じルートを通るので、混雑は免れることできず結局所要時間はほぼ変わりないと思われるし。

ということで 、バスに乗ってみることにする。

 

パハールガンディ。さすがに今日日街の真ん中で牛を見ることは少ないが、

例によって野良犬天国

 

バス停でバスを待つ。

Googlemap上のバス停位置に特に日本や諸外国のようなバス停の表示はなくて、ただ人が集まっている。乗りたかったら前に出て乗りたいとアピールする。手を振ってもよい。

バスは次々やってくるけど、ここはインドなので場合によってはいっぱい人が乗っていて、えっ!てなるけれどひるまず乗る。山手線や中央線の朝の混雑を想像してほしい。このバス停での込み具合は、あんな感じを想像していただければと思います。


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バスは、運転手さんのほかに車掌さんがいます。

車掌さんにお金を支払うのですが、混んでいる中をかき分けてお金を受け取りに車掌さんが来ます。この時バス停から私以外に数人乗っているのですが、

私が行先を告げて、手に握りしめた10ルピーをインド通のふりをして(笑)張り切って手渡そうとすると、車掌さんはなんだかきまり悪い表情をしています。

なんで??と思いましたが、この時は最終的に私のお金を受け取って、チケットのようなピンク色の紙をもらいました。

というか、拙いながらもこちらは英語で話しているのだが、インド人のみんながみんな英語が話せるわけではないらしく(話せるんだと思っていたが、外国人と触れ合う機会がなさそうな人はそうでもないらしい)、なんとなくのやり取りですが、にしても、なぜ困惑するんだろうと不思議な気分です。

 

車内の様子。

 

夏のエアコンはまだしも、冬場の暖房的な空調はありません。

※デリーはどうだか知らないけれどこの後で行ったムンバイではエアコン(冷房)付きのバスもあった。多分車体が古いとないとか、エアコン付きだとちょっと運賃が高いとかそんな感じかと思う。

 

これは混んでいないときの様子。

このドアの前の一段高い席に座っているのが車掌さんで、一応ネット環境にあるから行先でちゃんと降りれるんだけど、一応目的地の前のバス停過ぎたくらいで、次だよ~と、言葉が通じないなりに、目で合図してくれる。

 

ということで毎日乗ってたらだんだん路線(土地勘というか)もわかって、ちょっと冒険して違う場所から乗ったり、違う路線に乗ったりしているのですが、

二度目に乗った時にやはりお金を払おうとしたら、その時の車掌が前回もらったのと同じピンク色の整理券みたいなのをよこして、今度はお金を受け取らずさっさとよそへ行ってしまいました。ここでも???ってなりましたが、ちょうど英語を話せる人がいて

"あなたはお金を払う必要がない、女性は無料なんですよ"と教えてくれた。

えー😲聞いてないよ~

だけどだったら納得がいきます。なるほどだから初回乗った時の車掌さんは、英語で話しかけても(言ってることは理解できても)ヒンドゥー語で説明してもきっと私が理解できないからと、戸惑う態だったわけだ。

 

のちに調べたら、女性の労働力を当て込むにも交通費の支払いすらままならない貧乏な女性の社会進出を促すべく女性のみバス代は無料になったとのことです。

世界にはいろいろなお国の事情がありますね、、、

 

ある日の帰りのバス。この時はちょっと離れたところから始発に乗っておる。

ガラガラだったが、時間も遅いせいかニューデリーのど真ん中とはいえ乗っている間中

乗客は少なかった。

 

デリーのバスは女性は無料。

これなら地下鉄が通っていないところでも、簡単に行けるし暇なら日がな乗っていろんなところへタダで行ける。

しかし味を占めてその後行くムンバイやアーメダバードでもそうかと思ったら残念ながらそうではありませんでした、とはいえ有料であっても安いから問題ないですがね。