2024年1月ワンワールド世界一周旅行中インドにいます。
インドは、デリー→ジョードプル→パタン→アフマダバード
そしてアジャンタとエローラを見るためにオーランガバードに来ています。
この日はエローラ遺跡へ予定通り淡々と路線バスで行きます。
ホステルでお茶づけを食す
オーランガバードには2泊。その2泊目。昼間はアジャンタに行きました。
その日の夜は、空港で会った日本人(若い男性)と晩御飯食べましょうということになってて、チキンを食べています。酒なし州経由だし何日かノンベジで暮らしていたしということで、久しぶりのビールが沁みます。
泊まったところの紹介など。
ゾステル オーランガバード(Zostel Aurangabad)
2泊お世話になったホステル。絶対おススメ。
雰囲気がインドインドしてなくて新鮮。
ホテル予約サイト以外にホステルワールドでも予約できる。
良い点
・何しろ共用部分が広いのでドミトリーの部屋へは寝るために帰ればいい程度と思う。
・新しい
・付近に酒が飲めるレストランなどあり
・新しいからシャワーもきれい
当然Wi-Fiフリーだしドミのロッカーも広い
良くない点
・スタッフがちょっと感じ悪い
・リクシャで行き来するからあまり問題ないと思うのだが、駅も空港も近くではない。また両方の遺跡へ行くバス停も遠い(らしい)
この辺もインドらしくない。なので宿泊客も欧米含む外国人が半分、インド人が半分といったところ。
バストイレ付個室。ホステルだけど広くてきれい
ちゃんと設備も整っている。冷蔵庫こそないけれど、
ポットもある。インスタントだけどコーヒーもあった。
話は前後しますが、オーランガバード到着の夜、すごくおなかが減っているというのでもなくて、ちょっと軽いものが食べたいと思ってて(大概カレーまみれに飽きている)、そういえばお茶漬けの素持ってきていたのを思い出す。それと、部屋に湯沸かしポットがあったのを思い出す。
ということで、ホステル併設のレストランでご飯だけ注文。
すごく不思議がられたけど(笑)
そうです、インディカ米でお茶づけに挑戦してみました(笑)
パサパサしてますが、食べれないこともないです。美味しいかといえばちょっと違いますが、、、因みに器はダイソーの電子レンジでご飯を炊く容器。
今回こそあまり役立たずですが、これは大体旅行の時持っていってます。
こちらはドミトリー。女性専用部屋。
ロッカーも大容量
エローラ遺跡第16窟
ホステルで2泊して朝ごはん食べた後で、うだうだしていると
今しがた到着したばかりのインド人の女の子に話しかけられる。
で、意気投合して路線バスでエローラへ行こうということになった。
リクシャに乗ってバス停へ行き、いざエローラへ。も~外国人じゃなくてローカルの人なので、ついて行けば良い位のノリでホントに助かりました。
誘ってくれて本当にありがとう。
こう言う流れはホステルの最大のメリットかと思います。
この時自分はホイホイついていっただけだけれども、
昔と違ってgoogle mapでバス停の場所もバスの本数も調べられるので
ほんとにポンとリクシャに乗ってバスに乗って行けると思う。
因みにチケットは車掌が乗っていてバスの中でお金を払う。
とても簡単です。
エローラに到着。正面に石窟群がある。
アジャンタ同様、詳細はYouTubeや詳しいブログがあるのでそちらをご参考になさっていただくとして割愛。
エローラ最大の見どころ、第16窟カイラーサナータ寺院
よくエローラといえばココの写真。見るたびいつかは行ってみたいと思っていた。
ハンマーとノミといった簡単な道具だけで、岩盤を削り出して作ったものです。
もちろんドリルも掘削機もない時代。主にハンマーやノミといった簡単な道具で、
200年にわたって10世代の人々がずーっと石を削って掘っていただなんて、、、、
今の世なら、そんな石工の家に生まれたら人生を悲観して家出するかも、、てかっ職業選択の自由もあるしなどなどいろいろ考える。
因みに大きさは奥行き 81メートル、幅47メートル、高さ33メートル。
とても人間業とは思えない。
今の人にやれと言ってもムリゲー
しかも彫刻も見事だし、岩盤を穿ちフツーに部屋状にさらにくり抜くとか💦
いかに地震がない(多分)とはいえ、よくもまぁこんなのを作ったし作ろうと思ったものだ。地震の多い日本じゃぁ絶対ないよなーうんうん、建てるという発想はあってもこんな大掛かりなものを掘ったり美しく削ったりくり抜いたり、、、
本当に大きい。
やはり初期に登録された世界遺産は素晴らしい。
16窟ほどのインパクトはないものの、
第10窟も造形が素晴らしい。ここはわりと隠れファンが多いが
自分も美しいと思った、16窟とは違った意味で。
途中でインドの女の子と別れて一人30窟を目指す。
確か29窟。ほんとによくも飽きずに(昔の人にそういう概念はないと思うが)、こんなに深く広く掘ったなーと思う。
いやーさすが早い年代に登録された世界遺産は素晴らしい。
特にこういった、建造物。人間の英知と技のすべてを結集し
世界にたった一つのこの場所々々。
人間の潜在的な力はすごい
結局エローラには大体3時間近く滞在していたが、全部は回り切れなかった。
エローラからの路線バス
エローラで路線バスに乗るのだが、乗り場がさっぱりわからない(待っている人の列がない、バス停がない)という状態で付近を行ったり来たり、人に聞いたりでバスに乗る。インド全体に言えることだが、人に聞くのだが、大体の人は話さない(英語がわからない)とか、話せても嘘を教えるということが往々にしてある。知らないなら知らないと言ってくれればいいのに、嘘を教えられるのが一番困る。
というか、そもそもバス停はないものの大体止まる場所が決まってて、ドアが開いた瞬間、それをめがけてその辺で待ってるインド人が大挙して乗ってくる感じでした。中央線や山手線の比じゃないすごい勢い(自分が乗るために誰かが乗るのを妨害するとか、平気で人を押し出すとか)なので💦ちょっとたじろぎましたが、自分も無理くり?やっとの思いで乗り込みました。
と、バスの中でマレーシア人に話しかけられる。このとき自分はマレーシアオープンで買ったYONEXの練習用Tシャツ着てるんですが、ジョードプルでもこれを着てた為にインドのバドをやっている学生に話しかけられた。
この流暢な英語を話すマレーシア人とずっと話しながら乗っていたのですが、この若者は仕事を辞めてお金が続く限り放浪する旅のだいたい三カ月目とのこと。まぁ日本でもアルアルなモラトリアムな感じ。具体的には忘れたけれどすごい貧乏旅で、ここオーランガバードでの宿も3ドル位とのこと。安さにびっくりしていると、「寝れればなんでも良い」とのこと。
異国アルアルたけど、国のマークとか地名とか入っていると親近感湧くものらしい。確かに異国で日本のアニメのTシャツ来てる人とか見るとなんとなく親しみがわくよね。
バスはエアコンがありませんがこの時期ならまだ許容範囲内の暑さです。また、出発してすぐ位はずっと押し合いへし合いでしたが、途中でちょっと減るポイントがあって、以降は混んでいることに変わりないが、座席じゃなく地べたに座るとかできるレベルの混み具合でした。
バス停でマレーシアの若者と別れ、ダラダラ歩いてホステルへ戻ったのだが、さんざん太陽を浴びてエローラをほっつき歩いた後なせいか、確かに歩く分には遠かったと感じた。だから交通の便がよくないという点ではただしい。
アジャンタとエローラとどっちが美しいか
夜遅く、寝台車でムンバイへ向かいます。
でもさすがにホステルの共用部分にずーーーっといてケータイみたりパソコン見たりするのは盗電とまではいかないけれど気が引けるし、シャワーも浴びたかったので、
女子専用部屋のベッドを一つ押さえてあります。
晩御飯ですが、ホステルの隣がちょっとしたレストランバーのようなので、ご飯はそこで食べることにします。
Kozy Fine Dine Restaurant & Bar
こういうレストランバーという触れ込みの店は、往々にしてバーは地下とかで、薄暗くて淫靡な雰囲気がある。ニューデリーのバーもそうだったけれど、元々国民すべてが飲酒する習慣がないせいか、大っぴらに飲酒するのは好まれないのだろう。
そのうえ、暇そう。店内ではクリケットが放映されているんだけど、ホールのスタッフは仕事中もその試合が気になって仕方がない様子。
チョーメン。炒麺ですね。いつも思うんだけれど、
インドのフツーのレストランはもちろんカレーがメインなんだけれど、高率で
チャーハンとチョウメンがある。でも味はビミョーにインドっぽい味。
これもなんとなく食べたけれど、おいしいかというとよくわからなかった。
ところで、アジャンタとエローラどちらがよかったかと聞かれたら、自分はエローラ。
事前に行ったことのある友人に聞いたら、彼女はアジャンタと言っていたが。
私がいいと思ったのは、今日行った16窟が予想を超えて素晴らしかったのが一番の理由だが、エローラの方が仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教徒とバラエティに富む点も挙げられる。あとシチュエーションも大事かな。
アジャンタは自称ガイド(笑)と回って受動的に見て回ったけれど、エローラは時間をかけてゆっくり回った。だからエローラの方が滞在時間長かった分印象に残ったというのもある。それと事前学習。できれば事前に謂れをある程度頭に入れておいた方がいいかもしれない。
リクシャに乗ってオーランガバード駅へ。
インドの国旗の色にライトアップされていて美しい(ここオーランガバードに限らず国中国威発揚のためか夜間このカラーに染まるところが多い)
電光掲示板。地方都市の駅は本数が少ないので迷いようもないし助かる。
ひと眠りすれば次はムンバイです。