旅の前半のハイライト、リラの僧院に行ってきました
多分誰よりも新しくて詳しい、リラの僧院についてになります。
個人でリラの僧院へ行く方法
ブルガリアへ来た一番の目的は、やはり世界遺産“リラの僧院”に行くこと。
なぜ行きたいかというと、この僧院の建物の中は写真撮影禁止(キエフのペチェールシク修道院もそうであったが、なかなか素晴らしかったので)なので、絶対自分の目で見てみたい!というのがあり。
しかも、宿坊として異教徒でも宿泊することも可能という話なので、だったら泊ってみたい!というのがあり。
それで、色々事前に情報を集めたのですが、、、
個人での行き方として考えられるのは、
1.vertraなどの現地ツアーに参加する
→これだと、日帰りにならざるを得ない。一人参加はベルトラは法外に高い、viatorは3700円くらい。他に現地でツアーを探すことも可能、その場合viator位の価格。但し全て英語対応。
2.まったく個人で行く
→交通費が安く済むが、市内から僧院までのバスは一日1本のみ。バスも日帰りツアーと比較して時間がかかる様子、つまりコスパいいけど交通手段に時間はかかるし、滞在時間は極めて少ない(たったの二時間しか滞在できない)。
日帰りで考えるなら以上の2通りの行き方がある。
しかし私は泊まりたいのです、、、、
となると、
1の場合、ツアーを途中で離脱して宿坊に泊まり翌日自力でソフィアに帰る、という方法なんですが、当日現地でそれをやっちゃうと、日本人の評判を落としそうなのであまりいい考えとは言えない。
2については、往復一本しかないので、
往路 10:20(他の人のブログだと所要時間約二時間半位)
復路 15:00
と、逆にかなり長時間リラの僧院で過ごさざるを得ない。
本当に悩ましい。
それでいろいろ考えて、なるべく時短+費用で、となると
ホステルモステルしかない!
市内にある評判の良いホステル、ホステルモステル。色々ネットや地球の歩き方で調べた結果、ここで安いツアーを開催しているというのがわかった。
ツアーはもちろんリラの僧院だけでなく、近隣のヴィトシャ山やソフィア郊外のヴォヤナ教会など。しかも嬉しいことに宿泊者でなくてもツアーに参加できるらしい。
リラの僧院への料金:20ユーロ(或いは40レフ)
僧院の入場料みたいなものはないので、この金額に含まれるのは純粋に交通費だけ(昼食は食べたかったら各自で取る)ですが
片道10ユーロと考えて、アパートからホステルまでは1.3キロと、フツーに歩いて行けるので、往路は10ユーロで済む
一方、アパートから自力でとなると、先ずはホステルモステルの辺りまで歩いて行き、そこからバスに乗ってまた更に歩く(何故か僧院行きは町外れの オブチャクペルというバスターミナルから出発)、その後直通バスに乗る。
この直通バスが万が一混んでいることを考えると、時間に余裕を持って出ないといけないし、ここまでのトータルの交通費はオブチャクペルまで1.6レフ、僧院まで11レフとホステルモステルよりは高くないけど、迷ったり間違えたりというリスクを考えると、私はホステルモステルのツアーの方が性に合っている感じがする。
なので比較検討した結果、ホステルモステルのツアーに参加すべく事前にネットで問い合わせしたみたら、前日までに申し込めばよいとの返答。
ここで、おや?日帰りに変更したんかい?と思うかもしれません。しかしそれは違います。私の考えでは、20ユーロ払ってもいいから、ちょうどよい時間帯に途中まで連れてってもらいたいという考えなのです💡
なので、前日ソフィア入りしたあと、晩御飯を作って食べて、深夜にも拘らずソッコーでホステルモステルまで申し込みに行きました(笑)
※ちなみに、真夜中のソフィアはスタスタ歩く分には至って安全でした。むしろリュックのファスナーが開いてて(別に貴重品は無いからそのままにしてた)現地の人に"危ないよ~"と警告されるという。
ホステルに到着後、レセプションで申込み用紙に名前を記入。
ネットの情報で、最低4人以上で催行とのことだったが、この時点でわたしが申込みリストの一番最後で18番目でした。
集合は翌日 9時30分
支払いは当日現金払い
これで一安心です。
ホステルモステルのツアー
朝食。パンとコーヒーと目玉焼き。
パンは一昨日の夜、プリシュティナでお残しの分。正直かなりおいしいので少しづつ大事に食べていた笑
朝のソフィア。路面電車が走っています。
この緑色の車体のが多い。
ホステルに着きました。
ホステルの入口。アルファベットのHが二つ並んでいるのが看板。ちょっとわかりづらい。昨晩はgoogle mapのGPSがまるで役に立たなくて(-_-;)近隣住民に聞いてやっとわかった。
昨晩も深夜にも拘らず賑やかな雰囲気だったのですが、
朝も早くからみなさん朝食を食べています。
昨夜予約したんですが、、、というと、そこで何か飲んで待っててね~と軽いノリ
と、お金を払う段になって、ここで自分の要望について交渉します。
そもそもイレギュラーな案件なので、説明が難しかったのですが、
案外すぐこちらの意向を理解してもらえました。そして、
片道だけ乗せてもらうという件はOKとのことでした。\(^o^)/
案外、私が初めてのケースじゃないのかもしれません(笑)
先着順に4人組のペアで出発するのですが、昨晩私の後にも数人予約したらしく、
ちょっと集合時間を過ぎて9:45位に出発
ツアーというから、てっきりバスで行く大人数のを想像してちょっと緊張していましたが、このような小さいパーティーなのでほっとしました。
メンバーはオーストラリアの女子2人組、
カナダの同年代の女子と私 以上4人です。
この時季(10月)このへんの気候はとても安定していて、ずっとこのような快晴。
心なしか空の色が日本よりも青い気がするし
途中のレストラン、トイレ休憩です
このようなお惣菜も販売している。サラダ類が多い。
お約束のヨーグルトで和えたのや、ポテトサラダみたいなの、あとはパプリカのマリネなど
スイーツもあるでよ(笑)
ロトゲーム?
ビールは1.7レフ(≒100円)から。めちゃ安い。
そろそろリラ村
僧院へ行くには、このような岩山が連なる絶景を縫っていく
ちょうどこの辺の上空は、飛行機の飛行ルートになっている。
車はリラの僧院を、通り越して更に奥へと進みます。
あまりにも美しかったので、動画も(笑)
イヴァン・リルスキー洞窟
さてこのツアー、一般的な現地ツアーだとリラの僧院+世界遺産ボヤナ教会という組合せなのですが、ホステルの場合、リラ国立公園のちょっとしたトレッキングがセットになっている。
意外とこれが貴重な体験。なぜならボヤナ教会ほどポピュラーじゃないので
ツアーに組み込まれていなければわざわざ行くこともないので。
割りと急な坂を昇るパーティーのメンバー
イヴァン・リルスキー教会。リラ修道院の一部らしい
あぁ美しい秋の日
教会の裏に坂があって、そこを登って行くとこのような自然にできた穴があり。
聖人イヴァン・リルスキーは、晩年この中で修行のため7年を過ごしたのだそう。
ここを無事に通れれば願いが叶うとか、そんな感じ
見る限りかなり狭そうだけど、太っちょのドライバーさんも通れたのでフツーの日本人なら無問題
洞窟を通り抜けるとこのような泉があり
聖なる水がやっと飲める、という感じ
この辺の案内図。
さて、時刻は12:30。僧院着
僧院含むこの国立公園一帯の禁止事項など
入り口
壮観!!