どこへでも行く

一人旅のつれづれ、行き方や食べたものなど。それ以外に好きなスポーツのことなど

カザフスタン おひとり様観光事情

アルマトイの町の様子など。

スカイホステルアルマトイ Sky Hostel Almaty

 今回お世話になったホステルは、主な観光地であるゼンコフ教会やバザールに近くはないですが、地下鉄の駅からすぐだし、滞在中に判明したのですが空港へ行くバスも徒歩6分位ととても便利です。

 到着してすぐ、たまたま同じホステルに日本人(男子、大学生)がいたのでちょっと飲む。なにやら大学を一年休学して世界一周している途中なのだと。節約のため、なるべく陸路を選択するとのことだが、予定している期間のわりに聞いた予算があまりにも低予算なので、心の中で“これはとん挫するのでは?”と思いましたが、野宿もヒッチハイクも厭わないということなので意外ともうすでにヨーロッパあたり行っているかも(笑)

朝ごはん。昨晩到着後買ったケンタッキーの残り

ケンタッキーはセットで370円位。

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 こんなフツーのビルの11階がホステル。

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ホステルの共用部分。パソコンもある。

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フツ―のビルの11階がホステルになっている。エレベーター降りてすぐホステル。ビール、ソフトドリンクの類い売っている。スーパーで買うよりちょい高め。

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 キッチンは一通りなんでも揃っている。

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  1日目はドミに泊ったが2日目以降は個室へ。一人だとベッド以外何もなくてがらーんとしてちょっと寒い。ベッド(マットレス)は古いので寝心地はあまりよくはない。我慢できる程度ですが。

 ドミの方ですが、ベッド周りは、下段はいいけれど上の段は電源が枕もとに無い、添え付けの読書灯的なものがないなど。選ぶんなら絶対下かと。

 おまけに、多分季節的なものかなんなのか、労働者の長期滞在者がいまして、その子たちがワードローブのほとんどを占有しているとか、まぁ彼女たちは愛想がいいしそれなりに打ち解ければいい子なんだなぁという気がするんですが、これまたたまたまなのか、この時インド人グループ(男女混合)がいて、まぁキッチンを日常的に占領したりかなり幅を利かせていて、白人以外は委縮しちゃうような雰囲気でした。ドミも良しあしなり。f:id:dokoedemoiku:20181229221723j:plain

シャワールーム。これをもう一つの個室と共用で使う。お掃除は行き届いています。

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 ホテルのベランダから。絶景なり。

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 屋上もフツ―にWi-Fiフリー。サクサク

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 夏とか最高だろうなぁ~

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天山山脈の峰々が美しい

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初動から躓いたアルマトィ

 ところで、ホステルを批判するわけではないのですが、まだ出発前ここを予約した際に“アルマトイではチャリンキャニオンやタムガリに行きたいのだが、ツアーを探すことはできるだろうか?”という問い合わせをしました。そうしたら返事は、一緒に探しましょう位なニュアンスの返答だった。今回トルファンでそういった方法でツアーに行けているので、ここでも間違いなくツアーに潜り込む或いは少人数のツアーに参加できると思っていた。

 なのでチェックイン後直ちにその点を問い合わせたところ、“そんなの関知しません”的な態度であしらわれ、“行きたいなら自分でほかの宿泊客に声をかけてください”と言われました。自分は一人で圧倒的に不利(つまり丁度欠員があるとかお金に困っているとかじゃない限り、わざわざ私とシェアするメリットはないと思われる)だと思うし、そういうときこそ間に立って色々手配してくれるのがスタッフの役割ではないでしょうか?

 “あなたにお願いすることはできないの?”と聞いてもなんだかあんまり反応無いというかホスピタリティというものが感じられなくて、、、一応知り合いの旅行会社に問い合わせしてくれていたようですが、いきなり翌日や翌々日の話なのであるにはあっても金額的に諦めざるを得ない状況でした。

 上記郊外ツアーについて事前に日本で調べてもほとんど情報が無くーーー例えばveltraやviatorといった欧米の旅行会社が参入していないせいか、代金が高額だったり土日だけとか、車をチャーターしないと行けないとかかなりハードルが高いのです。

 もうこのスタッフにお願いしても埒が明かないので、翌日午前中をホステルでのツアー探しに費やしました。

 実際のところ、未だカザフスタンという国は観光においてはかなり遅れていて(逆に言えばそれだけ資本主義の手あかにまみれていない)産業として未だ発展途上。全く洗練されていない≒不便 というのが私の結論。このホステルが特別不親切なわけではななく。

 だって、この時点で自宅でググった情報からなんら進歩がないんですもの(笑)しかしその日私はパソコンに向かって、もう必死で翌日のツアーについて検索しました。実際アルゴリズム的なものかなんなのか、遠く日本から検索するのと現地で検索するのでは、明らかに精度というか一致率に変化がありました。

 がっつり観光できるのは翌日日曜日だけ。見たいと思っていた候補地を絞り込み、世界遺産のタムガリ(ここは本当にツアーの数が少ない)を諦めてチャリンキャニオンに絞って色々検索して、ある旅行会社を探し当てて予約することが出来ました。

カザフスタンでのおひとり様ツアーの手配

 お世話になった旅行会社 Almaty City Tour 後で調べたら歩き方の本にも載っている有名な旅行会社です。ホテルから徒歩10分かからないアスタナインターナショナルホテルの建物の2Fにあります。ホステルを出てbaitursynov通りという大通りをまっすぐ南下します。

www.city-tour.kz

上記だとカザフ語?ですが上記リンクから飛ぶと、トップページ右上タブから英語も選択できます。このHPから直接ライブチャットできるようになっています。

 なぜここに決めたかというと、

・ホステルから近い

 大きなホテルに泊まっているんでもなければ、集合場所がピックアップじゃなくて指定されていた方が当日朝トラブルが少なそうだし徒歩で行ける範囲なので

・レスが異様に早い

 他もう一件の旅行会社とも交渉しましたが、こっちのほうがまるでこっちの行動を見透かしているかのようにすごく早い。こんな異国の地で差し迫った状況だとレスが早いというのはかなり有難い。※因みにもう一件問い合わせしたのが

Indy Guide という会社。

indy-guide.com

 ここは事前に他の人のブログでなかなかレアなところに行ってきたという書き込みがあったので事前にチェックしていた。こっちの方が多分扱っている場所は多いかも。またAlmaty City Tourほどレスが早くはないけれど、こちらはメアドを登録したところ、半日くらいして個別のガイドから手を変え品を変えセールスのメールがひっきりなしにやってきた。なので日本から数日余裕がある状態ならこっちの会社とやり取りしてもいいのかもしれない。

・値段も許容範囲内

もちろん重要なのは旅行代金。しかしこの時、もうすでに最後の大きな出費はこのツアー代金だけなので気分的に節約モードでもないのだが、、、

 

アスタナインターナショナルホテルの外観。一応歴史ある高級ホテルらしい。

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1Fフロント。まさに旧ソ連の雰囲気。

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この2Fにツアー会社があります。

 翌日に差し迫ったツアーの支払い方法として、ネットでカード決済できないこともなかったのですが、町の探索がてら直接お金を払いに行きました。

代金は昼食込入場料込でほぼ一日がかりのツアーで大体10400円。そう安くはないが許容範囲かと。もしこれがタムガリだと車代だけで15000円とかその位なので一人じゃちょっと、、、という金額

 結局この国で郊外へ行くとなると、バスでビューンと行くのよりも自前で車とドライバーを手配していくのが普通なようで、悲しいことにいまのところおひとり様には優しくない観光事情のようです。

 しかも車代は中国のそれと比較してどうも高い印象。こんなに物価は安いのに!グループ旅行ならまったく問題ありません、頭割りすればいいのですから。でも私のような独り者やカップルでもお金持ちじゃなければ根本的にシェアという概念がアルマトィではあまり浸透していないので行きたいことろへ一人や二人で行くのは繁忙期でもない限り貧乏旅行者には難しいようです。