ホテル代が異常に高いスイスで、エアビーを利用したら最高だった話。
エアビーとは?
今さらですが、おさらい。エアビー(Airbnb)とは、フツ―のホテルではなく、自分の眠っている不動産や家の中の空き部屋を旅行者に貸すシステムであり、賃借側としてはフツ―のホテルよりも安価で既存の住宅を借りれるというシステムでして、Airbnbが家主と旅人を仲介するというシステムです。つまり民泊というやつです。
メリットは、やはりホテルではなく実際住んでいる或いは住むように作られた物件が主なので、
・そこで暮らしているような気分で泊まることが出来る
・比較的安価
・僅かながらマイルが貯まる
デメリットとしては、
・チェックインがホテルと方法が違うので(特にアパートなど一軒貸しの場合、行ってその場に家主がいるわけではない)特にその国の言葉が出来なかったり、ネット環境でなかったりすると(屋外で家主と連絡が取れないと)利用が困難
・キャンセルポリシーが一般的なホテルよりもキツイ(キャンセル料無料はあまりない)
など。
私とエアビー
今回でエアビーでの滞在は4回目になります。
一度目は、去年キューバに行った際に旅友が予約してくれたCASA。
※※キューバは体制がフツ―の資本主義とは違うので、ホテルよりもCASA(カサ)という民泊のほうが絶対安いし情緒が楽しめます。しかしながらbookingcomではあまり物件がなくて、キューバに限って言えば、CASAを予約するならエアビーかホステルクラブ(https://www.hostelsclub.com/jp/)の二択だと思います。※※
二度目と三度目は以下の通り。
6月、沖縄で。民泊法が改正された直後。
2月、香港で。ホスト側の都合でにキャンセルされるというレアケース。
今年6月の沖縄については、代替のホテルをエアビーで見つけることができたのでまぁよかったのですが、こんな感じで私に限って言えばちょっと相性が悪い。
しかしながらこのザンクトガレンという町、とてもホテル代が高い。ちょっとした二つ星程度のホテルで大体一泊朝食付きで日本円で9000円位Σ(・□・;)
そんなわけで早い段階から、ここではエアビーを活用しようと約4~5カ月前に探してみたらあんまり出物がなくて。まぁあるにしてもこの価格を下回るのは所謂一軒貸しではなくて、自分の家の一部屋を貸してくれるというタイプ。
人の家?しかも海外?そんなに流暢に英語が喋れるわけでもないのに???等など迷いどころではあったのですが、だとしても、なんとか市内中心部の物件で、ホストが信頼のおける感じの大体40代の紳士wだった(一応顔写真がみれるようになってる)し、口コミも頗るよかったので、一泊朝食付きで5000円台のところがあったので押さえました。そんなこんなしているうちに、間近になって再度エアビーを何気に見てみたら、少し旧市街からは遠い(逆に駅近)けど、税込みで3200円位というちょっと目を疑うような破格な物件を発見!!!(この時、他に条件として洗濯機がある物件を探していてそれも難なくクリア!)、なので当初予約したところのサービス料(返金不可)を支払ったとしても絶対お得と思い、ポチっとしました。
しかし、この物件、ホストがなんと若い男性。その上、当初の“自分の持ち家の一部屋を貸す”じゃなくて、詳細は不明ですが、大学生(男3名、女1名)のシェアハウスのうち長期不在者の一室を借りるという物件。(だから安いのね~)
なんだか、ワクワクもするし、場違いな感じでどうしよう?っていうのもあるし、さぁどうする、自分!!!
エアビーで貴重なというかレアな体験ができた
さて、夕方一旦駅へ戻り荷物を引き取ってホストの家へ向かいます。
バスで向かったのですが、この時(これはさすがに写真に撮るとか無理だったんですが、、、)裸足の人を見ました。???なんのことはない、靴を履かないで生活している人です。その人は若い男性で奥さんと赤ん坊連れだったのですが、その人だけが裸足でした。そういう人がいるというのは他のブログとかで知っていたのですが、こんなに間近で見たのは初めてだったのでちょっと新鮮でした。
ここから先は、ホストから許可を得たので写真を載せますが、さすがに建物の外観やホストの写真を載せるのは個人情報なので割愛します。
場所は駅から歩いて7分位の住宅地。ホストは在宅中とのことで、事前に入手した住所からここと思われる場所で連絡してみたら、案に違わず6階建ての伝統的な建築でした。建物へは中から遠隔で開けてもらって入りました。ホントに興味深々。curiosity killed the catです。しかし人間は好奇心の生き物です(笑)
入り口。いい意味で古い建物とわかりますね(^^♪
玄関で握手したホストは、プロフの写真なんかよりはるかに素敵な青年で、こっちがドキドキするようでした。
彼、Aさんはオーストラリアからここザンクトガレンの大学に留学しているんだそう。本当にプライバシーにかかわることだし、趣旨に反するのであえて一緒に写真を撮りませんでしたが、こんなイケメンと一つ屋根の下で、、と思うと、思わずニヤケルようなそんな好青年でした。また、この家はさっきのバスの青年じゃないが、家の中では靴を履かず裸足なのだそう。まぁお客さんに強要はしないけど、という話でしたがここはやはり郷に入れば郷に従うで、私もハウスルールに従いました。
私のお部屋。まさに住むように暮らすを地で行く。すぐ隣がトイレなのでとても助かる。もちろん部屋は内鍵がかかるし、そのカギで外からもカギがかけられる。プライバシーは十分に守られます。しかも若い男の子たちなのですが、やはりゲストがいる手前大騒ぎするでもなく至って静かで快適。もちろんWi-Fiもサクサクだし。なにも心配することも気を遣うこともありません、すべては私の杞憂でした。
洗面所。反対側がトイレで右側がバスタブです。本当に人の家です。あと間接照明とか、やっぱり外国はおしゃれです。
部屋からの眺め。
ダイニングリビングからの絶景。Aさんもこの風景が大好きなんだってー!
てか、すごくナゾだったのが、誰がどのタイミングで掃除しているのかという問題。多分業者が入っているんでしょうが。
あまりにもあまりにも汚れていない。何なら私の自宅よりも。そういえばチューリッヒのホステルでも衝撃だったのだが、ここスイスではごみは特に分別せず何でもかんでも一緒くたに出すようです。流しの下に大きなゴミ箱があってそこに何でもポイ捨てすればいいようです。
この上がAさんや他シェアメイトのプライベートエリア。
朝は一応出ることになっているんですが、コーヒーとバナナしかないといわれ、じゃぁと逆に持参のパンを食べて、残りを食べてくださいねと託してAさん宅を後にしました。
結論として、、、、、貴重な体験でした。フツ―の家、しかも若い男の子のシェアハウス。まったくストレスフリーで安眠できたし。
自分の中で地に堕ちていたエアビーの評価は、大体70%位まで上昇しました(笑)
おまけ。食べかけですが、Aさんにふるまわれたスイカ。てかヨーロッパでもスイカをフツ―に食べるというのが驚きでした。