この日は一日ルツェルンへ遠出をしたいと思います。
チューリッヒから日帰りは色々行ける
今回の旅のメインはあくまでもブレゲンツなのですが、チューリッヒに三泊するうちに、どこか一日日帰りで遠出したいと思い、色々情報収集しました。
その結果、朝早く起きて行こうと思えばかなり遠くまで、例えばユングフラウヨッホの麓の町、グリンデルワルドまで3時間半、マッターホルンのツエルマットも大体3時間で行けるらしいということが分かったんですが、そこまで山好きではないので、近場でどこか?となるとルツェルンがいいらしい、ということで行ってきました。それ以外だとシュタイン・アム・ラインという16世紀そのままのようなフレスコ画が描かれた家並が美しい街や、修道院が世界遺産に制定されているザンクトガレンなどがありますが、後者はオーストリアへ行く途中立ち寄る予定なので、今回はルツェルンへ行くことにしました。
このルツェルンという町、世界遺産には選定されていないんですがとても美しい景観を誇る街で、ここから手軽に山岳観光に行ける拠点でもあります。
ここからだと、
・リギ山、、、ラテン語の“山の女王”がその名の由来。山岳観光が始まった19世紀ごろから手軽に行ける観光地としてヨーロッパ最古の登山鉄道が開通した。王侯貴族や芸術家に人気だが、変わったところでは1873年に岩倉使節団も登山しているらしい。
・ティトリス山、、、標高3238m。世界初の回転するロープウェーで有名。このロープウェーは、途中4つの主要な駅を通過し、エンゲルベルク-ティトリス山頂間を接続している。ケーブルカー行程の終点に近い一部は、氷河より高い位置を通過する。クラインティトリスという駅(標高3020メートル)では、氷窟に入ることができる。
※※以上ウィキペディアより引用
・ピラトゥス山、、、雄大な景色が売り物。フィアワルトシュテッテ湖、ベルナーオーバーラント、ドイツの「黒い森」までを見渡すことができる。世界最大斜度(48°!!)の登山電車(夏季のみ営業)がある。
に、行くことが出来ます。どこでもよかったんですが、なんとなく世界最大斜度を体験できるのはここだけなので、ピラトゥス山に登ることにしました。
チューリッヒ中央駅。おおきなモニュメント。ブラジルのアーティストによる手編みの木なのだそうです。
これから乗る電車
写真見てお分かりいただけるかどうか、電光掲示板の1とか2という数字は=一等、二等ということで、二等切符を持っている人は2の車両が止まるエリアに並びます。で、特に座席が指定されているわけではなく、電車に乗って空いていたら座ればいいというシステム。一応スイス鉄道のアプリがあって、これがすごく視覚的に優れたもので、時刻表検索するとリアルタイムで大体の混み具合がわかるという優れもの。因みにこの車中で、本当の最後に座席がなくて困っている人が1名いましたが、まぁ座れないということはない様子。それと、一等切符持っている人は二等には乗れますがその逆はNGです。
ルツェルン駅(帰りに撮った写真ですが、、)
ルツェルンの駅の前
湖水地方、、、チューリッヒ駅に降り立ったときに、一番初めに心に浮かんだ印象。湖があって、川があって、水がキレイで景観が美しくて。
ルツェルンの町は、なにしろ駅を降りてすぐに湖があって、船着き場があるので、そういった湖水の町という印象が更に強い、、、というか二都市しか行ってませんが、スイス中そんな国いっぱいあるんだろうなぁ、、、
ルツェルン駅からピラトゥス山への行き方
まずはトラムでクリエンスへ向かいます。こういったルート。行きは青いライン、帰りは黄色いライン。世界最大斜度の登山電車は帰りに楽しみたいと思います。
駅から向かって一番左側のトラム乗り場。駅からはバスではなく一般のトラムの路線に乗ります。当初この乗り場がわからず苦労する。人に聞いたがインチキを教えられるみたいな。
クリエンスで降りての徒歩。平日なのですが、オンシーズンなので結構人がいます。
これから乗るゴンドラ。
本当に前日の夜まとまった雨が降ったりと、天候だけが気がかりだったんですが、とてもいい天気です。
これから向かうルート。ゴールデンルートは帰路船に乗るので若干高い。我々は帰りは電車で帰るシルバールートにしました。
チケット売り場では、団体客も多数います。この日はどこでもおなじみ中国人団体様と、なぜかインド人団体様がどこからか大型バスで乗りつけてきました。我々も列に並び、チケット売り場で自分たちの番が来た時にスイスパスを提示したのですが、、、
地球の歩き方を妄信してはいけないらしい
スイスパスというのは、国内100%の乗り物に有効なわけではなく、登山電車など割引適用外もあるらしいのですが、歩き方(2017-2018版)によると、今年から新たにスイスパスの有効範囲が増えて、その中にこのピラトゥス山へのルートも適用になったと。その情報をあてにというか鵜呑みにしてここまでやってきたんですが、どうやら無料ではなく半額にしかならないと係員に告げられるという😨
実のところ、ここへ来るのが無料だと思っていたからこそ来た部分もあるので、それはかなり困ります。それで、私のような拙い語学力のものはすごすご引き下がるところなのですが、たまたまこの日一緒に行動した旅友さんが、日常で英語をフツ―に話すような人だったので、彼女が交渉してみてもやっぱりだめでした😢
確かに歩き方には掲載されている情報は常に変わる可能性があるので、自己責任でというような記述がありますが、それにしても割と新しい年度で、しかも巻頭カラーでデカデカと割いてある情報が誤りだとはだれが想像するでしょうか??もうこの時点では巻頭カラーに騙されきっている自分たちがいます。※因みに2018-2019版の112ページにも無料と記載ありました💦
ちょっとショックだったので、そのあとリフトの中で手持ちのスイスパスと同梱の細かい地図(パンフレット)をみていたところ、なんと!やはりこのルートは本当に50%オフになっていました😢あー、本の知識あてにするんじゃなく自分でもちゃんと調べておくんだった😢まぁ最終的には確認不足の自分が悪いんですが、、、、、
本当に地球の歩き方、おそるべし。決して過信しないことにします、
因みにこれが悪い意味での証拠写真ww帰り道のアルプナッハシュタートで撮影。やはりスイスパスホルダーは36CHF支払わないといけないもよう
前後しましたが、気を取り直して、クリエンスからFräkmünteggへ向かいます。大体の所要時間は30分位。
絶景です。
我々のようななんちゃって、ではなくw自力登山でピクニックしているらしき人も多数。
一旦下車。Fräkmüntegg
こんな楽し気な施設もあり。
正真正銘アルプスの美味しい水
トイレにて。座り方がわからないから?紙を捨てずにそこら中に散らかすから?
フツ―に1CHF取られるスイスにあって、ここのトイレはタダだった。
ゴンドラを乗り換えて山頂へ行くのですが、このゴンドラがなにしろデカくて(多分30人くらい乗れそうな雰囲気)風でゆらゆら揺れて怖い。
ピラトゥス山頂の絶景
山頂に着きました。中華カメラにて撮影。雄大な大自然。雰囲気でてますかねw
いい天気過ぎて日差しがキツイ。ここが山頂のゴンドラの降り口から登ってきたところ。ここから写真に写っている後方と、反対側にやはり更に歩いてしか登れない登山道がある。これだけでも結構きつい
その山頂から更に、ここから先はちゃんとした靴で行ってくださいねというという登山道もあり。
今しがた乗ってきたゴンドラ。
スイス名物、ホルンもここでは三重奏
片付け。組み立て式なんですね。
これが、帰りに乗って行く登山電車。しつこいようですが最大斜度48°
山頂では、握ってきたおにぎりを食べてしばしゆったり時を過ごす。
山頂にはホテルなどもあり、旅友さん情報だと、ここではないがやはり山頂のホテル利用するらしく、そこはオールインクルーシブで4万円位なのだと。4万はちょっと高いかもだが、多分夜にはすごい星空見れたり絶景の中で食事できたりと、物価の高いスイスでは妥当な値段かもしれませんね
帰りの登山電車。雪ならずとも雨が降ってたりしたらちょっと怖そう。
こんな風にすれ違います。
それから帰りはアルプナッハシュタートから電車にのってルツェルン市内へと向かいます。