午後はルツェルン市内をぶらぶらしました。
駅前から旧市街にかかるゼー橋の上からルツェルン湖を望みます。まぁ好天も相俟って、本当に美しいし、空気すらなぜか美味しい気がします。
悲しい顔をした瀬死のライオン像
一旦駅へ行き、そこからバスでルツェルンにおいてカペル橋(後述)と双璧をなす瀕死のライオン像を見に行きました。
行く途中、これぞザ・スイスのディスプレイがありましてw、写真を撮っているのは中国人団体御一行様。
ライオン像の前。先ほどの団体様とは違う中国の御一行様。
十代らしき人はまだしも、全体的に服装が我々と違ってカジュアルじゃないというか、例えば宝飾品ふんだんに身に付けていたり、防犯上どうかと思うようなカバンを持っていたり、中国人ってぱっと見すぐ中国人とわかるんですよね~、多分この人たちはお金持ちで、高級なホテルからサッとバスに乗って歩く距離も少ないし団体で行動するからあんまり犯罪に巻き込まれるということもないんでしょう。
で、ライオン像。腹部に槍が刺さって、瀕死の状態です。顔も痛そう(>_<)です。
なんでスイスのど真ん中の町にライオン?と思われるかもしれませんが、この像はその昔、16世紀フランス革命の折マリーアントワネットを守ろうとして落命した786人の傭兵を追悼する意味で作られたのだそう。この場所が、こうも人気の観光スポットなのは、スイスの歴史的な背景もあるのかもしれません。
当時、スイスの軍事力はかなり優秀でして、傭兵を輸出していたのだそうです。今もこの国には一応兵役義務があります(現在は昔ほど皆が行くわけではないらしい)し、有事の際にはフツ―の国民が皆戦うようになっているので、そういった意識というか重みは島国に暮らす我々日本人とは一線を画すようです。
かなり大きい。現在鋭意修復中(オンシーズンなのにねw)
氷河公園は隣接の博物館がキレイだった
この日は本当に湿度は高くないといえどとても暑くて、できれば日向は歩きたくない感じです。これはライオン像の隣にある氷河公園。
そのネーミングから、私たちはてっきり氷河があるとかすごい思い違いしてまして、行けばきっと涼しい思いができるに違いないとか、まるでバカです。こんな街の真ん中にそんなのあるわけないのに( ´_ゝ`) プッ
ここは昔の氷河の痕跡らしいです。すり鉢状のくぼみがありますが、それはポットホールと呼ばれる溶け出た氷河の水は渦を巻いてできた穴なのだそう。
一応テント貼ってあるんですが、それでも暑いこの日、、、
逃げるように隣接の氷河博物館へ。入場料CHF15
ザ・スイスのかわいい建物。
具体的には忘れましたが、1800年代の建物で、中が見事(@_@)
こんなところに暮らせたらなぁと思うような美しさ。
この建物の中に昔のルツェルンの模型などいろいろな資料があるのですが、
そういった展示物よりも個人的にこの家の家具や装飾品のがずっと興味深かった。
一応、地続きにこういったエントランスがあって、中にはわりと科学館っぽい展示あり。
それ以外に、こういったアルハンブラ宮殿と名付けられた鏡の迷宮があります。
これはなんと、1896年にジュネーブで行われたスイス博覧会に展示されていたものとのこと。100年以上前のものですが、古臭い印象はないかも。それなりに楽しめる。
ここの水飲み場も変わっています。吹き出し口が蛇🐍
ゼー橋のたもと(ルツェルン駅前)までまた戻ってきました。
またまた水飲み場。
今度は悪魔👿?
ルツェルン名所、カペル橋。ヨーロッパ最古の木造の橋。平日にもかかわらず、人が多い。
町の歴史などが描かれているのだとか。ちょっと怖い。
ロイス川沿いの小じゃれたオープンカフェ群
ここ以外にムーゼック城壁や、スイス交通博物館という見どころがあるんですが、なにしろ結構歩き疲れてしまったので、ここで旅友さんとはお別れしました。
かってスイスの首都だったルツェルン。チューリッヒほど賑わいはなく、ほぼ観光客しかいないけれど、個人的にチューリヒよりも過ごしやすそうななじみやすい雰囲気の町でした。
ここからあとは一人でルツェルン湖へと向かいます。