旅之八日目。旅も後半。さよなら武漢。でももう一回くらい来てもいいかも。
復興号に乗って長沙へ
この日は武漢から長沙へ向かいます。長沙では昔、厦門に旅行に行ったときに知り合った友人Bさん(江西省在住)と久々に再会します。
武漢の駅にもコインロッカーというか貴重品入れ?がありました。これは“微信”の表示があるので多分wechatのミニアプリかなんかでアクセスするんだと思う。もう本当にキャッシュレスは人民的にはいいのだろうが、外国人には甚だ使い勝手が悪すぎる。
多分ここが始発なので、すごい行列
和諧号の新しいバージョン?復興号という高鉄。ピカピカの車体
この日の朝は、パンを食べただけだったのであまりお腹が減ってないけど、タイミングとしてここで何か食べた方が良さそう。弁当の車内販売がありました。意外と人民が食べているのを見ても美味しそうだし。しかし値札を見たら45元とやや高めなので購入を控えることにした。って昨晩おなか壊したから来るべき刺激食(今夜食べる予定の湖南料理のこと)に備えて一食抜いて胃腸を休ませるのもいいのかもしれない。
二等車でキャリーがちょうど足元に置けるくらいの幅がある。もちろん一等車はもっと広い。
結構上の棚は幅があって頑丈な造りらしく、もうちょっと重量がなければ棚に載せても全然オッケーなんだけど、下ろすのも面倒なのでいつも足元に置きます。
長沙着。というか、、、、車内が禁煙なので停車するごとにこうやってタバコを吸う人が意外と多いです。
長沙南駅で友達と待ち合わせて地下鉄に乗り、五一広場で下車。
美味しそうな清真料理のお店発見(笑)いつもそればっかり考えているから“清真”の文字が多分すごく目につきやすいという(笑)
“茶顔悦色”というのはこの辺で大人気のティーショップ
五一広場駅を降りて、その近くの太平街というわざと古っぽく作ってある繁華街。一応ここに西漢時代の著名な政治家であり作家でもある嘉義という人の邸宅があってそこは何度も何度も改築された?とかいう話。友達曰く嘉義は“名前は何となく知っている”というレベル。
このようなどこぞのコピーもお手の物
その嘉義の古い住居あと。IDやパスポートを見せれば入場無料で入れます。
長沙で一番見たいと思っていたもの
それもやはりトリップアドバイザーで初めてみたのですが、、、街の特徴を示すトップページのその写真にとても興味をひかれたのです。というのも、それは誰かのおおきな胸像なのですが、、、、、それを見に行こうと思っています。
それは長沙の町の中を流れる湘江の中州にあります。
中洲にある島の名前は橘子州といいまして、
このような電車で島を一周できます。
さて、見えてきました。
誰だかわかりますか?
そう、毛沢東です。
正しくは毛沢東の若いころです。
えーーーーーーーーーーーー!いくら何でも、、、、、、
ネットをいくら探しても元ネタというかモデルとなった写真は見当たらないし。
偶像化も甚だしいというか。
友人たちの話を聞いても
“若いころの毛沢東はかっこいい”というのが定説なようで(笑)
で、この胸像ものすごくデカいです。しかもやはり最重要人物なだけに訪れる人がとても多い
何か学生の団体。なにかスローガンを唱えていました。
帰りもチンチン電車(友人がこの電車をそう呼ぶw)で地下鉄の駅まで帰ります。
湘江にかかる橋からの景色。予想気温21度ですが、霧が立ち込めていてもっと寒い。
Bさんはとにかく果物が好きで好きでたまらないらしく、こうやって町中の果物売りで買ってまで食べたいのだと。
これはジャックフルーツ
多分生まれて初めて食べたけど、シャキシャキした食感で味も薄い。“おいしい”の範疇かどうかは微妙。
なんと!7000番待ちの行列ができる人気店
Bさんがこの旅でどうしても行きたかった所。彼女としては観光とかにはあまり興味がなくて、長沙=湖南料理 らしい。ということで、彼女リクエストのお店に行ってみました。
文和友(海信広場店)
土曜の夕方なので当然混んでいます。因みにこんな感じで大体2時間待ちです。
長沙旅行を予定している人でこの記事を見た人のために、地図はここです。
7000番待ちは中国アルアルじゃなくて本当の話でして(;^_^A
その元ネタがこちら☟
お店の入り口にこんなキャラクターが。
因みに“文和友”というのは長沙の有名な臭豆腐のお店で、市内至る所にあるのですが、このお店はその中でもちょっとしたテーマパークっぽい造りになっている。インスタ映え間違いなし!です。
なんていうか、行ったことないけど、日本のラーメン博物館のような雰囲気。
わざと古っぽい雰囲気を醸し出している。なかなかナイス。
その日は寒くて、さすがに二時間待ちはキツかったので、隣がファッションビルになっていたのでそこへ逃げて暖を取る(笑)
因みに日本の“e-park”のように、ネットで大体の待ち時間がわかるシステムのようです。
待ちに待って着席しました。
メニュー。頼みたい数量を書き込むシステム
よくあるプラスチックじゃなくてかわいいホーローのお皿。
臭豆腐。にんにく、唐辛子、パクチーなど載っています。
初体験ですが、正直美味しいです!匂いが全く気にならないといえば嘘になりますが、芳醇でコクがある豆腐といった感じ。
白きくらげのスープ。ちょっと甘い味。でも甘い方が辛い料理を中和するのにちょうどいい。
タニシ!結構小ぶりです。まぁフツ―のツブ貝と似たような味です。つまようじで掬って食べます。味付けはもちろん唐辛子ベースの辛い味。
ただあまりにも小ぶりすぎるので正直食べるのが面倒くさい(笑)
カエル!まったく原型をとどめないのでそうと言われなければカエルとはわからないかも。
味は全くクセがありません。美味しいの範疇に入ります。ただ、骨を取るのが面倒くさい(笑)
出ました、メインのザリガニ!見た目も鮮やか。
Bさん曰く、これらはすべてきれいな水で養殖されたものとのこと。もちろん沼地で天然物も採れるのだが、それは泥臭くて食べれないとのこと。
素材そのものについては、確かにエビと何ら変わりなし。美味しいです。本当に。
全くクセがありません。
正直子供のころ一生懸命田んぼで異常繁殖したアメリカザリガニを採って遊んでいたので(笑)当初食指が動かなかったんですが、そんな過去の記憶も消し去るほど辛くて美味しかったです。
Bさんに聞いたところ、香辛料は、ニンニク・生姜・ローリエ・唐辛子・ウイキョウ等などとのこと。
まぁこれも本当に美味しいです。ただ殻をむくのがかなり面倒くさい(笑)です。あと、手が汚れるのでティッシュの山です(一応プラの使い捨て手袋もあります)