世界一周の三か国目、香港にいます。
他のブログの"重慶大厦"や"チョンキンマンション両替"などのキーワードを手掛かりにいくつもサイトを見比べた挙句こちらにたどり着いたとしたら、
あなたはラッキー、なぜなら今回は本当に役立つ話だからです。
至極まっとうな話です。5分とかからず読める内容です。
だけどその5分も惜しい人のために結論を言わせてもらえば、
重慶大厦の両替所の具体的にどこの店が安いか??ですが、
答えは有って無い。なぜなら水物だから。これほんと。
時間のない人は、ここ へ直接飛んでください(^^)
- 6年で変わったこと、変わらないこと
- 一番変わったなと思ったこと
- 香港でインドルピーを手に入れる。
- 海外で両替するということ
- 検証-重慶大厦はみなが言うほど得か?
- 因みに、、、中はこんな様子です
- 終わりに。そして、検証-重慶大厦におけるインドルピーへの両替
6年で変わったこと、変わらないこと
直近で香港へ来たのはコロナ前2018年の2月。
大体6年ぶりになります。
この6年の間に、コロナの大流行を挟んでいろいろなことがありました。
たまにニュースで映る街の様子はあまり変わっていないけれど、
香港・マカオ・珠海を陸路で結ぶ港珠澳大橋ができたり、
雨傘革命からの民衆の抵抗、そして一国二制度は反故にされ、国安法が施行されたり、お金持ちや活動家は海外へ逃れる道を選んだりと、実はとても大きな変化があって。
どれほど変わったのかちょっと興味があったのでした。
で、町の賑わいはどうかというと、
以前とほとんど変わっていない。
ネイザンロードから星光大道というか海の方向へ行けば行くほど観光客大杉でイライラする感じは全く変わらず。
物価は?というと、不動産はもちろんのこと、ホテルも香港の方が圧倒的に高いけれど食べるものは6年前は日本より若干安いかな?という感じだったが、
円安の影響もあり、今は日本よりちょっと高いくらい。
一風堂のランチセット?58HKDなのでだいたい1200円位?
いいんだか悪いんだか1香港ドルは日本円に×20すればいい感じが続いている。
7~8年前までは15円位だったのにね。
つまり1ドルが昔は15円で今は20円の価値があるということ。
中国元も同様。対ドルや対ユーロだけじゃなくおおよそどの通貨を比較しても
日本円は弱くなりました。
町全体の印象は、それこそ円安を背景に
以前にもまして日系企業が進出している感はある。
つまり今度は香港ドル側で考えてみると
昔は日本円で100円のものが7~8ドルしたのに、今は5ドルで買えるということ。
、、、、、悲しみしかない😢
これはイオンでイオンは昔からフツーにあるけれど
ラーメン屋やイオン以外にコメダ珈琲やドンキホーテも進出していたし、
アパレル関係も以前にもまして増えた気がする。
トイレ目当てでその辺のファッションビルに入ったのですが、フツーに日本のブランドが多数入っているのでまるで日本にいるかのような錯覚に陥りました。
道行く中華民族はたしかに大声で話すからうるさいんだけど、服装はどう考えても本土の上海北京といった大都市の人たちより総合的におしゃれだなぁという印象、日本ブランドが進出しているからかもしれないけれど笑
一番変わったなと思ったこと
目に見えて変わったなぁと思ったのは街の景色。全く同じ場所ではないですが、上三枚と四枚目の写真の違いわかりますか?
上三枚は今回撮った写真。
そしてこれが6年前に撮った写真。
そう、道路に出っ張っている看板が減っているのです。
これらの看板ですが、2010年の建築法等の改正以来、ほとんどのネオンが違法とされ、
改装の必要が出てきたり、家主が変わったりするごとに撤去の憂き目にあい、現存するのはたったの1割なのだとか。
建築法上致し方ないとはいえ、見えない閉塞感に包まれた香港は、良くも悪くも(私にとっては悲しい方向😢)、街も変貌をとげつつある途上なのだなぁとしみじみ思いました。
香港でインドルピーを手に入れる。
ここ香港で私は両替をしたいと思っています。
というか、そもそも香港に24時間も滞在しないのに何で香港で両替?と思われそうですが、それはこの先インドへ行くことが決まっているのでここで両替していったらどうか?というアイデアです。
世界一周の最後の北米・中南米編はドル払いの国が多いのでwiseを使いましたが、この時はまだwiseを使っていないし、せっかく香港に来るのだから、とりあえずここでインドルピーを手にしたいと思ってのことです。
インドはそもそもインド通貨海外持ちだしが禁止されているので、日本の大黒屋とか一般的な両替屋では取り扱いがありません。
都内にインド銀行の支店があるようですが、預金口座のない一般の客が両替できるかどうか不明。
この場合、日本国内でインドルピーを手にするのは限りなく難しい。なので一般的には
・日本円をインドでルピーに変える。
・日本から日本円をドルに変えて持っていく。それをインドでINR(インドルピーの略)に変える。
・インドに着いたら日本のクレカでキャッシングする。
のいずれかでINRを手にしているのが多いと思う。
で、これまで自分は最後の方法での両替が主でした。そもそも前者二つは今、この円安の局面で賢い方法とは思えない。だったら試しに今回は、
・香港で日本円→HKD その場でHKG→INR に両替する。
これを
・日本で円→USD インドでUSD→INR あるいは
・日本円をインドでINRに変える
と比較してどれくらい得か試してみてはどうか?と。結果はこの記事の最後に。
海外で両替するということ
ここ重慶大厦ですが、ここに数多存在するバックパッカー向けの安宿はもちろんのこと、
同じく建物の中に数多ある両替所が、香港市内の空港や銀行はもちろんのこと、市中の両替商より手数料が安いということでも有名です。
何しろほんとにレートがよいし大体のお店は手数料がない。
ここに泊まっているのを良いことに、今回目に付く両替商全てに足を運んで検証してみたいと思います。
両替所には各々レート表があって、それ等を見比べて、客はどの店で両替するか選びます。因みに表にある通貨以外にも取り扱いがあったりするので、直接聞いてみるといいです。さすがに地球の裏側の通貨の取り扱いは少ないと思いますが、この建物の奥まった両替商にはアフリカの国々多く取り扱っている店もあります。私はHKDに変えた店でSri Lankaルピーも一部変えました。
※Sri Lankaルピーは表に看板が出ていませんが、聞けば取り扱っているとのこと。
インドの後スリランカへ行くことまで決まっていて、そのための両替です。
まずこれらの両替レート表の見方。おさらいです。
日本円を持っていって香港ドルに変えたい場合、見るのが左側のBUYを見ます。
つまりこの場合、BUYにだけ注目していただければいいと思います。
逆に日本円を香港ドルに変えたい場合右側のSELLを見ます。
ところで左側の日本円0.0530は何のことかというと、
1円が0.053HKDだということ。もし日本円で10000円持っていったら、
10,000*0.0530=530ドルに両替できます。
それがもし右のSELLについて説明するなら、
538HKD持っていけば日本円1万円に両替してもらえる。
もし(そんな人はいないけれどw)さっき両替した530HKDを日本円に変えてください!とお願いしたら9851円に両替してもらえる ということです。
この場合為替差損はたったの149円👀
そして、お店の前に通貨の売値と買値が表示してある表があるのですが、ほとんどのお店はそこに"NO COMMISION"と書かれていて、それは手数料がかからないということになります。
つまり両替商の取り分が本当に少ない。
これがもしウエスタンユニオンなどの両替商だと手数料もしっかり取られます。
また、日本の両替所や銀行のワールドカレンシーショップの場合TTSとTTBとに差がありすぎて💧
今時は自宅に外貨を宅配してくれる業者もあるらしいが、煩雑なわりに割高なうえ日数がかかったりする、だったらということで私はもっぱら現地キャッシング派だったのでした。
日本のそのへんの金券ショップのレート表。ネットから拾ってきた写真ですが、売値と買値にHKDの場合5円弱差があります💧(過去の写真なのでレートは気にしないでください)
金券ショップのなかで最強と言われるドルレンジャーにしてもこんな感じ。
売値が19780円で買値が 18810円
19780円で、1000HKDが買える
18810円で1000HKDが売れる。
為替差損は970円
私が香港に行ったころと、直近とではそもそものレートが違うので一概に何とも言えませんが、
両者のシステムが大きく変わっていなければやはり
日本で両替するよりも重慶大厦での両替がだいぶお得だということになります。
ということで、建物内くまなく両替レート表の写真を撮りました。
ここは BUYが0.0527 SELLが0.0540
ここは BUYが0.0528 SELLが0.0545
ここは BUYが0.0530 SELLが0.0535
ここは さっきの店。singapole exchange company
外観。
ここは BUYが0.0529 SELLが0.0536
ここは BUYが0.05305 SELLが0.0536
uk exchange ここでいったん両替した。
となっています。
上記踏まえてこの中で一番高いところと安いところを比較してみると
0.0527のお店=527HKD
0.05305のお店=530.5HKD
1万円両替して ≒60円位の差
10万円両替して ≒600円位の差
それがもし100万円(申告しなくてよいギリギリの金額)も現金で両替するなら
それでやっと6000円位の差。
検証-重慶大厦はみなが言うほど得か?
因みに香港市中だとこんな感じ。これは佐敦駅の近くの両替商。ネイザンロード沿い
ここは BUYが5.24 SELLが5.38
重慶大厦のレートの悪いお店と比較してせいぜい1万円分両替して6~70円の差?
他の方のブログも参照していただければとおもいますが、市中のそこまでレートが悪くないお店は実にはほかにもあるらしい。
これは在住の方のブログ↓↓↓
香港で1番レートのいい両替所はどこだ?3軒比較してみた結果!と新作エコバッグ! | 香港在住えりのおいしい食べ歩きガイド
私もこの方と結論は一緒で、本当に100万円位両替するんでもなければどこでしても香港でする分には大差なし。
ましてや、どの店が安いかどうかは毎日変動するので、よくネットの検索の一番初めに出てくる"おススメ"とか"〇〇年最新版"などに惑わされる必要ないと思います(^^)
また、重慶大厦においては押しなべてレートはよいので、正直どこで買ってもあんまり大差ないです
それと"入ってすぐのお店はレートがよくないから避けましょう"という通説がありますが、私がほぼすべ店舗お店を見て回った結果、正面から入ってすぐに並んでいるお店の二軒目、つまりuk exchangeというお店が一番安かったのでそこで両替しました。
つまり、ほんとにどこが安いかはその日その日で変わるということです。
実際そこはすごくお客さんがひっきりなしに来ていたし。あ~ネットの情報はあまり鵜吞みにできないな、というのが感想です。
私の結論ですが
1.日本円を香港ドルに変えるとしたら日本でやるよりも香港でやった方が絶対よい。
※この場合、空港から市内まで大体の人はバスか地下鉄で行きますが、いずれにおいても日本で発行されたクレジットカードが使えるので、現金が一銭もなくてちょっと不安かもしれませんが、市中まで行きましょう。
2.香港全土いわんや、重慶大厦においては押しなべてレートはよいので、正直どこで買ってもあんまり大差ない。
だから、重慶大厦に来るのがめんどくさい人はその辺のお店を数軒回って比べてもよいし、重慶大厦へ来るとしたらネットの情報に惑わされず、自分で数軒回って確かめた方がベターだが、実のところ大した違いはない。これが答え。
因みに、、、中はこんな様子です
一応動画も撮ったので。参考までに。
全然カオスでもないし、危険でもないです。
日本国内の知っている場所に例えるなら上野のアメ横に似た雰囲気。
マフィアや犯罪者の巣窟みたいな扇情的な表現でアクセスを稼ぐブログやyoutubeありますが、ほんとにフツーです。ただちょっと古くて衛生上どうか?という感じ。ここで作っているものを飲食するのはためらいますが、そうでなければ無問題かと。
まぁ個人的に、何を根拠に危険じゃないと思うかというと、それもこれも悲しいことに香港の中国化の影響によるものと思っています。
つまり、香港もすごい勢いで中国本土同様に監視カメラの台数を増やしているので、それが犯罪抑止となって、ある意味安全といえば安全なのです、、、、、
終わりに。そして、検証-重慶大厦におけるインドルピーへの両替
ところでここでの自分の両替の経過など。
入り口付近のuk exchangeでまずは日本円をHKDに変えました。
それをこのお店でINRに変えました。
ほとんどどの店も、日本同様にINRを取り扱っています。
因みに、このときインドルピーについてはここが一番安かった。
※40000円→2122HKD
2122HKD→うち1600をINRに400をSri Lankaルピーに変えた。
この場合大体ですが、
1600HKD≒17300INR≒30160円
400HKD≒15390Sri Lankaルピー≒7520円
で変えたということになります。
これが果たしてどのくらいお得だったか?
残念なことにインドでレート表の写真撮り忘れるという、、、
だけど参考までにスリランカでレート表を写真に撮っていた
※香港で変えた400HKDは15390Sri Lankaルピーでしたが、
バンダラナイケ空港では、BUY 20,617 SELL 21,825
10円を20,617ルピーで買ってもらえる、21825ルピーで売れる。
私が香港で両替したのと比較すると、
コロンボバンダラナイケ空港 10円=20.617
チョンキンマンション 10円≒20.465
ということは、
コロンボだと 10000円→20617Sri Lankaルピー
重慶だと 10000円→20465Sri Lankaルピー
うん??ひょっとしてお得じゃない??
お金は大好きだけどお金の計算にはめっぽう弱い時分でした(笑)