いやはや、この歳になってよもやここへ泊まることになろうとは、、、
香港の深夜バスで尖沙咀へ行く
コロナ以来の香港です。
深夜着なので、当然お金も持ってないし、一晩だけの滞在なので両替する気もなし。
深夜バス乗るにしても既に有人のチケット販売は終了しているし、古いオクトパスカード(日本のsuicaみたいなもの)はそのままでは使えないらしい(どこかに日中持って行ってアクティベートのようなことをしないとだめらしい。しかしそれ以前にそもそも前回チャージした金額はほとんど使い果たした記憶があるので却下)し、どうやって支払えば良いのやら?
で、乗り場を見たらいちいちチケットを買わなくてもクレカで払えるらしい!あぁ知らなかった!
2024年初頭の時点で日本よりも進んでいるというこの事実。
ついでにアリペイはもちろんのこと、applePayやgooglePayも使えるもよう。
ただし、クレカ払いはカードリーダーがないのでタッチ決済だけになります(差し込むタイプのみの古いクレカだと使えません)
しかし半年後の今(2024年暮れ)の状況から言ってもまだ日本より進んでいる、というか日本は香港以外にも他の先進国より遅れているなという印象ですね。外国人というか旅行者にとってはクレカタッチできるのってすごく敷居が下がってありがたいですよね。
バス内は空港からは6割くらいの乗車ですが、途中空港で働いている職員のような人(たぶん)も乗ってくるので、乗っている間の半分くらいはほぼ満席。治安は全く問題なし。
値段が昼間より割り増しなのと停車するバス停が多いので時間が1.5倍くらいかかる(ほんとに昼間だとせいぜい1時間くらいのところを各停で人が乗り降りするのでその2時間弱が、かなり長く感じられる)のと眠いのを除けばまぁしょうがないというか。致し方なし。
消去法で重慶大厦
香港空港に夜遅く着く便のなにが嫌だったかというと、
・到着が夜遅いと移動が面倒だけど、さりとて空港の近くに手頃なホテルがない。
・香港空港は空港泊ができなくはないが、体調崩すので絶対にしたくない。夜は少ない睡眠時間でも良いので、ちゃんとそれなりの環境で寝て次の日へ備えたい。
・プラザプレミアムラウンジが四カ所もあり、うち2カ所は24時間営業しているらしいが、すべて出発エリアにある、自分はプライオリティパスを持っていない。
・市内へ行くバスも地下鉄も終業しているので、公共交通機関は深夜料金且つ時間がかかる深夜バスしかない。
という理由による。
なのでどうしても短時間でも寝れる、しかしリーズナブルなホテルを探さねばならない。
そこで自分なりの条件→香港のホテルはどこであってもそもそも宿泊料金が高いというのはコロナ前に行って知っていたのですが、正直ただ寝るだけなので、とにかくシャワーが浴びれてプライバシーが保てればよい(ドミの類いは私は寝れない方なので、最低限利用したくない)のでなるべく安価なところで、その上この深夜にチェックインできるというところとなると、、、
消去法でここしかなさそうです。どのホテル予約サイトを見ても、一カ月を切っているとここしかない。もっと前から香港に泊まらなきゃならない状況だったらほかの選択肢もあっただろうが。
その名も重慶大厦あるいはチョンキンマンション
香港のど真ん中というか一等地に古くから存在する雑居ビル。
このへんは古いビルが多いけれど、ここが代表的で且つ大きくてネイザンロードに面しており、誰もがここを知っている。下層階は両替商や多国籍料理(特にインド系が多い)レストランが軒を連ね、国際都市香港の代表的な場所。
その存在はもともと知っていましたが、
外観からして"ザ・雑居ビル"だし、、、ホテル予約サイトを見ても、ほとんど評価低いかそもそも評価がつかないとかだし💦なんだかほぼ自分が生まれた頃に出来たビルなので、衛生状態とか万が一火事になった時の心配とかマイナス要素しかなくて💦でも背に腹は変えられないので、現状空きがあって、なるべく評価の高いところを予約しました。
ただ一つありがたいのが、一等地に立地しているので、深夜バスのバス停(九龍酒店, 彌敦道)からもすぐということ。
しかし、事前にチェックイン時間は連絡して、快諾していただいているとはいえ、ほんとの真夜中なのでちゃんと泊まれるのかな。
午前三時近くの重慶大厦
で、中の様子。
写真で見る限り場末の印象です。実際そうです(笑)
でも怖いとか危険とかそんな感じではないのです。
チョンキンマンション 真夜中のチェックイン
ゲストハウスはHoliday Guest House Hong Kong
Boking.comで、確か評価7点台だった。
料金は私が泊まった2024年初頭は素泊まりで5400円弱 5000円以下に抑えたかったが見つからず。ここにしても取り消し不可だからこのように安い。且つ予約当時1ドル145円近辺だったのでこの価格。ちなみに今(2024年末)だと8000円超え。恐ろしき円安。
事前にホテルに聞いたインストラクション通り向かう。
エレベーター。偶数階に止まるのと奇数階に止まるのと別々。意外と効率的な気がする。これで指定された方に乗る。
ホテルというかゲストハウスの入口。
これは日中撮影。
いやいや、昼間だからこんなフツーだけど、深夜到着したときは、真っ暗でまったく人の気配なくて、門扉も固く閉ざされてて(防犯上やむなし)、指示通り呼び鈴を何度か押して夜勤スタッフを起こすんだけど、さっぱり起きてこないし客観的にあたかも不審者のようで、絶対ここではあるのだがひょっとして予約ないよとか言われたらどうしよう?とちょっとした不安が頭をもたげますが、と同時に何とかなるとも思っていました。
先日のクアラのゲストハウスはまだ宿泊客が出入りする時間帯だったので無人だとしてもちょっとした不安で済んだが、今回は有人対応とはいえ、チェックインがどんなだかまるで想像つかなかったんですよね(まさか電気を消して寝ているとは、、、)。なのである意味勉強になりました。
Holiday Guest House
お部屋はこんな感じ。質素です。一応ツインにアップグレードされてました。一人なので、一つのベッドは手つかずですが、尖沙咀にもかかわらず部屋が広いので(スペース広く使えるので)、しばしここが件の雑居ビルだということを忘れることができている。
窓コン用にカーテンにちゃんと通気用の穴が空いてるのも香港ならでは。
バスルーム。
狭すぎてバスルーム中全て水浸しになります。
以前この近辺に泊まったことあって、香港のこの辺のシャワー事情がどんなだか知ってたからいいようなものの、知らないで入ったら着替えやトイレットペーパー水浸しにしたり、絶対途方に暮れそう笑イメージとして、シャワーがだめだめのドミトリーとかそんな感じ。
それと、リノベされてて新しくて清潔ではあるんだが、もちろん構造上水はけは悪い。なので滞在中バスルームの床はウェットなのでトイレ行ったときとか滑らないよう注意しないといけない。まぁそんなもんだと思っているから問題ないけれど。
冬場だから不要だがちゃんと冷蔵庫もあり。最低限のコップなども。
ベッド回り電源が多いのもとても助かる。
他が知りませんが、こんな雑居ビルの中にあってちゃんと窓もあるし(ない部屋もあるのかもですが、予約サイトでちゃんと窓付きの部屋の写真を確認して予約したら写真通りの部屋でした。)、スタッフはおおむね親切だし、私の例にもれずちゃんと24時間、真夜中でもフロントは機能するし(笑)、もちろん立地は最高、清潔、水回り改装後でキレイ、などなど考えるとチョンキンマンションの中でもここは絶対おすすめです。※本当jに予約サイトの画像通りっていうのはかなりポイント高いです。
BBA一人でもまったく問題なし。これに味を占めて多分次回からも重慶大厦が常宿になりそう。