どこへでも行く

一人旅のつれづれ、行き方や食べたものなど。それ以外に好きなスポーツのことなど

自分史上海外旅行最大の失敗

この日、とんでもないことが起こります。というか自業自得なのですが

ハミ(哈密)からトルファン

 中国版新幹線、和諧号でこれからトルファンへ向かいます。D2701号

中国の電車って頭にアルファベットがついていて、このDというのはどうやら高鉄、日本における新幹線或いは特急の類。早くて快適で車輛が新しくて料金も高い。今回2等車に乗りましたが、前回嘉峪関~柳園は一等車に乗った。一等に至っては新幹線のグリーン車並みと思います。

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 こういった企業の宣伝もあり(笑)これは乳製品の会社のようです。

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 と、ここで私史上最大の失敗をやらかしました。

 前の記事でも触れましたが、その前々日までフツ―に仕事をしていたので、旅行準備のため通常より寝ていません。(5時間も寝ていない)それに輪をかけて前日成都の仮眠所なのでこれまたせいぜい3時間しか寝ていない状態(+飛行機で一時間)。トータル二日で9時間しか寝てないとかそんなかんじ。そして昼食後。

 悲劇が起こったのは18:01。私はこの車内で思いっきり寝落ちしていました。この時電車は目的地のトルファン北駅に到着したのです。ところが、ウトウトどころじゃなくすっかり眠りこけてしまい、私の代わりに次にここトルファン北から終点ウルムチまで乗る人が来て初めてぼやーっと眠りから覚めて、一瞬なにがなにやらわけがわからず、何十秒か間があってようやく自分の過ちに気が付いたという始末。それで、ハッとして充電中のスマホを電源コードごと抜いて慌ててカバンを持って降りようとするも無情にもタッチの差で(ほんと、あと10秒くらいの差でした)ドアは閉まってしまいました。そうです、

電車で寝過ごしてしまい、降りることが出来なかった😨😨😨

というやつです。

親切な服務員(車掌さん)

 それで、真っ青になって服務員を探します。電車には二人の服務員が載っていたのですが、二人とも英語は話せない様子。まぁ自分にしてもパニックに陥っているのでただでさえプアな会話力が更にひどくなりなんとか状況を説明します。すると服務員はトランシーバーでどこかへ連絡。話していたのは英語が話せるオペレーターのような人。そこで状況説明したところ服務員からの指示は、

・そのまま空いている席に座って終点のウルムチまで行く。

・ウルムチから折り返しこの電車にのってトルファン北駅で降りる。

以上の二点。

幸いなことに、この高鉄は最終ではないのでちょっと時間はかかりますが本日中にトルファンに到着できますとのこと。

 あー、もう腰が抜けるほどではありませんが、安心してへなへなと空いている席に座ります(しかも隣の一等車をココデマッテクダサイと、案内された)

 で、ウルムチに着いたところ。駅の構内、時間は19時過ぎ。

今まで親切にしてくれた服務員とはここでお別れです。

「わたしはここで家に帰ります。あなたはこのまま座っていてください」

   「ありがとうございます」

「係員は変わりますが、あなたのことは説明してあるので大丈夫です」

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 あぁなんと有難い(T-T )( T-T) ウルウル

 通常チケットを改札しに来る程度だと(というかトラブルが無ければその程度の交流が当たり前なのだが)、とりわけこの国の服務員は、愛想もなく淡々と業務をこなす人というイメージですが、実はそうじゃないんだと今回初めて思いました。

 というか、日本並みの丁寧さや客あしらいに慣れると、海外でのサービスにおいて物足りなさや不親切、冷淡などネガティブなイメージ抱きがちですが、中国国鉄においてはそんなことはないらしいです(*^_^*)

 がらーんとした車内。

 ここでしばし待つ。待っている間掃除係の人が掃除をしていきますが、私に関しては何も聞かれないし特に問題ないといった様子。掃除の人といえば、電車が運行中にも車掌さんとは別に掃除係の人が乗っていて、時々床をモップで擦って行きます。未だにその辺にごみを捨てる人がいるための対策でしょうか?

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 そして、次の服務員が乗ってきました。話はついているようで、一応チケットを見せてあとは無問題といった様子です。

反省するとともに今後気を付けたいこと

 まったく、日本ですら電車で乗り過ごしたことは長い人生でたったの二度だけ(一度は酔っぱらって寝てしまい二駅乗り過ごしタクシーで帰宅というよくある話、もう一度は読んでいた本に熱中してて地下鉄の駅を一つ乗り過ごし一駅折り返した)だったので、ショックといえばかなりショック、過ぎてしまえば笑い話ですが。

 また、あまりの睡眠不足により過去に飛行機で離陸前に寝落ちとかありましたが、飛行機の場合は寝てもなんら問題ないとして

やっぱり寝落ちするほどの睡眠不足や、そこに至る睡眠負債は抱えるべきではないと。ましてや若くもないのでスケジュールは余裕をもって立てないといけないらしいというのが今回の反省及び今後の対策。

 ところで、このトルファンからウルムチの往復について、差額料金とかどうなの?と疑問に思った方も多いと思いますが、、、、なんと見逃してもらいました

 車中で敢えて自分から問題にしませんでしたし車掌さんもなにも言いませんでした。かといって、降車駅であるトルファンでいずれチェックポイントでなんらかの沙汰があろうと思っていたらそこでもちょっと時間は取られましたがお咎めなしでした。

嗚呼、中国国鉄多謝!!