どこへでも行く

アラ還の一人旅のつれづれ、行き方や食べたものなど。それ以外に好きなスポーツのことなど。因みにこのアイコンはカンクンのセノーテで水中から上を見上げているところ。それと記事の背景の幾何学模様はインドの階段井戸、チャンドバオリです。

キャンディを拠点にシギリヤロックへ

2024年ワンワールドの世界一周中です。

ですが一度に世界を回るのではなくて、

途中で日本に帰ってはまた再開を4回繰り返します。

今回はそのアジア編、日本に帰る途中でスリランカストップオーバーを入れています。

 

短い日程だとキャンディ拠点が都合よいらしい

今のところフリーターの身の上なのでインドから日本に帰るにあたりヒマは充分にあるので、直行ではなく敢えてどこか経由で行こう!と念いうことでのスリランカなのですが、どこを経由して一旦帰ろうかとルート検索していたときに、なんとなく失念していた(なぜならそれ以上に行きたいところがその後いっぱいできたので)のだが実はずっと昔シギリヤロックに行きたいと思っていた、ということをまだ旅に出る前に思い出した。

 いざ思い出してみれば、やはり行きたいという気持ちは膨らむ一方で、もはやスリランカは既定路線のような位置づけになっており、ここにストップオーバーで滞在する4泊のうちで、やりたいことといえば、以下の通り思いついた。

・シギリヤロックに行く

・バワのホテルに泊まる

・できたらキャンディへ行く

・コロンボ市内にあるバワの建物を見る

自分的に、

スリランカ≒シギリヤロックとバワ

という図式。

しかし色々調べていくうちに、コロンボ市内も行ってはみたいものの、このタイトな旅程の中でそこへ行くとなると、他の場所に割く時間がどうしても短くなってしまうので、優先順位が低いコロンボ市内行きは諦めました。

つい先日行ってきたばかりの友人に聞いたら、彼女は空港到着後、車を3日間チャーターして(既に日本で予約済)やはり私同様キャンディ方面へ行ったようなのだが、トータルでいくらだったか聞いても勿体ぶって濁すようなのでヤツなのでそこまでして聞くのも面倒だし、自分的についでというかオマケの旅程にそこまで拘ったり凝ったりするのもどうか?というのがあって、

1.深夜到着なので空港近くに泊まる(いまここ)

2.キャンディ

3.キャンディ

4.バワのホテル

キャンディを拠点としてシギリヤ及びダンブッラは、一日車をチャーターして行くことにした。

 

キャンディ発Viatorの現地ツアー

現地ツアーをお願いするとしたら、私の中ではGet Your Guide   Viator   Civitatis なのだが、今回は比較検討の結果、viatorにしました。

 

現在の価格だと9000円くらい。

残念ながら、このとき恐らくシーズンオフだったせいかこんな安価でプライベートツアー(一人から催行)が探せたのですが、今だと一人参加は選べないもよう。また、私が行ったときは本来最後に行くRanweli Spice Gardenはなんかマストな雰囲気だった。

他のツアー会社もそうなのですが、プランや金額は意外と変動があるので、こまめに見たほうが良いらしい(条件の良いツアーが増えるというよりはむしろなくなるパターンが多い気がする)

一応このツアーですが、

このとき(2024年 2月)は今よりやや円高基調なのだが、今とほぼ価格は変わらず。

 

目的地↓↓

  1. Matale有名なヒンズー教の寺院/マタレーのコビル(Sri Muthumari Amman Kovil)
  2. Golden Temple of Dambulla
  3. Sigiriya The Ancient Rock Fortress
  4. Minneriya National Park
  5. Ranweli Spice Garden

これらに昼食付

 

プライベートツアーの何が良いかというと、

・超早起きしなくて良い

・上の答えに関係するが、他のツアー客の送迎を待ったりするなど時間を無駄にすることがない

・自分だけの都合でルートを多少変更できる

など。

 

早起きしなくて良いことの何が嬉しいかというと、早起きだとひょっとしてホテルの朝食を食べていたら間に合わないから諦めざるを得ないという事態に陥らなくて済むことです。自分はまず絶対朝食は食べたい派なので笑

ということで、自分の都合で8時に迎えに来てもらうことにした。

 

マタレーのコビルからランウェリスパイスガーデン

ホテルの朝食。キャンディの町を望む。

 

 

空港のあるカトゥーナヤカやネゴンボほど暑くはないが、朝はさらに気温が低いのでとても気持ち良い。

因みに、日本と違って網戸などないし、この辺はエアコンがないのがフツーなので窓は開けっぱなしで寝ている、開けないといくら扇風機付けても寝れない。寝る前に押すだけベープは多めに噴霧している。

 

のどかな田園風景。スリランカは二毛作のみならず、三毛作までおこなっているらしい。

はじめに行ったコビルというヒンドゥー寺院。

 行くのはいいが、この時はなぜか宗徒じゃないと中に入れない。(口コミ見ると入れている日本人もいるので通常は入れる、この時はなにかしらお祭りの時期らしい)しかも外側見るだけでも有料という。

あー、だったら来なくてもいいのにと、少し思ったが、ダンブッラへ行く途中なので良しとする。外観だけでもまあ美しくはある。

 

そのあとの旅程ですが、

元々、キャンディからダンブッラ迄も2時間弱あるし他にあまり興味ないので道中寝ていこうと思い、実際寝ているのだが、

このツアーの詳細に記載があった順番がなぜかドライバー都合で変更されて(双方英語に堪能でないから陥りがちなトラブル)

うとうとしていると、Ranweli Spice Gardenというアーユルヴェーダに興味ない人(つまり自分)にとってはとことん興味のない体のいいお土産屋(google map だとすこぶる評価はよい)に連れていかれた。

 

いろんなスパイスを育てている園内を見て回る。

ちゃんと各言語に対応したスタッフが常駐している。

 

ナツメグとのこと。へー

 

なんかの原料。聞いたけど忘れた、、

 

カカオ、などなど。

 

で、これらがその香辛料を使ったオーガニックの製品群

なんていうか、スタッフとマンツーマンで園内を案内がてら回った後なので、この期に及んで何も買わないというのは非情な気がして自分用に三点ほど購入した。

自分用にクリームを買ってきたし使ってみたんですが、効果はよくわからない。ただ肌触りというか使用感及び香りは優しい。肌に悪いものではない感じはする。

あ、金額ですが、ここはスリランカなのでリーズナブルでした☺

ランギリ・ダンブッラの石窟寺院

ダンブッラの黄金寺院は、シギリヤロックほど有名でもないのであまり気になっていなかったんですが、行ってみたら本当にきれいなところだった。

 

スリランカにおいて、最も保存状態がよい石窟寺院らしいのだが、本当にここの保存状態は、この何日か前に行っているアジャンターなどと比べてもかなり良い。こんなに年がら年中高温多湿なのに、、、

石窟寺院(過去は黄金寺院と呼ばれていた)は、5つの石窟によって構成されていて、アヌラーダプラ時代(紀元前1世紀-993年)とポロンナルワ時代(1073年-1250年)に大部分が建設され18世紀には、キャンディ王国の手によって、石窟寺院の修復作業が行われた。長期間に及ぶ建築によって、スリランカにおける仏教建築で最も印象的なものとなったとのこと。

 

ドライバーさんといったん別れていざ寺院へ。

長い階段を上っていくのだが、途中で花売りが複数待ち構えている。

寺院なのでお花をお供えする。美しい南国の花(名知らず)

 

古今東西、こうやっていたずら書き(彫り)する人は一定数存在するらしい


寺院の中。とにかく天井画が修復されたものとはいえ、細密で色彩が美しい。

 

 

ただ一つ難を申せば、はだしで見て回らなきゃならないので、これが真夏の砂浜同様にやけどしそうに暑くてつらかったです笑

 

ドライバーさんと待ち合わせ場所。遠くにここのランドマークともいうべき大きな金ぴかの仏像が見えます。

 

ここで大体おひるごはんの時間で次は昼食。

食べたことがなかったスリランカ式カレー

スリランカのカレーの特徴はインドのそれとはと違って、ココナッツミルクを多用し、油分が少ないとのこと。

 

シギリヤロックへ向かう途中の道路沿いにお店はあります。

伝統的民家風

 

知識がなかったんですが、こうやってカレーが数種類、魚のカレーとか豆もカレーとかいろいろ

 

これを自分のさらに取り分けて頂く。

手前のオレンジの鮭フレークみたいなのはココナッツのふりかけ

色んなカレーに添えて食べる。

癖がなくて食感が面白い。

初めてのスリランカカレーですが、とてもおいしかったです。

 

シギリヤロックへ

そしてついにシギリヤロック。

遠目にもそれとわかる。高さ約195m。

この頂にはシンハラ王朝の5世紀、父を殺害し王位を奪ったカッサパ1世が築いた王宮の跡があります。しかし現代の土木技術ならまだしも、そんな大昔にこんな岩山に王宮を作って住んでいただなんて、、、、

スリランカのベストシーズンは、乾季にあたる11月~4月がよいと言われているらしい。私が旅行したのは2月のはじめなのでまさにベストシーズンなのだが、

だとしてもなかなか暑い。日光を浴びるのも疲れるし、湿気と暑さにやられる感じ。

ということで、既にちょっと疲れは感じているのだが、ここは今日のハイライトなので

行ってみたいと思います。

 

 

シギリヤロックの入場料は30ドルで、シギリヤロックといえば、登る途中にシギリヤレディという美しい壁画がありとても見事(当初は500体あったようですが、風化により現在は18体が残るのみ)なのだが、昔は立ち止まって写真を撮れたのだが数年前から撮影禁止となった。

現在は博物館にシギリヤ・レディの壁画を再現したコーナーがあり(JICAが建設に関わったらしい)そこで往時に浸ることができるもよう

チケットにはこの博物館の入場料も含まれます。

 

岩山への登山ですが、このようなごつごつ岩がたくさんある道を通って、やがて階段を登る。

 

登っています。日差しを遮るものがないので暑いです。

 

逆光で分かりづらいですが、このライオンの前足の間の階段を上がります。

 

頂上から。ほんとにいい眺めです

 

ピドゥランガラロック。ここに登ってシギリヤロックを見るのも絶景らしい。

本来行く予定だったのだが、あまりに疲れてしまい、行くのを断念した。

 

下り。登りでは気づかなかったのだが、なかなか急です。足が悪い人はこれないかも。

 

行ってよかったです。

ある友人は高所恐怖症で、ライオンの足のところまでは行けたけれど怖くて登れなかったとのこと。まぁぱっと見かなり高そうではあるが、そこそこお年寄りも登っているし、天辺からの絶景は素晴らしい。

ただ、暑くて暑くて疲れた。本来ならこの後、ピドゥランガラロックに連れて行ってもらう予定だったのだがギブアップ。当然ミネリヤ国立公園も行きませんでした。

 

夕食はDevon Captains Table というお店で。

雰囲気は欧米風。

 

ここのお店は豚肉もあって、

確か酢豚みたいな感じだった。