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中国からカザフスタン国境越え①霍爾果斯

多分、最新の国境越え情報。国境の町コルガスはこんな感じです。

この日はとても密な長い一日というか、実際失敗の連続の長~い一日でした。ここにたどり着いた方が、私のように無駄に時間を費やさないように、画像を交えて記憶の限り詳細な情報をとどめたいと思うので今回は二回に分けます。

この記事のまとめ

・コルガスの駅は町から遠いし公共の交通機関はない(タクシーで20元)

・国境の免税店は大流行り

・国境は乗り物に乗らないと徒歩では通過できません

コルガス駅は町外れにあるので要注意

電車到着するちょっと前、イーニン付近での“今日の天気”

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朝のコルガス。夜じゃないです、朝の8時近くです。

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コルガスの駅ですが、 場所で言うと、したの地図の赤い丸で囲ったあたりを検索するとググります。PCだとご丁寧に写真付きで出てくるのでそこが駅だと私は思いました。しかし、、、

国際バスターミナルまで1.7キロ。

というのは大きな間違いです。表記ミスです!

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行ってきた私が言うので間違いありません笑 因みに星印の位置が国境です。

 上の地図がいつも我々が使うマップです。私はこの情報を鵜呑みにしてあんまり準備せずこの町に到着しました。

 いつものマップで霍爾果斯駅で検索すると結果として指し示すのは上記の霍爾果斯という場所ですが、よーくみると百度地図と大体同じ位置に本当の駅(△印の場所)がひっそりとあります。因みに縮小すると消えます(-_-;)なんでこんなトラップがあるのでしょうか?今となっては笑えますが、本当にお気を付けください。

 因みに下が後日確認した百度地図。やはり餅は餅屋。これだと7.9キロです。

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 もー、真っ暗でこの駅の周りには何もないので、ちょっと物騒な感じです。そんななか電車の到着に合わせてタクシーが何台か止まっています。個人的にGのマップ通りだと頑張れば歩いても行けるのでは??と思いましたが見渡したところ何もないし街の明かりがあるにはあるがかなり遠くに霞んで見える程度。公共の交通機関もなさそうだし、寒くてしょうがないのでタクシーで町まで行くことにしました。まぁ実のところ百度地図で調べてもバスなど公共の乗り物はないらしいので電車でコルガスに到着した場合、市内まではタクシー使うしかなさそうです。

 タクシーはメーターなど倒すことなく、町まで一律20元のようです。と、ここで私はまず第一の失敗を犯しました。あんまり考えもせずそもそも良く調べていないので、“国境まで”と運転手さんに告げたのです

早朝のコルガス

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大体08:30.ようやく朝が始まるといった様子。

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 お約束の検問。24時間休む間もなくご苦労様です

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 そして、運転手さんの話だと10時にならないと国境は開かないから、なにか食べるなりして暇をつぶした方がいいよと。この時話の流れとして、運転手さんが訝しがる様子もないから、フツ―に国境に行けば何とかなるんだと思い込んでいます。これが第二の失敗。つまり国際バスの乗り場をしっかり把握していない状態です。
 そこで、多分早朝から深夜までやってるっぽいお店の前でおろされる。

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地図だととこの辺。

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この赤い①のフラグのあたり。

朝電車の中で起きぬけにちょっとした菓子パンを食べたのでそれほど空腹ではないのですが、次何時に食べれるのかちょっと読めないので、パオズを食べました。

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 味は美味しいです😋あんまりおなかが減っていない状態ですがそれでも美味しいと思うほど。

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これは味がしないうすーいコーンスープというかトウモロコシがゆ。フツ―砂糖を入れるらしいが、個人的に塩がほしい。この二品で4元。マジか?70円位。安い!

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さてお腹もいっぱいになったので、国境へ行ってみましょう(バスのことはあんまり考えていない。この時すでに)行けば何とかなる気になっている(笑)

コルガス(霍爾果斯)の国境付近はこんな感じ

“並(の上のチョンチョンがない字)欧北路”をカザフ方面に西進しています。

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通りの右側は、霍尔果斯口岸国际商贸中心という建物らしい

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まぁいろんなものが売っているのでしょう。

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この先に、他の人のブログでも再三見た、国境のゲートらしき建物

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一応詳細な路線はわからないが公共のバスなど有るらしい

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で、ここまで来たらもちろん警戒が厳重で、例によって警官がいまして、

“ここって国境ですよね?”と聞いても、ここは通れませんと。通りの北の方を指して、そっちへ行けと。

まぁ言われた通りに北の方にあるデカい建物(中哈国际边境合作中心海关)に向かっていくのですが、、、

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中哈国际边境合作中心海关

 中央カザフスタン国際国境協力センターとでも訳すのかな?しかし私は中国語が読めるわけでもないし、めんどくさがって適当に私をあしらった警官の言うなりにここに行けばカザフスタンに行けると勝手に思い込んでいて(第三の失敗)

まずは行ってみたいと思います。まぁ確かにたくさんの人がここを目指して歩いて行くので着いて行けば何とかなりそうです。

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ここへ入るために並んでいる列。いやいや、すごい人数です。

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なにかしらゲートがあってそこで一応人民は身分証明カード、私はパスポート見せます。例によってすごくチェックが厳しい。

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 でも並びながらなんだか違うような気がしている自分。だって誰も大して荷物も持っていないし、むしろいそいそ何かを目当てに急いでいるといった様子なので、、、、

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 本当に厳しく色々聞かれました。まぁ確かに怪しいよなぁ一介の外国人がわざわざこんなところに来るなんてね(笑)

 これが厳しいゲートを経て中に入ったあたり。ここの地図があります。

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 あれれ?これって??

そうバカでかい免税店なのです💦しかしまだ営業前か何かで建物の中はひっそりしています。

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 反して、このエリアでみんな集まってなにかを取引しています。

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 そう、笑ってください。すべては私の勘違い。ここへ導いてくれたタクシーの運転手にしろ警察官にしろ、誰も私が国境を越えたいとは思っていないのですよ、初めから。この町はたしかにゲートシティではありますが、それとともにいいえ人民にとっては、このどでかい経済特区あってのこのコルガスという町なのです。

 だから国境へ行きたいといえば、多分一般的にはここへ行くことを指すらしく、、、

免税店がどんなだか冷やかしてみたい気持ちもありますが、ここは早くカザフへ抜けなきゃいけません。なのでここは残念ですがこれでおしまい。しかしここで私は第四の失敗を犯してしまいました。

国際国境協力センターの出口。入口は超立派で厳重なゲートですが、出口はいたってシンプルな建物です。

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 一応イミグレの職員は英語が少しは話せる人がいるので、その人に

“国境はどこですか?”と聞いたら、どうやら先ほどの

“霍爾果斯口岸は一般的に使われていません”とのこと。だから、

“じゃぁどこにあるの?”と聞いたら

“かなり遠いです、タクシーでいかないといけません”とのこと。

マジか、、、、

国境の町をタクシーで右往左往する 

 気を取り直して中央カザフスタン国際国境協力センターを出てタクシーに乗る。この時既に時間は11時過ぎ。絶対今日中にアルマトイに着きたいのに、、、まだ時間に余裕はありますが、にしてもやはりちゃんと下調べしない自分がバカすぎます。

“国境へ行ってください”一応、この時点で国境の名前を教えてもらった(メモ紙に書いてもらった)のでその紙を運転手さんに手渡します。

 ここにしても中心部からかなり遠いので、料金はメーター倒さずの20元です。こんな何もない所を多分南の方向へ向かいます。

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 で、降ろされたのがこんな建物。写真の位置情報だと正確な位置は捕捉できないけど方角的には南下してました。

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ここでももちろんこんな寒空のなか、警察官が立哨しています。

場所柄厳めしいというか、チラ見してもにこりともしないまさに人民警察ですが、若者なので、怯まず話しかけてみます。

さすがに写真は撮れなかったんですが、、、、、

“ここ、国境ですよね?”

“対(そうだよ、ということ)”

“ここを通ることはできないの?歩いてカザフスタンに行けないの?”

“ダメ”

“なんでダメなの?”

“乗り物に乗っていないとダメ”

ガーーーーーン😨え~!!目の前が国境なのに!!!

そうこうしているうちに、カザフ人で満員のマイクロバスが通過します。だからそのバスに乗せて!と図々しくお願いしましたが、もちろん駄目。

“ダメ、チケット持っていないから”

“えーーーーー!じゃぁ、カザフスタンに行きたいんですけどバスはどこから乗ればいいの?”

“ここじゃ乗れないよ、町に行かないと”

再びガーーーーーーーン😨全くの無駄足ということじゃないですか!!!

“じゃぁ町まで戻るから、どうやって行けばいいの?”

“タクシーしかない”

“じゃぁタクシー呼んでよ、通話ができる携帯なら持っているから(警官が若い20歳そこそこというような若者なので超強気(笑))”

“番号がわからないから呼べない”

“えーーーじゃぁどうすればいいの?”

“ここでタクシーが来るまで待っているしかない”

 実はこの口岸はとても新しい建物なのかなんなのか、用があってここに来る人もあまりいないしほぼほぼ車は通りません。もう泣きそうです😢😢

本当に、帰国後他の方のブログでも見ましたが、ここは絶対に歩いては渡れません(次記事の例外もありますが)これから行く人は注意しましょう!

 警官は職業柄ニコリともしませんし、中国語しか話せないから何とも声掛けようがなさそうですが、なんとなく心配してくれている雰囲気は感じます。

そうこうしているうちに、先ほどのマイクロバス以外にもここのゲートを通れる人もいなくはないようですが、みんななにかしら商用などの模様です。

 やがて気まずく人民警官とともに10分も待ったでしょうか、ラッキーなことに人を乗せてきたタクシーがあったのでそれに乗って今度はちゃんとバス停まで(これも紙に正式な名称を書いてもらったw)折り返します。ε=( ̄o ̄;A)フゥ

 

また市内中心部の近くまで戻ってきました(笑)

“衷心感謝以て習近平云々”って、どひゃー

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 次はいよいよバスで国境超え

後半へ続く。