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インドのブルーシティ、ジョードプル

世界一周のアジア編。インドをぷらぷらしています。

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ニューデリーから寝台車で一晩揺られると、そこはジョードプルでした。

ジョードプルとはどんな町?

"旧市街の家屋の壁が青く塗られている事から、愛称「ブルーシティー」と呼ばれ、観光名所になっている(街の多くの建物が青く染められている例としては、他にモロッコのシャウエンがある)。一年中、晴れた天気が多いためサンシティーとも呼ばれている。"ーーーーーーWikipediaより引用

ジョードプルはインドの西に位置して、ラジャスタン州の第二の都市。

"青い町"で名の通ったジョードプルですが、いろんな事前情報だと、このブルーシティーの中心というか天辺にここラジャスタン州を統治したスルタンの昔の住まいつまりお城があって、そこがインドに現存する最も大きな建築物の一つとされている。その名もメヘラーンガル城砦。これも必見であるとのこと。

ところでこの青い街、なんで青いのかというと諸説あり、 聖職者バラモンが他の階級の住民たちの家と自宅とを区別するため家の壁を塗ったという説や、街を建設したときに砂漠の中で青々としたオアシスをイメージしたという説、害虫駆除のために化学塗料を塗ったところ青色に変色してしまった説などがあるらしい。

また、自分はまったく関心ないからですが、漫画のワンピースのモデルになった建物がこの町にいくつかあるらしい。ふ~ん、、、

 

いずれにしても、ネットで見る限り青くてキレイだし、自分の周囲の行ってきた人はみんな良いところだったというので、ワクワクしています。

 

 

 

インドは広い国なので、場所により気候も変わる。ここジョードプルは首都ニューデリーから大体距離にして、600キロ弱。日本だと東京から広島位の距離らしいが、それほど遠く離れていないのにほんとに東京の3月はじめのまだダウン手放せない早春のようなデリーから一気に初夏の1年でいちばん良い気候に変わったようです。

また、時間にして電車で11時間と鈍行列車なみ。ですが、考えようによっては、寝台車なら時間と旅費の節約につながるので全く問題なし。時間に余裕があるなら絶対おススメ。

 

 

いましがた電車から降りたところ。


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地方都市といえど、駅構内から外へ出るとまあトゥクトゥクの客引きかすごいです(;^_^Aさすが世界一の人口を擁する国。

 

インドはUberが使える

そういえば、インドってUberが使えるのですよね。ただし、支払いは概ね現金。

カード払いはインド国内で発行されたクレカのみ、というのを友人から聞いて知っていたので支払い方法を予め現金にしていたし、常に小額紙幣を持っているから問題ないのですが、それを知らなかったらいざ支払いの段になってきっと困っていただろうな笑

また、インドの困ったところは普通乗用車でさえ人も車も多すぎで探すのがタイヘンなのに、トゥクトゥクだと更に車体に何の特徴もないので、駅前などでは自分が呼んだトゥクトゥクと合流するまでがかなりタイヘンです(真ん前まで行かないとナンバーを確認できないとか💦)。

ただ、最近ではGoogle payで払えるトゥクトゥクもあるもよう。段々増えていくのかな?

他にOlaという配車アプリもあるらしい、使ったことないけれど(こちらも決済は現金のみらしい)

因みに、インドでuberが使える都市

www.uber.com

 

観光地、旧市街のブルーシティへはuber(トゥクトゥ)で。

あ、ホントに青い街。この頂上に見えるのがメヘラーンガル城砦。

 

チェックインまでまだ時間があるし、朝から何も食べてなくてお腹が減ったので、まずは朝ごはんを。

この日で在印5日目位なんだけど、

想定の範囲内とはいえ、好むと好まざるとにかかわらずカレー三昧で💧大概おいしいとか珍しいとは思えなくなりつつあり、このようななんでもないようなただのトーストとかスープが本当においしくかんじます。

 

とにかく大きいメヘラーンガル城

インドに現存する最も大きな建築物の一つとされているメヘラーンガル城ですが、

何を基準にそういう謂れなのか、、、正直不明です(笑)

というのも文明発祥の地だけに古い建造物はたくさんあるし、建物の形状もただのビルディングや塔のように上方に伸びるだけでなく、ここのようにわざわざ山の天辺に城塞を築くケースもあるし、下方に伸びる(岩盤を掘って作る)とか、インドの場合意外と多岐に渡るので何とも言えないのですが、実際行ってみた感じとして、かなり大きかったです。

下から見上げるものより、この俯瞰からの写真がどれほど大きいかわかりやすい気がする。

reddit.comより引用

これは旧市内側でないほうからの撮影。

 

ということで城塞へは歩いて城塞へ。

上の写真だと、ちょうど陰になる見えない旧市内側をだらだら上ると城塞に至る。

ふもと近いホステルからだと大体歩いて15分くらい。

トゥクトゥクでも上がれるけどそんな人は老人以外見かけないかな

 

この町が本当に青く塗ってあるのだというのがよくわかる。

 

コロナ以降ちゃんとオーディオガイドが復活していまして、聞きながら見ました。

入場料は600INRで大体1200円弱。インドだと思えば高いかもしれませんが、これほどのものを見ると思えば個人的に安いくらいと思いました。

オーディオガイドの金額は忘れましたがそれほど高くなかった気がする。

インド人だと200INRです。


大きな門があって、そこを曲がるとこのようなたくさんの手形

サティーと呼ばれる習慣で、これらは歴代のマハラジャが亡くなり火葬された後に、妃が自分の結婚式の時の装飾品を着て、献身と信仰の行為として、その火に身を投げ殉死した際に残したものだそう。この習慣は初期の西側植民地を恐怖に陥れ、のちに廃止されたとのこと。恐ろしい

 

 

アヘンの吸引器?

昔戦士は戦闘前にアヘンを使ったそうな(現代の戦闘場面においても世界中でそのような話はよく聞く)。今でもここラジャスターン州ではアヘンは合法的に栽培されているらしい。

そういうのとは別に、これは客人をもてなす際の道具らしい。

アヘンとおもてなしは切っても切れない関係とのこと。右側のはアヘンを吸うんじゃなくて香りのついたたばこをすうものらしい。ひだりのはアヘンをすりつぶして濾して吸口から飲んだとのこと。

 

キャノン砲?

漫画ワンピースのアラバスタ王国に出てくる犬銃ラッスーというのにそっくりらしい。

あーなるほどやっぱりそう考えるとワンピースファンにはたまらないのだろうな。

豚でもカバでもなくて、ワニとイノシシを合わせたmystic sea creature(海にすむ神秘の生き物)なのだとか(笑)

 

マハラジャの鏡の間。天井の絢爛豪華な装飾。見事です。

 

多分この鏡の間とこの花の宮殿が一番豪華で美しい。


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中庭に出たところ。広さがうまく撮れなくて残念です

いや~お見事。

ここメヘラーンガル城ですが、因みにまだ世界遺産に登録されていないらしい。

それがちょっと信じられないくらいのすばらしさです。

 

ジョードプルの階段井戸

今回インド旅の大まかな目的は、

〇バドミントンの大会を見る

〇早い時期に制定されたインドの世界遺産を見る

〇階段井戸を見て回る

この三つになるのですが、旅に出る前に色々調べていく中でここジョードプルにも知る人ぞ知る階段井戸があるらしいので、これはぜひ訪れたいと思っていました。

この階段井戸ですが、ジョードプルの旧市内の真ん中にあり、あえて観光地として宣伝もしていないので、知らないで素通りする人もいなくもない。

 

場所で言うとこの辺。

Toorji Ka Jhalra Bavri

パット見わかりづらいですが、この地図上のStepwell hotelを目指していけばわかりやすいかも

このホテル。階段井戸の隣にある。

自分のホステルと違いちゃんとしたホテルのようです(笑)

 

この階段井戸のユニークな点は、街の真ん中にあって、

さびれた遺跡でも整備された遺跡でもなくて、

ちゃんと形を保ってて現役で人々の生活に溶け込んでいるということ。

こんな風に泳いでいたりします、温かいとはいえ夏の陽気ではないのですが、、、

さすが子供たち、元気です。

 


しかしさきほどのメヘラーンガル城のように山の上にさらに何メートルも高い城塞をつくるとか、あるいはこのように掘って掘って階段井戸を作るとか、

昔のインドの土木技術がすごすぎる。


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以上、ジョードプルの町で主に行ったところなど。

日本からだとデリーのついでに5泊位あれば行って帰ってこれそう。

とてもいいところでした、行ってよかったです。