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世界遺産ラニ・キ・ヴァヴの町は他にも見どころ満載

2024年1月世界一周のアジア編。インド滞在8日目

グジャラート州のパタンという小さな町にいます。この町の見どころとのどかな田舎町の風景など。

www.anywhereigo.net

 

ラニキヴァヴについて

この日は世界遺産のラニキヴァヴを見に行きます。

ホテルを早めにチェックアウト、荷物を預けて出かけます。

ところで、今回インドでやりたいこと

・バドミントンの試合をみる→達成

・古い年度に制定された世界遺産を見に行く→この旅の後半で達成予定

・階段井戸巡り→今ここ

以前、チャンド・バオリの階段井戸を見て。まあこれはすごい感動で。

その頃からこのラニキヴァヴの存在は知っていたのですが、意外と短期旅行では来づらい場所にある為に、私的に保留案件になっていた有名な階段井戸なのです。

因みに、前々日のジョードプルの階段井戸は、ついでに見た感じですが(でもなかなか良かった)、このラニキヴァヴに関しては、階段井戸として割とこれがメインな感じです(なにしろ世界遺産なので)。

と、その前に路銀が足りなくなってきたので(笑)ここパタンでキャッシングしようと思いgoogle mapでちゃんと銀行の表記(しかも支店)が徒歩圏に有ったので歩いて行ってみたのですが、そんなところはなくて(google map アルアル)、その辺の人に聞いてもそんなのはありませんと。

まぁ地図を頼りに行ってみたら、このようなフツーの住宅地なのであるわけない。

それはそうと、一般家庭で猿を飼っている、しかも放し飼いというのがちょっと恐ろしい。

で、そんへんの人(ちゃんとした身なりの青年)に、

どこか銀行の支店はないですか?と尋ねると、

有るけど歩いていくのは遠いからバイクに乗せていくよ~と。

実は以前ニューデリーでも同様の体験をしたことがあるので、今回も躊躇せずお言葉に甘えました(笑)

現金も手に入ったので、リクシャーでラニキヴァヴへ向かいます。

 

到着。1月の平日ですが観光客はたくさんいます。

入場料:600INR 当時の為替で1100円位。妥当、安いくらい。

 

まぁどんなだか見てみましょう


www.youtube.com

 

青空に映える。この辺のこの時期はずっと天気がいいので外歩きは全く困らない。

ラニキヴァヴについて、以下、ウィキペディアの要約です。

 ラニキヴァヴは、インド西部、グジャラート州のパータンに残る階段井戸である。グジャラートに数多く残る階段井戸の中で、現存最古といわれ、また、規模の面でも最大級とされる。

 ラーニー (rani) はインドの女王・王妃・王女などを意味し、ヴァーヴ (vav) は階段井戸をさす名称の一つであって、意味を訳して王妃の階段井戸と表記されることもある。

 この成り立ちは、チャウルキヤ朝のビーマデーヴァ1世王(在位1022年 - 1064年)の亡き後、彼を偲んで王妃ウダヤマティ (Udayamati) が11世紀中に建造したものであり、その規模は奥行き約65 m、幅約 20 m、深さ約 27 mで、マル・グジャラ様式が採用された7層構造になっている。

 インド、特に西部にはあまた階段井戸がありますが、なぜここが世界遺産に制定されたのかですが、

特徴的な「井戸」はアメリカ先住民やエチオピアの民族などにも見られるが、世界遺産委員会の諮問機関である国際記念物遺跡会議 (ICOMOS) は、それらと比べても独自の価値を認められるとしたためであり、インド国内に残る階段井戸の中には、壮麗さが特筆されるアダーラジの階段井戸(これもこの数日後訪問します)をはじめ、各種文献で紹介されるものがいくつもあるが、ラーニー・キ・ヴァーヴはそれらの中でも、特に技術的・建築的観点や、装飾群の芸術的観点などから、顕著な価値を有するものとICOMOSから認められ、「登録」が勧告された、とのこと。

 

 私が行ってみての感想ですが、

確かにすごいです。まずこんなのを人間が鑿とかそういった道具だけで作ろうという発想がすごいし、実際作ったというのがすごいです。後日見たアジャンターやエローラでもそうですが、それなりの下層の階層の人が何代にもわたってそれを生業として作るという歴史や文明も驚きです。

また、本当に精巧で美しい、保存状態もかなり良い。というのも、ここはできてしばらくののち13世紀以降のサラスワティ川の氾濫で泥土に埋もれてしまい、本格的な調査は20世紀まで行われなかった。このことは、彫刻が良好な状態で保存されることにつながったとのことです。

 

ここにもフツーに猿がいます。恐ろしい💦

インドでは猿は神の化身ナノだそうです。

私は単に人畜感染症が恐ろしくて近寄れませんが(>_<)

 

パタンふらふら街歩き

実は、旅行の計画を立てていた間に知ったのですが、ここパタンにはほかにもう一つ階段井戸があります。次はそこへ行きます。

ラニキヴァヴへ行くときに、意外と町から遠く離れていないことが分かったので、ラニキヴァヴからパタンの町中までは歩いていくことにしました(距離にして2.3キロ)。

デリー→ジョードプル→パタンと段々暑くなっていきますが、カラッとしているので

この程度なら歩いて行けそうです。

てくてく田舎町を歩きます。

のどかです。牛も犬もいっぱいいます。

ゴミも残念ながら多いです。気にならなくなりますが、、、

この赤地に白の小さい看板のパトラというのは、サリーの一種でこのパタンのが有名らしい。

 

インドの玉ねぎは紫玉ねぎがメイン。

野菜といえば1に玉ねぎ、2にトマト。3がキュウリ

ただそれだけ笑

 

Patan fort 

google map上で遺跡なので道すがら訪ねてみたがこの門くらいしか遺跡はない。ここでもその辺の人にPatan fortはどこですか?と聞いてもそんなのはないといわれる(笑)

 

なんとなくお菓子の気分だったので次の町へ行く電車で食べる用にクッキーなど買う。

この場合クオリティはあまり重要でなくて、ジョードプルで食べたような揚げ菓子ではなく、普段食べなれているものが食べたいという気分。

 

ジョードプル同様ジューススタンドも多い。チャイのお店も多い。

果物は豊富。野菜もあるにはあるが、自分で調理できないしインドの洗礼が恐ろしいので(笑)、そこはあまり関心持てないでいる。

 

パタン第二の階段井戸 Trikam Barot Ni Vav へ

だらだらと小一時間歩いて次の階段井戸へ。

その名もTrikam Barot Ni Vav ત્રિકમ બારોટ ની વાવ、トリカムバロットニヴァヴとでも読むのでしょうか?

ここはラニキヴァヴよりも規模が小さくて、あえて見物するほどのものでもないと政府や市町村が考えているのか、料金は無料です。

 

この階段井戸ですが、この地域で階段井戸が盛んに建設された11 世紀に建設されました。作るにあたり金銭的に貢献したトリカム バロットという人の名前にちなんで名付けられたとのこと。また、重要な水管理システムとして機能し、地元の人々が乾燥した時期に地下水にアクセスできるようにし、社交や宗教儀式のための集会スペースを提供したとのこと。井戸の下層にはほかの階段井戸とおなじく、ガネーシャ神、ヴィシュヌ神、ラクシュミ ナラヤン神、ウマ マヘーシュ神などの神々の彫刻で飾られている。

 

地図を頼りに行くとちょっとわかりづらくて。

全く目印になっていませんが、大通りからみると、ここから右に入る路地があってそこにあります。その辺の人に聞くとちゃんと教えてくれます。

なんとなく廃墟感はありますが、ちゃんと管理人さんがいて掃除してるようです。

ずっと下まで見に行けます。

誰も観光客はこないので、ひっそりとこじんまりとしています。

こういうのもたまにはいいかも。というか、そもそも100くらいあるらしいし

最近でもマハーラーシュトラ州でらせん型の階段井戸が発見されたらしいので

また階段井戸巡りをしても面白いかも。

 

とんでもない宝物を発見してしまった!

トリカムバロットニヴァヴへ行く途中で、外観がユニークな美しい寺院を見つけた。

その名も、

パーシュワナス・ジャイン・ティス・パンチェーサーラ・パタン(Parshwanath Jain Tirth Panchasara Patan)、ジャイナ教の寺院です。

どうでしょう?このカラフルな色合い。

パッと目を引きますよね。

信者じゃなくても拝観できます、無料です

ただ、土足禁止と食べ物飲み物持ち込み禁止は厳に守らなければなりません。

それと、基本的にジャイナ教の寺院は写真撮影禁止らしいので、本堂の写真を載せるのは控えます。

 

逆光だからですが、まばゆい白で、青空に映えてほんとに美しい。

御本尊のある聖堂を巡る回廊。緻密な大理石細工です。

場所について:パタンには、美しいドームと壁に神聖な彫刻が施されたジャイナ教寺院が 100 以上あります。最も人気のある寺院は、ダンデルワドのマハヴィール スワミ デラサールとパンチャサーラ デラサールです。これらの寺院は、ソランキ王朝時代のジャイナ教の強力な足場を思い起こさせます。ここでは、ジャイナ教寺院の特徴的な大理石の床と繊細な彫刻を見ることができます。ジナラヤ ヴァンラジ ヴィハールとしても知られるパンチャサーラ パルシュワナート寺院は、大きさ 180 フィート、幅 90 フィートです。寺院のドーム、柱、天井、壁、マンダップなどの部分は、美しい彫刻で覆われています。メインの聖域には、パドマサナのポーズをとったバグワン パンチャサーラ パルシュワナートの白い大理石の像が安置されています。

簡単な歴史:シュリ・パルシュワナートジに捧げられたこの寺院は、西暦 746 年頃にヴァンラジ・チャウダ王によって建てられました。この偶像は彼の故郷であるパンチャサラから運ばれたため、パンチャサラ・パラシュワナート・バグワンと名付けられました。元々の木造寺院はイスラム教徒の侵略者によって破壊され、何世紀にもわたって石で再建されました。

gujarattourism.comより引用

 

あ~この素晴らしさを伝えたいのですが、

写真はスマホで素晴らしさが伝えきれてないし、基本的に撮影禁止なので、

ネットで拾った写真と、ここを撮影しているYouTubeを見つけたので、よかったら見てください。

 


www.youtube.com

 

あるいはGoogle mapでググってもらえると有志が撮った写真が見れるので、ぜひ本堂の美しい天井画を見てください!

ただひたすらチキンが食べたいだけ!

お昼ご飯を食べる店を探します。

昨日一晩図らずもベジターリーだったし

この先引き続きグジャラート州を旅するので、

とりあえずノンベジというかチキンで良いのでお肉が食べたい気分。それでネットでググッたのですが、この市街地がかなりコチャコチャしてて辿り着けず、そのへんの人に聞いたら東洋人のおばさんが一人で歩いているのが珍しいらしいのか、数人地元民が寄ってきて、あーでもないこーでもないと議論している。それで最終的にこの店なら食べれるだろうと。

地図上あまり距離もないのだが、迷わず到着してすぐにも食べたい位空腹だったので(すでにチキンを食べるのを想像して食べる気満々)リクシャー🛺で乗り付ける。

 

アクバリとな。イスラム系の名前。なるほど、インド料理というよりムスリムの店か。

メニュー

チキンマサラとラッシー

このラッシーは日本で飲む酸っぱい飲むヨーグルトみたいなのと、違ってサラリとしてスパイスが入っていて甘くない。

それと、チキンはもともとあまり流通していないだけに仕入れ値が高いのか、あまり大きくないのが三切れしか入ってないという。味はまあフツー。

でもこれで大体200円くらいなので許すとする。

 

一日ほっつき周り、パタンを出ます。

この町はほんとに見どころ満載ですが、小さい町なので、なんならジョードプルからアーメダバードへ行く途中の数時間でも回れそう。

 

パタンの駅。長閑です。これからアーメダバードへ向かいます。