どこへでも行く

一人旅のつれづれ、行き方や食べたものなど。それ以外に好きなスポーツのことなど

念願のレジデンツと偶然見つけたとっておきの場所

 

二度目のミュンヘンは、前回行きそびれたレジデンツへ行ってきます。

日曜日のミュンヘン

 ミュンヘンに限らず、日曜日は町中のお店がお休みというところが多いヨーロッパですが、(特にドイツは閉店法という決まりがあって飲食店以外は閉店するのがフツ―らしい。というか一年365日、お店が営業しているのに慣れると不便に感じるが、実はそれがキリスト教国の古来伝統の姿なのかもしれません)それゆえ日曜日の町は本当に閑散としています。

 しかし、そのお休み(日曜日)に限って、市内の三つの美術館は(アルテ・ピナコテーク、ノイエ・ピナコテーク、ピナコテーク・デア・モデルネ)1€で入場できます。(通常はノイエは7€、アルテは改修中なので2018年現在は4€)

 前回訪問したのも今回同様に日曜日だったので、それらには行っているし、他にイーザル川沿いのドイツ博物館も行っているので、今回は前回見逃したレジデンツに行こうと思います。

※因みにこのドイツ博物館は、個人的にすごくよかった。日本科学館と航空博物館と船の科学館等をひっくるめたのと同等の規模。けた外れにデカい。ジオラマとか体験型が好きな人にはたまらないと思う。スイス博物館の10倍良かった(笑)

 

 (地下にあるので)暗っぽくて朝の爽やかな感じがありませんが、ホステルの朝食会場

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 パンだけで7種類位、ハムチーズそれぞれ上記5~6種類、卵はゆで卵のみ。残念なことにジュースはこれだけ注いであとは品切れ状態だったので諦める。

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 これはジャム。これを小さなガラス皿に取る。個包装だとコスト高くつくからこれは名案💡

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レジデンツは本当にデカくて多分半分も見れなかった

 今日は雨。おとといの夜ブレゲンツで折り畳み傘紛失しているので、やみそうでなかなか止まない雨を待って昼近くまでぐずぐずする。

 というか、涼しくて快適。日本(東京)は35℃超あるらしいのでなんだか申し訳ない気分、、、

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 ミュンヘン中央駅付近。意を決して外に出るが、結構降っている。

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 オデオン広場。レジデンツの対面に建っているテアティーナ教会

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 ちょっと太陽も顔を出す。まだ油断はできないがとりあえず雨はやむ。

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 かなり広くてどこが入場口か人に聞きまくり(笑)

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  やっと入場口。ネットの情報だとすごく並ぶということだったが、こんな天気だから30分も待てば入れるという程度(建物の中も行列です)

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 レジデンツとは、、、、

5世紀に渡ってバイエルン王家として君臨したヴィッテルスバッハ家の王宮。

外観を見る分には至ってフツ―の大きな建物ですが、中がルネサンス、ロココ、バロック等の様式であふれています。

 入場券は博物館、宝物館がそれぞれ7€ですが、二つ一緒に見れば11€。なにしろ宝物館がすごいらしいんですが、この時、既に午後二時を回っていて(グダグダしている自分のせいですが、、、)両方買おうとしたら、「18時(閉館時間)までに両方見終わらないから」と言われて博物館の方だけ見た。ちなみに二日間にわたって両方を見るというのもアリなんだそう。

 

 よく本とかネットで見かけるアンティクヴァリウムというドーム。超長い。なんと70メートル近くあります。16世紀のもので、全体にびっしりフレスコ画が描かれています。これは本当にすごい(@_@)

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 絢爛豪華な装飾の一部

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 無計画に行ったもんだから、本当に三分の一位しか見れなくて、陶器のコーナーを割とつぶさに見た感じ。これは確か中国の元の時代のもので、西廂記(せいそうき)という戯曲のなかの話を元にストーリーを描いたものとのこと。なかなか面白い作品だった。

 貧乏な学生と高官の娘が恋をして幾多の困難を乗り越えて結婚するというストーリーらしい。

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 これも中国の清代のもの。ほかに日本の古伊万里やら柿右衛門などもたくさんあります。

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 豪華なシャンデリア

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 これも個人的にすごく美しいと思った作品。日本の螺鈿に見た目がすごく似ているけど、銅板細工とのこと。

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 床もなかなかおしゃれですね

 

 金箔使いが、嫌みにならない程度に品よく美しい。

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 なんだかきらびやかすぎて、おなかがいっぱい(笑)ここを全部見るのは一日じゃ足りないかも。

これで7ユーロは絶対安い。f:id:dokoedemoiku:20180926233933j:plain

 特に陶磁器好きとかではないが、これだけ程度の良い見事な品々を見ることもないので、これはこれですごいと感嘆しながら見る。

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 このような趣向の部屋もあり。うん、やはり三分の一位しか見れていない気がする。もちろん宝物館も見ていないし、、、、、これはまた見に来るしかないか?(笑)

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 いったんホテルへ戻り、休憩とちょっとお菓子などを食べる(それほどおなかもへっないので)これはホテルの近く。ダッハウアー通りの駅にほど近いあたり。 

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 リーズナブルな飲食店がいっぱいあります。

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 ぱっと見、民族衣装のお店のようですが、実は品質のわりにリーズナブルで有名な靴屋さんなのだとか。

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このステキな建物がなんだかわかりますか? 

 さて、最後の最後の訪問地。37番のトラムでDeutsches Museumで下車。その名の通りドイツ博物館のあるムゼーウムス島からイーザル川沿いに歩きます。

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 川辺に素敵な建物が見えてきました。

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 さて、これは何でしょう?

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 驚くなかれ、ここは、な、な、なんと!温水プールなのです。

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 プールってその性質上撮影禁止なんですが、みんなその美しさからかフツ―に写真撮っています。

 

www.swm.de

 戦争での破壊を免れたアールヌーボー建築です。なんて美しい。 

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 普段水泳をちょっと嗜んでおりまして、旅先でプールを探して入るのを楽しみにしていまして、ここミュンヘンでちょっとググったら見つかった超穴場です。

 この日は日曜日だったのですが、大して混雑もしていません。水温もあまり高くなく泳いでてちょうどいい位。ガチ泳ぎは難しいけど、半分は自由遊泳、半分はラップスイムを楽しむにに丁度良い感じ。

 貴重品ロッカー。今までいろいろ海外の公共のプールに行ったけど、セキュリティー面はぴか一です。さすがドイツ。

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 これがロッカー。ここに着替えを入れて、着替えの場所は別にあります。趣があります。

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 旅の最終日にこんな素敵なプールで泳げたので、もうこの旅も思い残すことはありません( ꈨຶ ˙̫̮ ꈨຶ )

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 左の銘板には1897-1901と刻印があります。

因みに建物の中にレストランも併設されていて、

Café Müller'sches Volksbad

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※画像はHPより引用

オープンカフェもあります。

 

ミュンヘンぷらぷら街歩き

 帰りはぷらぷらホステルまで歩いて帰ります。所要時間約30分の素敵な散歩道。

旧市庁舎の前。遠くに聖母教会が見えます。

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 新市庁舎の前です。大体21時くらい。結構観光客でごった返しています。

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 民族衣装のお店。河合ですね。金額も驚くほど高くない。町中もたまーに民族衣装を着ていらっしゃる高齢者も見かけます。

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 貸し切りトラム。若者がパーティーやっているやつ

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