死ぬまで一度は見てみたかったブレゲンツの湖上オペラを見てきた話
はじめに、、、
個人的にエンディングリストというほどでもないのですが、好きな旅行へ行きにあたり、死ぬまでに絶対行きたいところが数多ありまして、それは絶景だったり歴史的建造物だったりこういったイベントだったり、、、、
なかでもこういったイベント事については、やっぱり一人よりはだれか仲間がいた方が楽しいので、ネットの著名な旅仲間募集サイトで募ったところ行きたい!と言ってくれた人がいたので念願かなって本当によかったです。
なんでブレゲンツ?かというと、発端は映画の“007”です。ダニエル・クレイグのジェームズボンドが好きでw、彼のシリーズは何度も見ているんですが、その中に“慰みの報酬”という作品がありまして、その中でここを使ったロケが行われています。
まぁとても素敵なトスカの舞台装置!調べてみたら、ブレゲンツという国境の町での音楽祭だという。
更に2016-17シーズンの演目はトゥーランドット。こちらについてはNHKで特集が組まれ、(この番組大好きだったのに今はやってないんです😢)
この音楽祭を作る街の人々の記録なのですが、それがまた素晴らしく、オペラもBSのプレミアムシアター※BSプレミアム 毎週月曜 午前0時(日曜深夜) (第1週をのぞく)
で観たのですがまぁ素晴らしくエキサイティングで。私のような素人でも十分楽しめそうと思い遂に実現したのです。
その前に、郷土料理で乾杯🍷
夕方、リヒテンシュタインからブレゲンツへ戻って、晩御飯を食べましょうという話になりました。
行く途中のこれまた素敵なレストラン、、、ですがちょっとディナーにはちょっとはやい時間なので休み時間中のようです。
行ってきたお店。名前はMaurachbund
まずはビール。この辺(ドイツ近隣)の地域はグラスに注ぐべき容量が書いてあって、きっちりそのラインまで注がれて 出てきます。
味は、、、黒ビールなんですがエビスの黒ビールより匂いがきつくない、マイルドですがまろやかな香りです。
ウインナーシュニッツェル。クランベリージャムとポテト添え 13.5€ つまりポークカツレツです。フツ―に美味しいです。
ボーデン湖で採れた魚のソテー。鱒かと思いきや、違っていました。わりとあっさりして川魚嫌いな私でも美味しく食べることが出来ました。
手前はフツーのサラダ。奥はローストビーフのサラダ。
このお店は二階より上がやはり例によってゲストハウスになっているとのこと。ですが、お店はそんなに必要か?と思うほど席数があって、我々が座ったのはテラス席(というかテラス席にしかお客さんいないという)ですが、テラス席はホントにヨーロッパのバカンス気分で、気分が良かったです。
食べ始まったのが、時間にして19時ごろだったんですが、昼間はあんなに天気が良かったのに、段々曇り空。この時はちょっとにわか雨が降ったりやんだり(>_<)
前にオーストリア在住の患者さん(日本人)から得た情報だと、この辺は天候が変わりやすいから天気予報をよくチェックしたほうがいいよと。ほんとにその予言通りになりました(>_<)
ということで、Bregenz Festival に参戦
天気は悪いものの、ここへ来るのが最大の目的なので、おなかがいっぱいだけでなくほろ酔い加減、つまり最高の気分で会場へ向かいます。
町からは、いったん駅まで戻って駅の向こうへ高架を越えて行きます。
駅の高架。駅からもちゃんと順路が矢印でわかりやすく標されています。
本当にワクワクする。
時刻は大体20:30前。まだまだ明るい。
大体会場まで町中から徒歩15分位で着きます。
地味に雨が降ったりやんだり。
在住の患者さんの助言をまもりつつ、こういった山岳地帯湖水地方を旅するにあたり、絶対役立つだろうと思ってウォータープルーフのウインドブレーカーと折りたたみ傘持参で来ましたが、スイスではなくここで使うことになろうとは、、、といった感じです。
会場前のレストラン。雨宿りする人々。
いよいよ会場の前です。みんな雨具着ていますね。
こんな空模様なので、しばらく会場の外でみんな待たされます。21:15開演なのですが、この時既に21時近く。
一応、悪天候に関してはこういうルールです。
世界中から見に来る人がいるから、例えば事前に台風みたいなのが来るとかいうんでもない限り雨天決行です(笑)ビミョーなときは20時ごろから会場近くでアナウンスがあるからちゃんと聞いていなさいと。また雨具の用意も忘れずにと。
実際、ざわざわしててよく聞こえなかったけどアナウンスは流れていました。
それからしばらくして会場になりました。会場はこんな感じ。雨降りだし水際なので気温は低い。その日の体感温度は大体22~5℃位です。
上の方が、VIP席。007慰みの報酬でダニエル・クレイグが見ていたところですね♡
大体15分遅れで開演
舞台の雰囲気は大体お分かりいただけましたでしょうか?しかしながら上演中はもちろん著作権の問題から撮影禁止なので、お許しください。
内容はカルメンなので、楽曲的にも物語的にも著名なものなので私のような素人にもわかりやすい。しかしフツ―にスト―リー通り話が進むわけではなくて、舞台装置みてもわかる通り、第三幕が重要なカギ。
あと、湖上で上演されるものなので、前回のトゥーランドット同様水をモチーフに使った演出が工夫があって意表をついて面白い。
終演。大体23:30過ぎ。時間があっという間。兎に角演出が素晴らしい。
ただやっぱり寒い。雨具及びできれば長袖が〇です。
それと、ネタバレになりそうだからあんまり内容について言及しませんでしたが(今までは二年に一度演目が変わる)今年のこの演目は今年限り(残念😢)、なぜか来年は“リゴレット”をやるらしい。
それはそれで見てみたい、もしお金と余裕があればの話ですがムリだろうなぁ~(笑)