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アルマトイの日本人墓地 遠く異国で果てた英霊を悼む

夜の便でカザフスタンを発ちます。その前にぶらぶら市内を観光します。

 地下鉄の運賃が激安だった

市内を観光するにあたり、コクトベ(市内を展望できる1070メートルの高台にある景勝地。小さな動物園や遊園地もあるらしい。カザフらしいお土産を買うならここがいいらしい)に行くか、日本人墓地に行くかちょっと迷って、まずは墓地に行ってみた。

 旧ロシア圏の場合、普段の生活で日常的に用いているgoogle mapよりも2GISという地図アプリの方が格段に使いやすいのでアルマトィにいる間はずっとお世話になりました。過去極東地域旅行した時も本当にお世話になりました。詳細は他の方のブログで散見されるからそちらを参照していただきたいのですが、特にローカルのバスに乗る際とっても役に立ちます。

2gis.ru

こちらで調べると、地下鉄→バスで行くのがいいらしいというので、まずは地下鉄。

メトロのバイコヌル(Байқоңыр)駅からRaiymbek batyr(Райымбек)駅まで。

チケットの自販もあったけれど字が読めないので窓口で購入。その際こういった旅行者向けのパンフレットをもらった

路線図。とても分かりやすい。

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裏面、各入り口などかなり細かい。

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旧ロシア圏の地下鉄は、とにかく地下深く敷設されているので、ここはどうかと興味津々。個人的にウクライナやプラハより深くなさそうな気がした。

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車内はこんな感じ

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 今のところ、路線は一つだけ。別にすごく道路が混雑している印象でもないから、敢えて更に作る必要もあるのかどうか、、ただこの地下鉄、料金が激安。確か1回乗って25円位だった。バスも同様激安。物価も安いし宿代も押しなべて安い、大都市の割には。そう考えると通りすがりのバックパッカーにとっては魅力的。難はやはり観光業が未だ未発展なため郊外へは行きづらいという点。この辺は資源大国であるこの国の経済と共にきっと今後成長するものと思われ。

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 この国と朝鮮族の関係は深い。だから家電や携帯など韓国企業が幅を利かせている。1930年代に、それ以前極東ロシア地区に住んでいた人とかが戦争の際日本側のスパイになる恐れがあるとかいう理由でスターリンに強制移住させられたりしたらしい。

サムスンの広告。街中でもよく看板見かけた。

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そうそう、この国でのSNSは主にwhat's upが使われている!

 駅構内。これも造りは一緒で壁面に描かれている絵が違う感じとかキエフと一緒。だけど天井の高さとかあまり高くない。

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次はバスに乗るのでこの出口から出ます。

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なかなか探すのが大変だった日本人墓地

日本人墓地へは他のブログを手掛かりにこういった道順で行きました。

道順を可視化したのでこれで行きたい人は簡単に行けそうです(笑)

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ホテルから地下鉄の駅、、、ピンク色

地下鉄での移動、、、緑色

バスでの移動、、、グレー

バスを降りて徒歩で移動、、、黄緑色

地下鉄を降りて、3番出口から出る。→出口から出てまっすぐ進む→バス停がある→ここから50番のバスに乗る。

地下鉄の出口

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これがそのバス停。

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そして、バイザコフ通り(ул.Байзакова)というバス停で降りるのだが、一応運転手さんとか周りの乗客にその旨アピールすれば問題ない。この時も危うく乗り過ごすところだったっが、親切な乗客が“バイザコフだよ”と教えてくれた。

バイザコフで降りたら今度は道なりにまた進む。

“右手に中央墓地入口があります。墓地の外側の塀を左手に見て歩き路地に入るとそこがガリレイ通り”という情報なのだが、これがなかなかわからなかった。

こんな感じのところに出くわす。こんなところでいいのかな?ちょっと不安になり地元民に聞いたが、みんなよくわからない様子。

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まっすぐ直進。きっとここが墓地の外側の壁?まだ右手に見ている感じだけど、、

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 じゃぁ折り返せばいいのかと折り返すとこんな製材所かなんかがあって、なんかいよいよ違うんじゃないかと更に不安になるが、

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さっき素通りした飲食店?カフェ・ヴォストチニ・ライКафе Восточный Райという店。この裏側にその道はありました!!

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あとは通り沿いに歩くだけ。

アルマトイの住宅街をひたすら歩く

ここから墓地沿いにガリレイ(Галилея))通りの130番地の家を目指していくのですが、ここから先は本当に住宅地で、大体の家に番地が書かれたプレートがあるので、わかりやすいです。ネット情報だと大体15分位とのことですが、よくわからない道なので最低でも絶対15分はかかるものと思ってください。

google mapだと通りの名前が載っていないのでやはりここは2GISで検索しましょう。

大体通りは二手に分かれたりしますが、左側の墓地の敷地沿いを選んでいけば問題ありません。

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この辺はあんまり立派な家はないもよう

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気になったんですが、こんな風にゴミ?が家の門とか柵に括り付けられている。ごみの集配のためでしょうか?

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ここまで来たらもうすぐ。

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130番地の向かいあたりに通り、左側に突然墓地への入り口が現れます。

到着。日本人墓地です。

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一つの墓石に6人の英霊が眠っているという。

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第二次世界大戦後に当地で亡くなられた日本人抑留者の英霊を悼むとともに墓地改修を支援頂いたアルマトイ市民並びに本墓地を守っていただいたカザフスタンの方々に感謝いたします。2011年11月18日  と刻印してあります😢

戦後、捕虜として囚われとなり、シベリアに抑留された人もいればこんなはるか遠くの中央アジアに抑留された人もいる。ウズベキスタンにある日本人墓地はテレビなどで取り上げられわりと有名ですが、この地でもひっそり命を落とした人たちがたくさんいたのです。つくづく戦争はもうたくさんですね😢

 

帰り道、こんなのを見ました。一体何なのでしょう???そういやぁ最近めっきりスーパーでここのもやし見なくなったなぁ

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