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交河故城へ行ってきた

次は交河故城へ参ります。

 因みにツアーメイトのデビッドとルールーは遠恋中のイタリアンカップルです💛今回色々お互いのことを話したのですが、個人的につくづくうらやましいなぁと思ったのは、EU内の国民は圏内であれば仕事も自国に限らず就くことが出来るということです。またそういうのは当たり前の選択なのだと。我々島国で暮らす人間とはそういう意味で国際感覚が全く違いますね。

 というわけで、彼らチョイスで、ここはロマンチックなサンセットを狙っての訪問となります。

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 チケット売り場。こういったイントロダクションがパネル展示されています。

 折に触れこうやって修復などしているらしい。

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 チケット売り場からは結構距離があるらしくこういったカートで行きます(チケット代別売り)

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 故城へ行く途中の古い小さな集落、って素通りですがw

 この格子になって風が素通しになっているのはここでブドウを干しているからです。この地方特有、たくさんあります。写真を見る限りわからないのですが、この時大体17時半。日は既に傾きかけており、急激に気温が下がってきています。さっきまで半袖でも過ごせたのに、今はプラス二枚上に着ないと寒いみたいな。

 年間の気温が変動があるだけでなく、日内変動もハンパないです。

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 入り口に着きました。2014年にシルクロード:長安-天山回廊の交易路網の構成資産として登録。

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交河故城はこんなところ

交河故城は世界最大、最古の土で築かれた都市遺跡で、保存状態のよい都市遺跡です。 唐の時代に西域の最高軍事機関である安西都護府が設置されました。新疆ウイグル自治区トルファン市の西方13キロにある島形の台地にあります。2本の河が南側で合流することからその名がついた「交河故城」は昔、西域36国の一つ、『車師前国』の都でした。

交河故城遺跡の全長は約1650メートル、幅は最大で約300メートルで、全体的には柳葉形に見えます。トルファンは気候が乾燥しているので故城の保存状態は良好です。建築物はすべてが天然の土を掘って作られたもので、配置が唐の都、長安に似ています。交河故城は寺院や議会の跡地、塔群、民家など様々な建築物が集まった古代遺跡です。そのうち、寺院の敷地面積は5000平方メートルで、大仏寺の前には井戸があります。仏塔群には101基もの仏塔が整然と残っており、空から見ると交河故城は一枚の大きいな柳葉のように見えます。

交河故城から出土した文物はたくさんあります。例えば唐の時代の蓮花煉瓦、蓮花経巻があります。最近、考古学の専門家たちは地下に建てられていた寺院と車師前国貴族の墓地を発見し、そこから仏舎利などの貴重な文物を出土しました。交河故城は、紀元前2世紀-5世紀(今から2000-2300年前)に車師国人によって建設されたものです。南北朝と唐の時代に最盛期を迎え、9世紀-14世紀に戦火によって衰えていきました。元末の察合台の時代にトルファン一帯には戦火に苦しみ、交河城は焼け落ちてしまいました。

古城遺跡はよく保存され、寺院エリア、官府エリアなどに分けられています。古城は総面積が約47万平方メートルで、現存する建築遺跡の面積はおよそ36万平方メートルです。城内の建築物はほとんどが唐の時代に建てられたもので都城の構造は独特で、宋代以前の中原地域の都市にある建築物と同じような特徴を持っています。

2000年以上にわたる時を経て今でも高く聳え立つ交河故城は「世界で最もすばらしい廃墟」と言われています。   https://www.arachina.com/turpan/attraction/jiaohegucheng.htm

ala china より引用

  いやいや、世界最大最古の土で作られた都市遺跡とは(@_@)

ここは正直、写真をたくさん撮ったけど、このスケールの大きさだったり寂寥感や廃墟感は絶対実物の方が素晴らしくてお伝えするのが難しい。

 あくまでも太陽は明るい。日差しは残酷なくらいに眩しい。そんななかにひっそりたたずむ故城。廃墟ってフツ―じめっとしてたり暗かったりですが、ここは本当に一種独特な雰囲気です。

 入り口は故城の南側にあります。この時期、観光客はいるにはいますが、全く許容範囲内の混雑です。実際訪問した日は10月13日と、僅か一週間前に中国の最大のお休みである国慶節が終わったばかりですが、この地方は大体10月中旬までが観光シーズンらしい。(たぶん10月も中旬以降は急激に寒くなるため)ということで、行くなら意外とこの時期は殆ど観光客はいないし、気候も悪くないのでおススメかも。

 入ってすぐ。版築と呼ばれる、土を突き固めて作った建築物。風化が進んでいます。

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「これ一体なんだろうね?」「ゴミかもね?」「まさか(笑)」等など他愛のない突っ込みいれますが、多分ライトアップ用の固形燃料と思われ。

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 割と程度の良いエリア。 

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 ここも比較的保存状態が良いところ。写真は撮りませんでしたが古井戸などもあります。

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  こういう自然の絶景や、巨大な遺跡だと必ずと言っていいほどこういったドローンで撮影する中国人がいます。

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 ちょっとのぞかせてもらいましたが、鳥の目線だと本当に絶景でした。

ここからはしばし広角レンズで撮影

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 もはや日没。今日の日没は大体19時50分位であると。ここで一旦デビッドたちと別れて(気を利かしてw)一人故城を探検します。

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一応監視カメラなどもあり。あまりにも広いので一応入場者数と出場者数カウントしてて、合致しないとき探すためだと運転手さんが言ってましたが、どうかと(笑)

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黄昏の故城。

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四方を遮るものがないので、ある方角はとっぷり日が落ちていますが、他の方角はまだ夕日に染まる。

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 先ほどのドローン。

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20時15分位。一番の高台。ちゃんとしたカメラで景色を撮っている中国人多数。

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 日が暮れると一気に気温が低くなり、Tシャツ、長そでシャツ、ウインドブレーカーでも寒いくらい。

今日もまた牛肉麺

 ホステルに帰ると20時半過ぎ。明日もツアーなのでご飯食べにいくのですが、昨日に引き続き牛肉麺です。取り敢えず郷土料理ならその辺にあるわけで、その中でも一番近いお店。歩いて6分位。

 まさに地元民向けの小さな食堂

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 あー麺を打っている!これは行かねば!f:id:dokoedemoiku:20181117221742j:plain

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 ショーケースの中。はじめは麺だけにしようと思ったけど、食べろと勧められたのでカワブも一本だけ注文。

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お店の中。ウイグル料理のお店はこうやって必ず(サービスの)お茶も一緒に出てきます。可愛いポット。嵩張るからお土産で持って帰れないのが超残念

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お店に街路樹がせり出しているという(笑)

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本日の夕食なり。ここのトッピングはパクチーとネギが少しと珍しいことにトマト。

麺とカワブで11元≒180円。これは病みつきにならずを得ない

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 最高においしいです。いつもはダラダラとこの地の辣油をたくさん入れて辛くするんですが、今回は何も入れずにシンプルに牛肉のスープを味わいます。本当に日本人の口に合う麺なのです!

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  ライトアップ。よく見るとこの町名産のブドウの形です。

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